整備士の転職

【整備士の転職先】アジャスターは整備資格や経験が役に立つ/給与・待遇仕事内容など

アジャスターに転職 整備士の転職
  • 整備士から損保アジャスターへの転職について知りたい
  • 損保アジャスターの給与・年収・待遇について知りたい

「自動車整備士は損保会社のアジャスターに転職しやすい」と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。私も整備士時代に興味を持って調べたことがありますね。

この記事では、元ディーラー整備士が損保会社の技術アジャスターについて解説します。転職を考える整備士さんは必見です。

この記事を書いた人:きりん

元ディーラーの一級整備士で整備士ねっと管理人です。自動車整備業界に長く携わり、現在は整備業界のコンサルなども行っています。twitterでたくさんの整備士さんや業界の人と繋がっているのでチェックしていただけるとうれしいです。(seibisi_net

アジャスターは整備士の資格・経験が役に立つ職業

整備士
  • 自動車の構造機能を熟知・修理技術に精通
  • 自動車の修理見積に精通
  • 自動車保険・法律に精通

例えば、日新火災海上保険株式会社さんのHPでは、アジャスターに求められることとして、このように書いてありました。もう、自動車整備士を指しているような雰囲気さえしますね。

損保会社の技術アジャスターになるためには、自動車整備士の資格が必ず必要という訳ではありませんが、損保会社によっては、採用条件に「2級自動車整備士以上」と資格要件があるところも数多くあります。

いずれにしても、整備士の資格と経験は、就職する際に有利に働き、就職後の仕事にも大きく役に立つことは間違いありません。

だからこそ、元自動車整備士のアジャスターが世の中に数多く存在しているのですね。

アジャスターの仕事内容

自動車事故

技術アジャスターとは、事故を調査し、保険金支払い金額(修理費用)を算出する職種です

一言でいうと”事故調査のプロフェッショナル”ですね。

整備士の仕事をしていると時々アジャスターさんと出会うこともありますし、鈑金の見積もりや保険屋さんとのやりとりをしている人なら、仕事の内容がわかる人も多いと思います。

技術アジャスターは事故の状況から、被害者と加害者の費用の負担割合を算出するとともに、修理金額の見積もりを実施します。当然、自動車に対する高い知識や技術が必要です。また、大きな金額を動かす仕事なので、大きな責任のある仕事です。

他にも、被害者との示談交渉を行うことや、示談が成立せず裁判になった場合においても、裁判所に対して事故の報告書の作成・提出などの仕事もあるようです。この辺りの仕事はなかなかイメージできないかもしれませんね。

技術アジャスターの資格制度

見習い→初級→3級→2級

技術アジャスターには上記のような資格制度があります。アジャスターに転職した場合には、このように資格を取っていくことになります。(資格制度については当記事下部でさらに詳しく説明しています)

