【車の修理】キャンセル料は掛かりますか?/元ディーラー整備士が答えます

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・マイカーの修理を工場に依頼したけど、キャンセルしたい

・整備工場ではキャンセル料掛かるの?どのくらい?いくら?

こんな疑問に、ディーラーで10年整備士をしていた一級整備士が答えます。3分程度で読み終わります。

 

この記事の内容

・自動車の修理依頼のキャンセルの考え方

・キャンセル料が掛かる整備と掛からない整備は何か

 

注意

記事の内容は私が勤務していたディーラーでの対応であり、一例です。全ての整備工場がこのような対応をするとは限りませんのでご注意願います。また、法的にどうなのかについては専門家ではないので触れることができません。一般的な話として読み進めてください。

 

整備工場側での修理キャンセルの考え方

私が整備工場の責任ある立場だった場合、下記の3つをよく考慮して、キャンセル料などを考えます。決まりや、損害などあったとしても、まずはこの3つの視点から対応を考えます。

・なじみの客かどうか

・キャンセルしたい理由

・今後もごひいきにしてくれるか

要するに、今後もひいきにしてくれそうななじみのお客さんが、困っていて、キャンセルの理由がしょうがないような事であった場合、こっちに損害があっても本来必要なキャンセル料をもらわないこともあります。

うしろめたいことが無いのであれば、まずは、相談してください。ちゃんと理由を説明すれば、ますます信頼関係が築けると思います。これがこの記事でもっとも伝えたい事です。

 

さて、ここからキャンセル料について説明します。

・キャンセル料の決まりがある工場は少ない

・実害があればその分は請求したい

・いろいろと準備しているので、人件費(手間賃)はもらいたいけど、もらいにくい

・余計にもらうつもりは全くない

こんな感じです。詳しく説明します。

 

キャンセル料の決まりがある工場は少ない

整備工場にとって、修理依頼のキャンセルというのはそう多くはないので、明確な決まりがある工場は少ないと思います。

迷っているのであれば「ちょっと考えます」となりますし、他と競合したいのであれば「見積もりだけください」と言われます。

「直します」とはっきり言われてから、「キャンセルさせてください」っていう場合はレアケースですね。

 

実害があればその分は請求します

・修理に必要な部品を発注していた(返品不可部品)

・台車のレンタカーを手配していた

これらの場合は、掛かった費用をしっかりと説明し、納得を得たうえで請求します。

しかし、自動車の部品は高額なものも多いので、キャンセルしたい方も「えっ」ってなることも多いです。

しかし、これは整備工場側を責めるわけにはいきませんね。これをもらわなければ、整備工場はやっていけません。

これについて「納得できない」というお客様がいるのであれば、私はそれは間違っていると思います。修理する際の部品は、事前に手配するのは、どの業界でも当然のことですから。

 

自動車部品について

自動車の部品はメーカー、車種、年式によって違います。ディーラーといえど、在庫している部品はほんの一握りで、それ以外は部品の会社に発注しています。としてほとんどの場合、返品・キャンセルできません。

お客様に請求できない場合は、その工場の負担(在庫/赤字)になってしまいます。

 

いろいろと準備しているので、人件費(手間賃)はもらいたいけど、もらいにくい

・見積もりにかかった手間

そんなの大したことないだろうと思うかもしれませんが、大したことあります。

車を点検・診断して、全ての値段を出して見積もりをする。

見積もりは、整備工場のプロの整備士にしかできないことです。

 

しかし、実際にこの料金を請求するの工場は多くないと思います。作業内容にもよりますが、私が勤務していたディーラーでは、よっぽどのことでない限り請求しませんでした。

「また、来てくださいね」

こういう思いを込めています。

 

余計にもらうつもりは全くない

わたしは長く業界に携わり、今も自動車整備関連の仕事をしていますが、私の知る限り、悪意があるほど高いキャンセル料金を請求する工場はないのではないかなと思います。

基本的には、

掛かってしまった実費相当をキャンセル料としてもらう

こういう工場が、圧倒的に多いですね。

 

次に具体的に、キャンセル料が掛からなそうな整備と掛かりそうな整備を説明します。

もちろん工場によって違いますが、一般的な物差しとしてください。

 

キャンセル料が掛からなそうな整備

・車検のキャンセル

・点検のキャンセル

・オイル交換など、軽微な作業のキャンセル

但し、実際に車両を事前に点検・見積もりを実施していて、部品の手配が済んでいた場合は掛かると思ってください。

 

キャンセル料が掛かりそうな整備

 

・部品の手配が済んでいる整備のキャンセル

特に、板金作業の整備では部品が高額になりがちなので、注意が必要です。

 

まとめ

もし、何らかの事情で整備作業の依頼をキャンセルしたい場合は、

・早く連絡する(部品の発注が済んでいなければ、キャンセル料が掛からないことが多いため)

・理由をしっかりと説明する

・悪意が無いこと、今後も入庫するのであれば、その旨をしっかりと伝える

これに限ります。

 

以上、車の修理依頼のキャンセルは料金がかかるのかについての記事でした。

 

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