トヨタが展開する車のサブスク「KINTO」は、かなり特徴的なカーリースサービスであるため、向き不向きがはっきりするサービスです。
この記事では、KINTOというサービスを検討するあなたのために、KINTOがあなたに向いているか・向いていないかについて整備士ねっとチームが解説します。
KINTOの仕組みや申込み方法詳細はこちら
>>>トヨタのサブスク「KINTO」/仕組みや特徴、よくある疑問を整備士ねっとが総まとめ
KINTOの他にはない特徴
任意保険が月額料金に含まれている
KINTO最大の特徴となるのが「保険代コミコミ」の月額料金です。これは他のカーリースにないことなので、他のサービスとの料金比較を難しくしています。
また、そもそも自動車保険の料金は、条件など人によって違うものなので、一律に月額料金を決めてしまうKINTOでは損する人・得する人が出てきてしまいます。
その他にも、KINTOは特徴が非常に多いカーリースサービスです。
KINTOのサービスは、人によって「向いている・向いていない」がはっきりと別れるサービスであり、あなたにマッチすれば素晴らしい価値があるサービスとなりえますので、メリット・デメリットをしっかりと確認しましょう。
>>>【KINTO】公式ページ
KINTO8つのメリット
- 任意保険が月額料金にセット
- 頭金が不要で初月から毎月一定額
- Web上で手続き可能
- 納車が早い
- ライフスタイルに柔軟に対応・乗り換え
- 正規のメンテナンスを受けられる
- トヨタグループの安心感
- お得なポイントやキャンペーン
1.任意保険が月額料金にセット
- 任意保険が月額料金に含まれている
- 契約者は全員KINTOの保険に加入する
- 年齢、等級に関係なく、誰が契約者であっても料金は同じ
- これまで加入していた任意保険の等級が引き継がれない
KINTOは任意保険の保険料が月額料金に含まれます。
任意保険が月額料金に含まれているということは、保険会社をえらんだり、保証内容を決めたりすることはないということで、KINTOの加入者は全て同一の保険に入り、同様の補償内容となります。また、一年ごとの面倒な保険継続の手続きもありません。
また、KINTOでは、初めて保険の契約をする20歳の若者でも、無事故を続けて20等級まで進んだ人でも、月額料金は同じです。過去の事故歴も関係なく料金は同じです。
さらに、そもそもKINTOの保険には「等級」という概念がありません。
契約期間中に、事故を一度も起こしてない人も、事故を5回起こした人でも、月額料金は一定で変わることはありません。
つまり、損する人と得する人がいるため、メリットとなる人と、デメリットとなる人がいます。
- 「等級の低い人・近年保険事故歴がある人・若い人」は得
- 「等級の高い人・保険事故歴のない人・35歳以上割引が適用される人」は損
KINTOを利用するかどうかの最大のポイントは、「現在のあなたの等級や保険事故歴・年齢」になり、このことをよく考えなければなりません。
任意保険の料金は、自動車の維持費の中でも大きな負担になることが多く、特に若い世代の任意保険料は非常に高額で、人によっては年間数十万円の負担になっている場合があります。そのような若い人はかなり得をします。
逆に、保険の等級の進んだ人は年間数万円の保険料で済んでいるケースが多くあり、メリットはありません。優良ベテランドライバーは損します。
両者の保険料の差は、年間数十万円にもなりますが、その差分をすべて水に流して全員を同じ料金にするというのがKINTOのサービスです。
KINTOは本当のサブスク!?
