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整備士の転職

整備士の転職・退職理由TOP5に業界の深い闇/「整備士やめとけ」は正論か!?

整備士の転職理由 整備士の転職

なぜ自動車整備士は辞めていくのか

現在、自動車整備業界は人材不足が顕著で、外国人労働者に頼らざるを得ない所まで来ています。その原因は、整備士を目指す若者が減っただけではなく、現役整備士がどんどん辞めていくことにもあるようです。

この記事では、自動車整備士が転職・退職する理由について、2016年に日整連がまとめたアンケート結果を基に、一級整備士の資格を持つ元ディーラー整備士(転職経験者)が言及します。

これから整備士を目指す人も、転職を考える整備士に参考になる記事です。

SNSで拡散される「自動車整備士やめとけ」は正論なのでしょうか。

自動車整備士の転職・退職理由TOP5

  1. 賃金の条件がよくなかった
  2. 労働時間の条件がよくなかった
  3. 休日・休暇の条件がよくなかった
  4. 自動車整備業を続けていくことに対して魅力・安定性を感じなかった
  5. 賞与がなかった・少なかった

※出展「自動車整備人材の確保・育成に関する検討会報告書(2016.4)」

1位、5位 賃金・賞与が良くない

整備士の給与

自動車整備士の給与の低さについては、近年とても話題になっています。SNSで給与明細を公開している人も出てきて、TVなどでもたびたび報道されています。

もちろん、全ての整備工場の賃金・賞与が良くないわけでは決してありませんが、「賃金・賞与が良くない事を理由に転職を希望する整備士が最も多い」ということは事実のようです。

この理由が第1位ということに関しては、多くの整備士が納得できますよね。

関連記事>>>整備士の給料・年収の実態【整備士の告白/明細説明】

2位 労働時間が長い

眠る男

自動車整備士の労働時間は比較的長いことが知られています。

特にディーラー整備士の労働時間が長い傾向にあり、私がディーラーで働いていた10年くらい前には、24時を回ることもありました。

「肉体労働でありながら、自動車整備士ほど残業時間が多い業種は他にあるのか」と時々思います。

第2位の「労働時間が長い」という理由は、おそらくそんなディーラーの整備士の意見が強く反映されていると思われます。

近年は労働基準監督署の指導や働き方改革等の動きによって、環境は良くなっていると思いますが、それでも2月3月の繁忙期には残業が多く、これが理由で転職を考える人が多いのは納得ですね。

なぜ、整備士は労働時間が長いのか

  • 必ずその日に完成させなければならない仕事が多い
  • 入庫管理ができていない
  • 予定にない仕事が入る
  • そもそも人手が足りない

上記の理由から。自動車整備業という仕事柄ある程度は仕方がない部分もあります。

いずれにせよ、企業の努力によって改善できることばかりですが、特に入庫管理がしっかりできない整備工場ほど、整備士の労働時間は長くなります。

また、そもそも入庫量に対して、整備士の人数が足りていない場合があり、こうなると毎日残業が続くので整備士のモチベーションは一気に下がりますね。経験あります。

3位 休日・休暇の条件が悪い

家族でお出かけ

これも、特にディーラー整備士に多い理由。

単に「休日が少ない」という訳ではなく「土日・祝日の出勤が多い」ということですね。小型車ディーラーは、基本的に土日・祝日は営業日で出勤です。

もちろん、多くのサービス業でも同じ事が言えるかもしれませんが、「できれば土日・祝日は休みたい」という人が多いですね。

特に小さな子どもを持つ人にとっては、とても大事なことです。

ディーラー整備士以外でも、規模の大きな民間整備工場や車検チェーン店の場合も同じことが言えます。

せめて、休み安い環境があれば良いのですが。

そして単に「休みが少ない」という事実も確かにあります。ディーラーはGWや夏休み期間が長い事が有名ですが、全体を見ると一般的に休みが少ないです。

ディーラーの営業日を数えるとわかるのですが、営業日の全て出勤すると、労働基準のラインを超えてしまうディーラーが多いのです。

私がディーラーを辞めた理由

私がディーラーを辞めた最大の理由は、土日・祝日に休みたかったからです。
「家庭を持ち子供を持ち、子育てをする」
この課程の中にいる多くの整備士が、これを理由に転職を考える時があると思います。

4位 整備士を続けて行くことに魅力・安定性を感じない

遠くを見る男

私も整備士時代には、将来の不安を感じることがありました。

整備士として技術を磨き、資格などを取っている若い時代はあまりそう思いませんでしたが、ある程度経験を積み、整備士として一人前になると、なんとなく将来を考えるようになりました。

その頃には会社の経営状況などについてもある程度わかるようになります。そんな中で先輩や上司を見て「理想の将来ではない」と感じる事も多くなります。

また、体力的な問題で長く続けられない・続けたくないと、自動車整備士としての将来を不安に思う人も多いのではないでしょうか。

そしてこの、「整備士としての将来が不安」という理由は、現在の整備業界が抱える深い闇を、色濃く表しているように思えますね。

関連記事>>>自動車整備士が転職するメリットとデメリット/経験者の解説とおすすめ転職サイト

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整備士の転職・退職理由まとめ

  1. 賃金の条件がよくなかった
  2. 労働時間の条件がよくなかった
  3. 休日・休暇の条件がよくなかった
  4. 自動車整備業を続けていくことに対して魅力・安定性を感じなかった
  5. 賞与がなかった・少なかった

自動車整備士の転職理由を見ると「自分自身のキャリアアップの為」などの、ポジティブな考え方で転職を希望する人は非常に少なく、「もうこんな仕事や環境は嫌だ」と、ネガティブに考えている人が多いことがわかります。

また、自動車整備士が転職を希望する場合、「自動車整備士として、違う整備工場に転職する」のではなく、「自動車整備士を辞め、異業種に転職する」人が多いという特徴があります。その中には国家資格を取得している整備士も、もちろんたくさんいます。

おそらく、「自動車整備士をやっている以上、どこにいってもそれほど変わらないだろう」と考えている整備士が多いためですね。この闇は深いです。

特に「整備士としての未来が不安」と感じた整備士は、もう整備士には戻って来ないのではないでしょうか。

残念ですが「自動車整備士やめとけ」は、現状では正論かもしれないですね。

以上、自動車整備士が転職・退職を考える理由でした。

異業種への転職に興味ある人はこちら

>>>【自動車整備士の転職先】異業種のおすすめは製造業など5種類

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これを機に、転職についてしっかりと考えてみませんか?

この記事は、自動車整備士の転職をさらに深堀りした読める記事です。5分で読めます。

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