車検時に発炎筒(発煙筒)交換しないとダメ?発炎筒の取扱いのウソ・ホント

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あなたは車検時に発煙筒を交換をすすめられたことはありませんか?

自動車に取り付けが義務付けされている発煙筒について、その取扱いは実は整備工場によって違ったりします。

この記事は、発炎筒に関しての車検不合格になる場合について整備士の見解で説明します。

 

ポイント

実際の車検については、検査を実施する整備工場や検査員・検査官の見解等により、取り扱いに若干の違いがある場合があり、必ずしもここに記載するものが全てではないことをご理解の上ご覧下さい。

気になる人はこちらへ

車検に合格・不合格 工場によって違うのはなぜ!?不服・納得できない方へ

 

発炎筒に関する法(保安基準)

 

発炎筒に関しての保安基準(車検に合格する基準)は次のようになっています。

 

第 43 条の2 非常信号用具

自動車には、非常時に灯光を発することにより他の交通に警告することができ、かつ、安全な運行を妨げないものとして、灯光の色、明るさ、備付け場所等に関し告示で定める基準に適合する非常信号用具を備えなければならない。

ただし、二輪自動車、側車付二輪自動車、大型特殊自動車、小型特殊自動車及び被牽引自動車にあつては、この限りでない。

ちょっと難しく感じるかもしれませんが、このように記載があります。

次に解説します。

 

保安基準を簡単に説明すると

 

保安基準では発炎筒を「非常信号用具」と定義しています。

整備業界では発炎筒(非常信号用具)のことを「ハイフレヤー」と呼ぶ人もいます。

また、発炎筒を「発煙筒」と表記する整備士もいますが、正しくは発炎筒です。

自動車のハツエントウは煙ではなく、明るい光を出すのが目的です。

 

さて、法律の内容を簡単に説明すると次のようになります。

 

①4輪の自動車には必ず備えなければならない。

②告示で定める基準に適合する非常信号用具でなければ、この基準を満たしません。

 

②に書いてある「告示で定める基準」はとはおおよそ下記のとおりです。

・夜間、200mの距離から確認できる赤色の灯光を発するものであること。

・自発光式のものであること。

・使用に便利な場所に備えられたものであること。

・振動や衝撃などで損傷したり、誤作動したりしないものであること。

・JISの「自動車用緊急保安炎筒」の規格を有する発炎筒。

 

おそらく、発炎筒を使用したことがある人は少ないと思いますが、高速道路等で2次的な事故を防ぐために設けられている日本の基準です。

 

車検に合格しないケース

 

合格しないケースとは、どの検査場や整備工場でも車検に合格できないと思われるケースです。

・JIS企画の発炎筒がすぐ使用できる位置に装備されていない

なんだかんだ書きましたが、車検に通らないケースはこれのみです。

 

車検に合格しない場合があるケース

 

「合格しない場合があるケース」とは、検査員の解釈等により判断が変わってしまうようなケースです。

例えば

・有効期限が切れている

 

ネット上の様々な記述を見てみると、この質問が数多くされているようです。

これが知りたくてこのページを読んでいただいている人も多いのではないでしょうか。

それでは実際に指定工場で検査員をしていた私が正しい説明をします。

 

事実1 発炎筒の有効期間切れは法律に明記されていない

先ほど書いた関係法令の中では、有効期間については全く触れていません。

実際に国の検査場に車検の車を持ち込んでも、国の検査官が有効期間を確認するようなことはやっていません。国の検査場では発炎筒があれば合格です。

 

事実2 その店の独自ルールで交換を勧めている工場がたくさんある

私が以前勤めていた整備工場(ディーラー)では、基本的に有効期間切れはお客様に納得の上全数交換させてもらっていました。

なので私は働き始めの頃、有効期間切れは車検に合格できないと思っていました。

そういう整備工場の整備士の中には、実際に合格できないと思っている人もいると思います。

 

つまり、有効期限切れは問題なく車検に合格します。

 

では、本来合格できるのに、なぜそんなルールを持つ整備工場があるのでしょうか。

誤解の無いように初めに書いておきますが、その理由の詳しくは整備工場側が「お客さんを騙して儲けたいから」ということではありません。

 

その本当の理由については、別記事で書いていますので、ぜひお読みください。

車検に合格・不合格 工場によって違うのはなぜ!?不服、納得できない方へ

 

車検時に発炎筒の交換をすすめられたとしても、車検には問題ないということは覚えておいてください。

しかし、それほど高いものでもないので、せっかくの機会に、便利な発炎筒に交換するということを考えてみてはどうでしょうか。

 

 

どうせ買うなら便利な発炎筒

 

発炎筒とは本来、事故の2次的災害を防ぐためのその名のとおり非常信号用具です。

事故が起きた際に、近づいて来る車両に注意を促すわけですが、実際に使用したことがある人は少ないのではないでしょうか。

私は整備士として10年間ディーラーに勤務していましたが、正直に言うと一度も使用したことがありません。

使い方すらあやしいものです。

 

車検の時に新しいものに交換しても、また有効期限が切れれば新しいものに交換していくだけのなんという意味のないものでしょうか。

しかし、最近の発炎筒ににはさまざまなものがありますので、今回はそれをご紹介します。

どうせ交換を勧められたのなら、他に意味のあるものを選ぶのもいいのではないでしょうか。

 

まずは、LED発炎筒をご紹介します。

LEDなので、何度でも使用でき、懐中電灯と同じように扱えますので、いざという時に大変便利です。

「車の中に懐中電灯がある」というのは、実は当たり前の防災ですよね。

 

 

続いて、緊急脱出用ガラス破壊ハンマー付き発炎筒(日野自動車純正品)

できれば、これを使うときは無いことを祈りたいですが、備えあれば憂いなしです。

言うまでもなく、発炎筒の角でガラスを叩くと、ガラスが割れるというものです。

(普通は成人男性でも、素手でガラスを割ることはできません)

 


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ちなみに何でもない普通の発炎筒を購入すると、600~800円ほどだと思います。どっちにしてもそんなに高いものではないですね。

 

以上、自動車用発炎筒についてでした。最後までありがとうございました。

 

 

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