- 一般的:車の維持費=カーリース代+任意保険料金
- KINTO:車の維持費=カーリース代
任意保険が含まれない一般的なカーリースでは「頭金不要、毎月定額料金」というサービスの場合でも、任意保険は個別に自動車保険会社と契約して、別途料金を支払う必要があります。
他のカーリースでは「実際はその月額料金では車に乗れない」ということです。
KINTOでは任意保険が月額料金に含まれているので、月額料金は実際の維持費にかなり近くなります。トヨタがKINTOサービスを「車のサブスク」と名売っているのはこのことからです。
もちろんその分、KINTOの月額料金は一見して高いですが、単純比較することはできません。一般的なカーリースでは、車検時に支払う「自賠責保険」が含まれることが多いですが、「任意保険」も月額料金に含まれるのは、KINTO最大の特徴と言えるかもしれません。
KINTOは、東京海上日動とKINTOユーザー全員が契約しているという仕組みでこのシステムを実現しています。
2.頭金が不要で初月から毎月一定額
初期費用フリープランでは、頭金や登録にかかる初期費用の準備が必要なし
一般的に、車を購入すると以下の費用がかかるため、最低でも最初に10万円以上の費用がかかりますが、KINTOでは全て月額料金に含み、一定額となるため、契約初期の費用請求や、月額料金が上がることはありません。
- 自動車税
- 自動車重量税
- 登録費用
- 自賠責保険料
- リサイクル料金
- 希望ナンバー料金
極端に言うと現金が全くなくとも契約することができます。(審査はあります)
ただし、このことは他のカーリースでも同じようなサービスが存在します。
3.Web上で手続き可能
KINTOのwebサイトで申し込みが完了します
自宅にいながらゆっくり検討することができ、不明点はチャットなどで聞くこともできます。
料金シミュレーションなど、かなり使いやすくサイト設計されているため、非常にわかりやすいです。
わざわざディーラーに出向くことがないので、知らない営業マンと話すこともなければ、価格交渉なども必要なく、誰でも同じ条件で契約できます。今の時代に合っているメリットだと言えます。
ただし、KINTOはディーラーでの引き渡し(納車)が条件になっていますので、納車時にはディーラーに出向く必要があります。
なお、ディーラーでの引き渡し(納車)は車の説明や、今後のメンテナンスのこともあるので、どうしても必要なことかもしれません。
※トヨタディーラーでも申込みは可能です。
4.納車が早い
KINTO契約は納車が明らかに早い
現在トヨタの新車の納期は世界情勢などの影響により全体的に遅れています。納期未定の車種もあり、1~2年待っても納車にならない車さえ存在します。
そのような状況のなか、トヨタの戦略によるものなのか、KINTO契約による納車が明らかに早い事実があります。そのため、どうしても早く乗りたい車でKINTOの契約をしてしまうという人もいるようです。
KINTOの納期が早いのは大きなメリットです。
2023.4月現在の納期比較です。(トヨタおよびKINTO公式webサイトより)
車種 | 新車納期目安 | KINTO納期目安 |
---|---|---|
ヤリス | 4~5ヵ月程度 | 1.5~2ヵ月程度 |
アクア | 4~5ヵ月程度 | 1.5~2ヵ月程度 |
プリウスUグレード | 1.5~2ヵ月程度 | 1.5~2ヵ月程度 |
プリウスその他 | 不明 | 7~9ヵ月程度 |
クラウン | 不明 | 5~7ヵ月程度 |
ヴォクシー | 6ヵ月以上 | 1.5~2ヵ月程度 |
KINTO公式ページではおおまかな納期がわかるようになっているので、ご確認ください。
5.ライフスタイルに柔軟に対応・乗り換え
- 子供が生まれてミニバンが必要になった
- 引っ越したので車がいらなくなった
- 通勤で燃費のいい車が必要になった
- 海外出張で一時的に車がいらなくなった
このようなライフスタイルの変化は誰にでもありえるものですが、そのときに、現在所持している車の扱いが困難になることがあります。