例えば、「初級」技術アジャスターの試験内容(筆記試験)は次の通りです。

アジャスター規則の知識
自動車工学に関する初歩的知識
自動車の構造および機能に関する初歩的知識
自動車の損害の適正評価に関する初歩的知識

※三井住友海上火災保険HP

おそらく整備資格を持つ人であれば、問題なくクリアできそうな内容ですね。

逆に言うと、整備士のような自動車の構造等に対する知識がない人にとっては、とてもハードルが高い職業と言えます。

自動車整備士の資格や経験は、転職後の資格を取って行く場合においても、とても役に立ちそうです。

損保アジャスターの給与や待遇

給料を数える男

年収400~600万円

様々なサイトでこのくらいの金額が書いてありますが、信ぴょう性は不明ですね。もちろん企業によって大きく変わるでしょう。

2022年3月現在、三井住友海上の技術アジャスター募集ページには、例として、次のように書いてありました。

  • 月給26万1700円以上 ※勤務実績に応じて、昇給があります
  • 賞与/年2回
  • 年収例/3年目500万円、10年目820万円

損保アジャスター給与のポイント

  • あなたが転勤が可能かどうか
  • 技術アジャスターの資格を取っているか
  • 上司に信頼されているか
  • クライアントに信頼されているか

この辺りが大きく評価され、給与に差がつくようです。頑張り次第ではかなり高給与が望めるということかもしれません。

一般的に週休2日制ですが、個人のお客様との仕事がありますので、どうしても夜に説明しにいかなかればならないなどの事情があるため、残業は多くなりがちのようです。

しかし、アジャスター最大の注意点は

転勤を覚悟しなければならない事

転勤しなくても済む契約があるようですが、それなりの収入になってしまいます。自分は結局この答えに行き着いて、アジャスターへの転職をを諦めました。特に家庭がある方には大きなデメリットですね。

その他の待遇や福利厚生については、保険会社は大手企業ですので一定の充実があると言えます。

アジャスターの求人数

契約成功

損保アジャスターの求人情報は、全国的にも決して多くない

2020年1月、大手転職サイトの「リクナビネクスト」で検索してみると、ヒットしたのはわずか1件でした。(ちなみに”自動車整備経験のある人”との条件付き)

しかし、毎年春に採用しているような保険会社もあるので、直接保険会社のHPを探してみてもいいですね。

参考:三井住友海上アジャスター採用サイト

チェック

損保アジャスターのように、それほど求人数の多くない職種においては、「いつの間にか求人が出ていて、すぐ無くなっていた」となりやすいです。

そうならないためには、求人情報をチェックしておく必要があります。応募するかどうかはその時に改めて考えるのが効率が良いです。

情報は2020年のものなので、現在の状況についてはこちらで確認してください。

>>>リクナビNEXT  ※日本最大級の求人検索サイト

アジャスターの資格制度詳細

  • 見習技術アジャスター
  • 技術アジャスター初級
  • 技術アジャスター3級
  • 技術アジャスター2級
  • 技術アジャスター1級(現在停止中)

※日本損害保険協会が定めているアジャスターの資格

アジャスターは”日本損害保険協会“に登録されていなければなならず、日本損害保険協会が定めているアジャスターの資格試験に合格しなければならない職業です。

今現在、”2級技術アジャスター”が最上級の資格であり、順調に資格を取得しても約7年程度かかるため、転職してしばらくは勉強していく必要があります。

難易度については、3級の合格率が20~30%程度、2級は10~15%程度であり、比較的難易度の高い試験に合格していかなければなりません。

アジャスターの種類

  • 損害保険会社に雇用される専属のアジャスター
  • 保険会社以外の会社に雇用されるアジャスター
  • 個人で業務を請け負う乗り合いアジャスター(フリーランス)

乗り合いアジャスター(フリーランスの)は、損害保険会社で長く経験を積んだ人が多いようですので、整備士が転職する場合、まずは保険会社に雇用される専属アジャスターを目指すのがいいでしょう。

チェック

損保アジャスターのさらに詳しい情報についてはYahoo 知恵袋にたくさんのリアルな情報がありますので、こちらも参考にしてください。

これを読むと「決して楽な仕事ではない」と私は感じましたね。

自動車整備士におすすめの転職先

ロボット

自動車整備士のスキルが役に立ち、優位に就職できる可能性がある職種は損保アジャスターだけではありません。

こちらの記事を参考にいろんな可能性や選択肢を探りましょう。おすすめの転職先を紹介しています。

>>>【自動車整備士の転職先】異業種のおすすめは製造業など5種類

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まとめ

損保アジャスターという仕事は、自動車整備士の資格や経験が生かせる仕事であり、高収入も望める仕事です。

しかし、残業が多い、転勤がある、難易度の高い資格を取って行かなければならない、などのデメリットもあるためこれらをよく理解し、検討しましょう。また、それほど求人数が多くない職業のため、転職のハードルは高めです。

損保アジャスターへの転職を成功させるためには、転職サイトや転職エージェントの利用は必須です。

最後に、自動車整備士が転職を考える場合には、さまざまな情報をリアルタイムに収集し、幅広く検討することが大事です。

以上、整備士からアジャスターへの転職についてでした。

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