CVTを分解したら意外と簡単(ダイハツC0B型)本来非分解!

整備技術
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ダイハツ自慢の内製CVT

 

今回はいただきものの、ダイハツのCVTを分解してみます。

(CVTとは、エンジンの動力をタイヤに伝えるミッションの種類で、日本語では無段変速機)

写真は「C0B型」と呼ばれるダイハツのCVTです。

 

かつて、驚きの燃費を叩き出し、世の中を「あっ」と言わせた、ミライースを始めとするダイハツの軽自動車。

その燃費を実現させた要因の一つが、この「C0B型」CVTです。

 

その後、現在までダイハツの軽自動車ほとんどの車両に搭載されておりダイハツ自慢のCVTと言ってもいいでしょう。

 

↑ひっくり返した写真

 

しかしこのCVTはメーカーでは「非分解(分解しちゃダメ)」とされており、分解して直したくとも、細かい部品の供給もなければ、直し方のマニュアルも存在しません。

 

修理は基本的に中古やリビルト品などのアッセンブリ交換となります。

なので、これを分解したことがある人は本当に少ないでしょう。

わたしももちろん始めてです。

 

今回は、直すために分解したわけではなく、教材作成のために分解してみました。

もちろん、このCVTを誰かの車に搭載する事はありません。

なので、とっても気楽にやらせていただきました。

 

ダイハツCVTの構造

 

↑バルブボデー

 

↑ バルブボデーを外した写真

スチールベルトが見えますね

 

 

 

オイルポンプやプラネタリを一度分解してみました。(写真無くてすみません)

意外と簡単に分解する事ができました。

プレス等を使用する必要ありません。

 

なぜこの構造でダイハツは「非分解」としているのか、疑問に思いましたが、

やはり、内部ががチリや埃に対してデリケートであるところが、一番の理由でしょうか。

でもトルコン式のATもそんなに変わらないような気が・・・

いずれにしても技術的には、何も問題なさそうです。

 

↑ これは反対側(バックプレート側です)

 

プライマリ・プーリの受圧室(プライマリ・プーリの真ん中の穴)にオイルの代わりに高圧エアを導入してみたところ、「シューッ」といって、ちゃんとプーリが作動し、プーリ幅が変化する事を確認できました。

 

このCVTの構造自体はすごく単純でした。

教材としてもとてもわかりやすく、今後使っていきたいです。

 

ちなみに、ダイハツのCVTはプラネタリがシングル・ピストンであるという特徴があります。

このあたりも、他のCVTよりシンプルでわかりやすいです。

 

※分解する際は自己責任でお願いします。

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