特にローンで購入している場合などは、ローン会社に完済しなければ売買することができず、しかたなくその車を乗り続けている人もいますが、KINTOを含めカーリースは、そのようなライフスタイルの変化に柔軟に対応します。
短い契約期間を選択することにより、契約期間を終了するたびにあらためて検討することで、その時に自分にベストな車を選択したり、車を持たない選択や、カーシェアを利用するなど、多くの選択肢の中から自分のライフステージにあった柔軟な対応が取れるということは、KINTOやカーシェアの大きなメリットです。
6.正規のメンテナンスを受けられる
トヨタディーラーでの点検・車検
KINTO契約の場合、オイル交換や点検などのメンテナンスはトヨタ・ディーラーで行うことになります。
一般的なカーリースのメンテナンスは、ディーラー以外の民間整備工場で行う場合がほとんどで、ディーラーでメンテナンスを受けることはあまりありません。
ディーラーはトヨタ専門の整備工場であり、整備技術が高いことや接客レベルが高いことはもちろんですが、それ以外にも、待ち時間に過ごすことになるショールームの綺麗さ・快適さなどにおいて、他の整備工場を圧倒します。
初めてのお店でも気軽に入りやすい雰囲気であることも、特に女性のユーザーには嬉しいですね。
KINTOは、唯一トヨタディーラーでメンテナンスができるという大きなメリットをもったカーリースサービスと言えます。
なお、店舗は最寄りの店舗から選ぶことができますが、基本的に毎回持ち込む必要があります。
7.トヨタグループの安心感
KINTOほど安心感のあるカーリースはない
KINTOは、世界的な自動車メーカーのトヨタグループが運営する会社で、トヨタ車のサブスクリプションサービス事業の日本展開を目的に2019年1月に設立された会社です。
日本にはトヨタグループであるKINTOほど安心感のあるカーリース会社はないと言えるかもしれません。
万が一、カーリース会社が倒産などしてしまった場合、最悪の場合ではリース中の車を返却しなければならないなどの可能性があります。
>>>【KINTO】公式ページ
8.お得なポイントやキャンペーン
- モビマポイント最大3万円
- トヨタレンタカー20%引き
- その他
KINTOを契約すると様々なキャンペーンや提携企業の優待が受けられます。
2023.4月現在では、モビリティマーケットの3万円分のポイントを受けとれることが最も大きなものですが、KINTOは提携企業をどんどん増やしており、今後も様々なキャンペーンや提携企業の優待を受けられる可能性が高いです。契約する際にはどんなキャンペーンや優待があるか、必ずチェックしましょう。
モビリティマーケットについてはこちらをご覧ください。
KINTOの仕組みや申込み方法詳細はこちら
>>>トヨタのサブスク「KINTO」/仕組みや特徴、よくある疑問を整備士ねっとが総まとめ
KINTO7つのデメリット
- 保険の等級を引き継げない
- 中途解約時は解約金が必要
- 走行距離に制限がある
- 契約期間に縛りがある
- 車を自由にカスタマイズできない
- ペットと乗車できない
- 車内喫煙ができない</li
1.保険の等級を引き継げない
保険の等級がすすんでいる人は損
KINTOはこれまで入っていた保険の等級を引き継ぐことができません。前保険契約の等級に関係なく、契約者はみな同じ料金での契約となりますので、割引率の高い、等級の進んでいる人には損となり、大きなデメリットとなります。
ただし、「保険の中断」という制度を利用することで、一時的に保険を中断し、KINTO契約が終了したあとに、またその保険の等級を引き継ぐことができる場合があります。
保険会社によって取り扱いが違いますので、前の保険契約がある人は、必ず保険の中断について保険会社に問い合わせましょう。
なお、KINTOのwebサイトでも「保険の中断をしましょう」とアナウンスされています。
2.中途解約時は解約金が必要
契約期間内に解約する場合、1~10ヶ月分程度の解約金が発生する(初期費用フリープラン)
例えば、一ヶ月3万円の月額料金の契約だとすれば、解約する時期によって、3~30万円の解約金が必要です。
また、車の状態によって追加清算金が発生する場合があります。(これは契約満了時でも同じ)
