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ガソリンスタンドやディーラーのウォッシャー液補充は有料・無料?/知れば得する車のウォッシャー液のこと

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  • 車のウォッシャー液補充料金はお金がかかるの?料金はいくらくらい?
  • ガソリンスタンドでは入れてくれる?
  • ディーラーはなんでも高いので不安
  • 聞くのはちょっと恥ずかしい

ガソリンスタンドやディーラーで、ウォッシャー液の補充を頼むと、無料なのか有料なのか、有料の場合、料金はいくらになるでしょうか。

この記事では、ガソリンスタンドとディーラーでウォッシャー液の補充を依頼した場合の料金について、元ディーラー整備士の管理人が解説します。

ウォッシャー液の補充は、液(部品)の料金と、補充(工賃)に分けられますので、整理して考えて下さい。

この記事を書いた人:きりん

元ディーラーの一級整備士で整備士ねっと管理人です。自動車整備業界に長く携わり、現在は整備業界のコンサルなども行っています。twitterでたくさんの整備士さんや業界の人と繋がっているのでチェックしていただけるとうれしいです。(seibisi_net

目次

ガソリンスタンドのウォッシャー液補充は無料か有料か

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  • ウォッシャー液(部品代)は有料
  • 補充料(工賃)は無料

上記パターンになるガソリンスタンドが最も多いです。

「ウォッシャー液無料」と書かれたのぼり旗や看板などが目につかなければ、部品代は有料と考えた方がいいと思います。

自動車のウォッシャー液というのは、ガソリンスタンドが仕入れる価格でも、1Lで数十円掛かります。これを全て無料にすることは、ガソリンスタンドにとっても簡単なことではありません。

しかし、ガソリンスタンドやキャンペーン等によって、例外的に無料の場合があります。ウォッシャー液を無料にしているのには、ガソリンスタンド側に目的があり、気になる人は後述していますので、参考にしてください。

補充の工賃については無料のガソリンスタンドが多いです。蓋をあけてトボトボ入れるだけなので、工賃請求は考えにくいです。

ウォッシャー液の料金(部品代)

1本200〜500円

ウォッシャー液1本の部品代は500円以下です。

車によって、または減っている量によって補充量が異なりますので、どうしても満タンまで入れたい場合、1本で足りない場合があります。その場合は2本分(2倍)になります。

ただし、自分で補充できるなら、ホームセンターなどで買ったほうが安い事が多いです。

ウォッシャー液の補充した事がない人でも、補充は簡単で誰でもできますので、補充方法を紹介します。

ウォッシャー液の補充方法

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  1. ボンネットを開けて、
  2. タンクの蓋を開けて、
  3. 入れる。

作業はとても簡単で、加湿器の水を補充するのと同じです。

但し重要な注意点が一つだけあります。

別のタンクに入れないこと

必ず写真のような、アイコン(イラスト・マーク)がある蓋にウォッシャー液を入れてください。

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周りにこぼしても問題有りません。プロの整備士もこぼしながら入れています。

おすすめウォッシャー液

  1. 通常のウォッシャー液
  2. ガラスコート(撥水機能)対応品

ウォッシャー液は大きく分けて上記2種類です。

1.通常のウォッシャー液

撥水などのこだわりがなければ、ウォッシャー液はこんなので十分。車によっては2Lだと満タンにならないかもしれないので、2本買うか大容量のものを買いましょう。

2.ガラスコート対応品

どうせ補充するなら、ガラスコート対応品を考える人も多いですね。

これを使用す場合、一度ウォッシャー液を全て抜き取り、タンクをきれいにして補充するのが良いです。中で混ざってしまいますからね。

こちらの記事を参考にしてください。

>>>車のウォッシャー液の抜き方/3つの方法と注意点

ウォッシャー液が無料のガソリンスタンド

前述したとおり、多くのガソリンスタンドではウォッシャー液の部品代は基本的に有料ですが、無料のガソリンスタンドもあります。

無料になると、なんで無料なのかが気になる人もいると思いますので解説します。

ウォッシャー液無料スタンドの目的

  • お客様とのコミュニケーション
  • 車検やその他のサービスの販売を狙う

ガソリンスタンド側では、ウォッシャー液を無料で補充することで、お客様とコミュニケーションを取りやすくなります。

頼んだ方は「無料でしてくれる」という安心感や「ありがたい」という心理が働くため、自然と店員の話を素直に聞きやすくなります。そうすると、車検などの他のサービスを販売しやすくなります。数十円のウォッシャー液で車検の成約をとれるなら費用対効果が抜群の方法です。

これが無料ウォッシャー液補充の目的の一つです。

また、多くの車のウォッシャータンクはエンジンルームの中にあるため、必然的にエンジンルームの点検ができることになります。

ウォッシャー液を補充しながら、他の悪いところを見つけて、サービスをすすめることができるようになります。

つまり、もう一つの目的は、エンジンルームを開けて点検させてもらえることです。

いずれにせよ、ガソリンスタンド側にそのような目的があったとしても、ウォッシャー液を無料で補充してくれるならお得だと思います。普段給油するガソリンスタンドが、無料でしてくれるならラッキーですね。

