先日ダイハツ・スマートアシストⅡのレーザーレーダーセンサ(赤外線センサ)のエーミング作業を実際に実施しましたのでご紹介します。今後実施される整備士さんの参考になれば幸いです。
実際の作業はダイハツのサービスマニュアルを見ながら実施することが非常に大事です。この作業も修理書のとおりに実施しています。
この記事を書いた人:きりん
元ディーラーの一級整備士で整備士ねっと管理人です。自動車整備業界に長く携わり、現在は整備業界のコンサルなども行っています。twitterでたくさんの整備士さんや業界の人と繋がっています。(seibisi_net)
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目次
1.車両の中心線を出す
車両前後のエンブレム中心から下げ振りを垂らし、床にマーキングします。
前後のマーキングを基準に車両中心線をマーキング(ヒモを張る)します。
※これはトヨタのセーフティセンスCのやり方と全く同じなので、こちらの記事を参考にしてください。
トヨタセーフティーセンスCのエーミングをやってみた
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2.ターゲットの設置
パーテーションみたいなものにターゲットを貼っていますが、キャディーなんかでもOKです。
ターゲットは純正品で、5万円くらいします。
3.スキャンツールで調整
今回は スキャンツール 「GSCAN Tab」 を使用しました。
「プリクラッシュセーフティーシステム」→「作業サポート」→「レーザーレーダーセンサー光軸調整」と進みます。
光軸がどのくらいずれているのかが角度で表示され、それをもとに調整します。
調整は手動による調整方法で、センサーのエーミングスクリューをドライバーで回すことで行います。二人で30分程度で調整可能です。
これで修了です。作業は比較的簡単です。ぜひ外注せずにやってみてください。
作業はくれぐれも整備マニュアルをよくみて、手順のとおり正確に行ってください。
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