KINTO契約期間中で、突然車が必要なくなった場合などには、ムダになる解約金を支払い、解約手続きを行う必要がでてくるので、このことは大きなデメリットです。
解約する可能性が高い場合は、なるべく短い契約期間に設定するか、解約金フリープランで契約することをおすすめします。
解約金フリープラン
申込時に月額料金の5ヶ月分相当を支払うことで、中途解約が可能になるプランです。初回の契約期間は3年しか設定できませんが、満了後に7年まで延長契約することができます。
3.走行距離に制限がある
- KINTOでは月間1,500km以上走行すると追加料金が発生
- 追加料金は、1kmあたり11円(税込)(レクサス車は22円(税込))
1,000km超過で11,000円です。超過料金は安くは無いので注意が必要です。
KINTO以外にも、一般的なカーリースでは、月間で1,000kmまたは1,500kmの走行距離制限があり、超過分は追加料金が請求されます。
ただし、KINTOはカーリースの中でも、制限距離が長い方の「1,500km/月」なので、多くの方がデメリットにならないと思います。
「1,500km/月」は次のように換算できます。
期間 | 走行距離制限 |
---|---|
1年 | 18,000 km |
3年 | 54,000 km |
5年 | 90,000 km |
7年 | 126,000 km |
こうして整理してみると、「1,500km/月」は相当長い距離です。片道30kmの通勤距離を20日間通勤しても1,200km/月にしかなりません。
もし、この走行距離を大きく超えることが予測できるようであれば、KINTOや他のカーリースもやめたほうが良さそうです。
また、この制限は毎月確認・精算されるようなものではなく、3.5.7年後の契約満了時に、最終的にトータルで1,500km/月を超えているかで判断されるので、「たまたま旅行に行った月だけ、1,500kmを超えてしまった」ような場合には問題ありません。
カーリースに走行距離制限がある理由
契約満了時の車の価値を落とさないため
月額利用料を安くするために、全ての車に一定の価値を担保することで残価設定を高くしています。
4.車を自由にカスタマイズできない
- 社外品のオーディオを取り付けた
- 社外品のエアロパーツを取り付けた
- 社外品のパーツで車高を低くした
KINTOでは、契約満了時の「原状回復義務」があるので、このようなカスタマイズを施した場合には、元の状態に戻して返却しなければならないので注意が必要です。
簡単に取り外せるようなものは問題なく取り付けできますが、内装や外装を大きく変えるような、自分好みのカスタマイズをしたい人にとってはデメリットになります。
ただし、KINTOでは「KINTO FACTORY(キント・ファクトリー)」というサービスによって、外装や内装、快適装備や安全装備などをカスタマイズできるサービスがありますので、社外品のパーツでなければ、ある程度のカスタマイズが可能です。
5.契約期間に縛りがある
KINTOの契約は3年、5年、7年契約
初期費用フリープランの場合は、契約時にあらかじめ決定した、3.5.7年の契約期間を超えて乗り続けることはできません。
解約金フリープランでは3.5.7年の更新時に本人の希望により、継続使用するかどうかを決定しますが、最大で7年間までとなっています。
いずれも、契約期間には最大7年の縛りがあり、いくら気に入ったとしても、7年を超えて乗り続けることはできません。
日本における現在の車の平均使用年数は、13年を超えているため、7年で別の車というのは短いと感じる人も多いでしょう。
乗りたくなっても長く乗れないというのは、場合によってはデメリットになりますが、そもそも契約期間があるというのがカーリースのメリットでもあるので、この考え方が合わなければ、カーリースは向いていないかもしれません。
6.ペットと乗車できない
KINTOでは、ペットがケージに入った状態でも、動物の乗車は禁止されています
普段からペットとドライブを楽しんでいる人には大きなデメリットになります。