ウォッシャー液無料のデメリット

  • 他のサービスをすすめられたり、店員と話すのが面倒
  • 粗悪品(極端に性能の悪い)を補充される可能性

私の場合、特に店員さんと話すのが苦手です。(こちらが一級整備士であることを隠しながら「うんうん」と相づちを打ちつつ断らなければならないため)

なので、無料だとしても、ガソリンスタンドで補充してもらうことはありません。

上記のデメリットが気にならなければ、補充してもらうことは絶対お得です。

ディーラーのウォッシャー液は無料か有料か

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  • ウォッシャー液の補充だけ依頼→有料
  • オイル交換などの時に依頼→店や補充量による
  • 車検や点検の時に依頼→だいたい無料

ウォッシャー液が無料かどうかは、依頼した時の状況やディーラーによって違いますが、上記のパターンが多いです。管理人が勤務していたディーラーもこのとおりです。

ディーラーは一つ一つ違う会社であり、同じトヨタディーラーだったとしても、特にウォッシャー液の取り扱いについてルールがある訳ではありません。確実に知りたければそのディーラーに問い合わせるのが一番です。この記事の内容は一般的なディーラーでの取り扱い、もしくは、私が勤務していたディーラーでの取り扱いを解説します。

1.ウォッシャー液の補充だけ依頼した場合

有料です

ウォッシャー液の補充だけを依頼する場合は、タンクが空になって、全く出なくなった場合だと思います。

一般的なウォッシャータンクの容量は2〜3L程度で、その分の部品代がかかります。

ウォッシャー液補充の料金

高くても500円

2〜3L補充したとして、部品代は500円以下です。ディーラーとはいえ、流石に1000円はかからないです。

工賃については、蓋をあけてトボトボ入れるだけなので、請求はありえないと思います。

補充だけの客はあまりこない

ディーラーに、ウォッシャー液の補充だけを目的に来るお客さんは少ない

ディーラーの料金が高いイメージや、ウォッシャ液を自分で補充する人も多いので、そういうお客さんはあまり来ません。ガソリンスタンドで補充する人も多いと思います。

但し、ディーラーに依頼してとしても、ぜんぜん変じゃないので、普通に依頼して問題有りませんが、ウォッシャー液の補充は女性でも簡単にできるので、自分でホームセンターから買ってきたほうが早くて安い場合も多いです。

補充の方法が知りたい人は、この記事の上部で説明しています。簡単なので誰でもできます。

2.オイル交換などの時に依頼した場合

  • 無料の場合が多い
  • 補充する量による
  • ディーラーによる
  • 関係性による

「補充する量」によって変わることがあります。多いと有料になるかもしれません。

一般的な車のウォッシャータンクの容量は2〜3Lくらいです。完全にカラの状態から入れるとなると、それなりの部品代がかかるので、オイル交換の依頼でそれをサービスするのはディーラー側からみたら辛いです。

私がいたディーラーでもそういう場合は料金を請求していました。

3.車検や点検の時に依頼した場合

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無料です(車検・点検料金に含まれている)

多くのディーラーで、車検や点検の時のウォッシャー液の補充は無料です。ディーラーでの車検や12ヶ月点検のときには、「日常点検」を実施しており、その中に「ウォッシャー液の量」という点検項目があります。

なので、例えあなたがウォッシャー液の補充の依頼しなくても、勝手に補充してくれるのが普通です。そして、多くのディーラーの場合、無料で補充していると思います。私がいたディーラーも無料で満タンまで補充です。

「ウォッシャー液なんて、補充したこともないし、買ったこともないし、お金を払ったこともない、考えたこともない」

こういう人は結構いると思います。特に年間の走行距離が少ない人はそうなります。実際には、車検や点検のときに、知らず知らずの間に補充されているのです。

車検・点検ではなぜ無料か

  • ウォッシャー液は液体で、比較的少量なので請求しにくい
  • 最初にウォッシャー液の補充料金について了解を得ないといけない
  • 請求したとしても安価

車検や点検含め、自動車整備業は「工賃と部品代」で成り立っています。本来、ウォッシャー液も部品代として請求して当たり前で、本当は部品代としてもらいたいものです。

しかし、担当者は、わざわざ車検や点検の見積もりで、安価なウォッシャー液について細かく説明したくありません。

「ウォッシャー液が少ない場合、0.1 L ✕ 30 円で部品代が掛かりますが補充してもよろしいですか?」

とお客様に聞いても、「そのくらいサービスしろ」とか「なんでもお金とるな」とか言われるのが目に見えてますし、その程度でお客様を不快な気持ちにさせたら本末転倒です。そのやりとりの時間も無駄に思います。

「ウォッシャー液の部品代はサービスです。」もしくは「点検料金に含んでいます。」と言ったほうが、お互い気持ちいいことは明確なので、多くのディーラーでは実質無料となっています。

但し、請求するディーラーも無いとは言い切れません。

まとめ

ガソリンスタンドのウォッシャー液補充

  • ウォッシャー液(部品代)は有料(500円以下程度)
  • 補充料(工賃)は無料

ディーラーでのウォッシャー液補充

  • ウォッシャー液だけ依頼→有料
  • オイル交換などの時に依頼→店や補充量による
  • 車検や点検の時に依頼→だいたい無料

また、ウォッシャー液の補充は、加湿器に給水するくらい、とても簡単なので自分でやってみることをお勧めします。

以上、ガソリンスタンドとディーラーでのウォッシャー液補充についてでした。

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