KINTOでは、車の価値を下げるような行為が固く禁止されているため、ペットを乗車させたことによる、ペット臭の着臭、車の劣化、内装の汚れがあった場合には、追加の精算や悪質な場合には違約金などが発生する可能性があります。
7.車内喫煙ができない
KINTOでは、電子タバコを含むタバコの車内喫煙が禁止されています
愛煙家にとっては、大きなデメリットになります。
KINTOでは、車の価値を下げるような行為が固く禁止されているため、タバコもペットと同様に、車内喫煙が発覚した場合には、追加の精算や悪質な場合には違約金などが発生する可能性があります。
>>>【KINTO】公式ページ
KINTOが向いている人
- 任意保険の等級が低い人
- これから車に乗り始める若い世代
- トヨタディーラーのメンテナンスを受けたい人
- 数年おきに新車に乗り換えたい人
- 頭金なしで毎月一定額の支払いにしたい人
主にKINTOが向いていると思われる人は上記の人です。
1.任意保険の等級が低い人
任意保険の等級が低い人は、本来は保険料が高額なので、任意保険が誰でも一律に含まれるKINTOは極めて向いていると言えます。
KINTO以外にこのような保険の形態をとっているサービスは無く、かなりお得です。
例えば、10代で初めて保険に入る場合は、年間35万を超える保険料になる場合がありますので、そのような人でも、みんな同じ月額料金で車に乗ることができます。
任意保険の割引制度(割引率)
等級 | 無事故 | 事故あり |
---|---|---|
20等級 | ▲63% | ▲51% |
19等級 | ▲57% | ▲50% |
18等級 | ▲56% | ▲46% |
17等級 | ▲55% | ▲44% |
16等級 | ▲54% | ▲32% |
15等級 | ▲53% | ▲28% |
14等級 | ▲52% | ▲25% |
13等級 | ▲51% | ▲24% |
12等級 | ▲50% | ▲22% |
11等級 | ▲48% | ▲20% |
10等級 | ▲46% | ▲19% |
9等級 | ▲44% | ▲18% |
8等級 | ▲38% | ▲15% |
7等級 | ▲27% | ▲14% |
6等級 | ▲13% | |
5等級 | ▲2% | |
4等級 | +7% | |
3等級 | +38% | |
2等級 | +63% | |
1等級 | +108% |
▲は割引率、+は割増率
参照元:損害保険料率算出機構「自動車保険参考純率改定のご案内」
2.これから車に乗り始める若い世代
世の中は今まさに車を所有する時代から、シェアする時代に変わって来ています。同時に自動運転なども現実的になりつつあり、人々の「移動」そのものが、もっと自由に、柔軟により良いサービスに変化していきます。同時に人々の生活は大きく変わります。
「車を所有しない」という選択肢は、これから夢や希望をもって、様々な生活環境の変化に対応していかなければならない若い世代にこそ大きな価値があり、向いていると言えます。
3.トヨタディーラーのメンテナンスを受けたい人
車を所持した場合と同じように、カーリースの場合でも点検や車検のメンテナンス時には整備工場に車を持ち込む必要があります。
KINTOではトヨタディーラーでのメンテナンスが確約されているため、トヨタディーラーでのメンテナンスにこだわりたい人はKINTOが向いています。
他のカーリースサービスでは、ディーラーでのメンテナンスは難しいばかりか、持ち込む整備工場を選べない場合もあり、自分の望まない整備工場でメンテンナンスを受けなければならない可能性があります。
特に女性の方は、「待ち時間の快適さ」を考慮して、ディーラーを好む傾向がありますので、そのような方には向いています。
4.数年おきに新車に乗り換えたい人
KINTOの契約期間は3.5.7年なので、その決まったスパンで新しい車に乗り換えたい人はKINTOは向いています。
新しい車に乗るということは、優越感を感じられるだけでなく、他にも様々なメリットがあります。
- 安全性の向上
- 燃費の向上
- 快適性の向上
- 故障トラブルの軽減
- 新しい技術を利用できる
新しい車は、最新の技術により、安全性や燃費、快適性を常に向上しているため、新しい車に乗り続けることで、それだけ常に最新技術の恩恵を受け続けることができます。
特に、事故そのものの回避や事故発生時の被害を最小限に抑えることができることは、お金には変えられない価値があります。
また快適性に関しても、最近ではコネクテッドカーと呼ばれる「インターネットでつながる車」が増え、ディスプレイオーディオなどを利用して、車内を様々な音楽や動画コンテンツでエンターテイメント空間にするような装備が増えています。
5.頭金なしで毎月一定額の支払いにしたい人
KINTOの初期費用フリープランを選ぶことで、登録手数料や税金、頭金などの初期費用が一切発生しませんので、契約時にまとまったお金を準備する必要がありません。
また、毎月の支払いか「一定額」なので、車検時期や、税金の支払い時期の急な出費のことを考える必要がなくなり、安心感を得られることが良いという人も多いです。
そのようなライフスタイルを望む人にとってKINTOはとても向いています。
また、個人事業主さんなど事業を営む人にとっても、毎月定額というのは大きなメリットになります。
なお、「頭金なし、毎月一定額」は他のカーリースにもあるサービス内容です。
KINTOの仕組みや申込み方法詳細はこちら
>>>トヨタのサブスク「KINTO」/仕組みや特徴、よくある疑問を整備士ねっとが総まとめ
KINTOが向いていない人
- 任意保険の等級がすすんでいる(高い)人
- 走行距離が多い人
- 車をカスタマイズしたい人
- ペットを載せたい・タバコを吸いたい人
主にKINTOが向いていないと思われる人は上記の人です。
1.任意保険の等級が高い人
任意保険の等級が高い人は、本来は保険料が低額なので、任意保険が誰でも一律に含まれるKINTOは向いていないと言えます。損してしまいます。
このような人は、別途、個別に保険契約をするカーリースを検討したほうがお得で安上がりになる場合がほとんどです。
特に、最高等級の20等級で無事故の保険契約を持っている場合は、料金面で明らかにKINTOは向いていません。
ただし、保険の中断の手続きを取ることで、次回契約時に等級を継続できる場合があります(10年程度の猶予)ので、一時的にKINTOに契約し、その後元の保険契約に戻すことは可能です。
2.走行距離が多い人
一ヶ月の走行距離が、1,500kmを超えてしまう人は、契約満了時に高額な追加料金が発生してしまうため、KINTOは向いていません。
また、多くのカーリースでも同じことが言えます。
そのような人は、カーリースではなく、車を所持したほうがお得で、トータルコストで有利です。
3.車をカスタマイズしたい人
内装や外装を大きく変更するような改造・カスタマイズをしたい人には、KINTOは向いていません。KINTOではそのようなカスタマイズを禁止しており、車の返却時に原状回復しなければなりません。
特に違法改造に当たるような整備は、トヨタディーラーのメンテンナンスやメーカー保証が受けられなくなったり、契約違反になり違約金が請求される可能性がありますので、原状回復できるとしても、絶対に行ってはいけません。
また、多くのカーリースでも同じことが言えます。
4.ペットを載せたい・タバコを吸いたい人
日頃から、犬や猫などのペットと一緒のドライブを楽しんでいる人や、車で一緒に旅行に行く人、また、車でのドライブが日課になり、ペットのストレス解消になっているような場合など、どうしてもペットを車に載せたい人はKINTOは向いていません。
KINTOでは、ペットの同乗を一切禁止しており、違反した場合は、返却時に追加の清掃費用や、違約金などが請求される可能性があります。
>>>【KINTO】公式ページ
まとめ
トヨタが展開する車のサブスク「KINTO」は、人によって向いている人、向いていない人がはっきり分かれるサービスです。
特に月額料金については、保険の等級が進んでいる人は大きく損をし、等級がすすんでいない人は大きく損するようなシステムになっているため注意が必要です。
その他、KINTOのメリットやデメリットを把握し、自分にマッチするかどうかをしっかりと確認し利用を検討しましょう。
以上、KINTOが向いている人、向いていない人に関する記事でした。
KINTOの仕組みや申込み方法詳細はこちら