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トヨタのサブスク「KINTO」/仕組みや特徴、よくある疑問を整備士ねっとが総まとめ

kinto

日本の個人向けカーリース市場は日に日に大きくなり、中でもトヨタのサブスク「KINTO」の契約件数の累計は、2022.11月末時点で5.2万件に達し、勢いよく加入者を増やしています。

この記事では、KINTOについての様々な疑問に整備士ねっとチームが解説します。KINTOについての情報が整理され、疑問が全て解決できるような記事ですのでぜひご参考ください。

KINTOのサービス概要

【新しいクルマの持ち方】KINTOサービス紹介
出展: 【KINTO】公式webサイト

KINTOとはトヨタグループが運営するカーリースサービスで、2019年からサービスを開始しています。2023.4月現在は「KINTO ONE」というサービスを主軸に全国展開しており、今後中古車も随時展開する予定となっています。

以降、この記事の内容は、特に記述がない限り「KINTO ONE」のサービスについての説明です。

KINTO ONEのサービスの概要は以下の通りです。

  • トヨタ車・レクサス車のカーリース
  • 3.5.7年いずれかの契約期間
  • 満了後は車を返却
  • 月額料金は初回から一定
  • 月額料金には諸費用、税金、任意保険、メンテナンス代含む
  • 契約者じゃなくても誰でも自由に運転できる
  • 初期費用フリープランと解約金フリープラン
  • 18歳~90歳まで契約可能

KINTOの最大の特徴は、「月額料金に任意保険の料金が含まれる」点です。その他、他のカーリースサービスと異なる点が多いので、利用を検討する方は細かく確認しましょう。

>>>【KINTO】公式ページ

KINTOの月額料金

月額料金
  • ヤリス月額 35,310円
  • ヴォクシー月額 55,220円

※初期費用フリープラン・5年契約・頭金なし・ボーナス払い無し

例えばKINTOの月額料金は上記のとおりです。車種やグレード、契約年数などで細かく変わっていきますので、参考程度にしてください。

KINTOの月額料金は、webサイトで簡単にシミュレーションすることができます。24時間いつでもどこでも、1~2分程度あれば見積もり可能で、とても便利です。ディーラーなどの店舗に足を運ぶ必要はありません。

KINTOの月額料金に関しては、「高い・高すぎる」との口コミも多いため、こちらの記事で料金について解説しています。

>>>「KINTO」は高すぎる!?/月額料金だけでコスパ比較できない理由は「トヨタだけの特徴」にあり

KINTOの月額料金に含まれる内容

含まれる含まれない
・登録費用
・諸経費自動車税
・重量税自賠責保険
任意保険
車検代
・メンテナンス代
・ガソリン代(電気代)
・駐車場代

車のサブスクであるKINTOは、任意保険料を含んで、月額料金としているのが大きな特徴です。

一般的なカーリースは、月額料金に任意保険料を含んでいないので、月額料金はKINTOよりも安く見えますが、KINTOでは誰でも同一補償内容の保険が含まれています。

このことが、KINTOがとてもお得になる人と、そうではなく損をしてしまう人が出てしまうという、KINTO最大の特徴であり注意点を生んでいます。

詳しくはこちらの記事に書きました。

>>>車のサブスク「KINTO」が向いている人・向いていない人/メリットがマッチするかが最大の鍵

KINTOの2つのプラン

2つのプラン
  • 初期費用フリープラン
  • 解約金フリープラン

KINTOには2つのプランがあり、自由に選ぶことができます。

初期費用フリープラン解約金フリープラン
初期費用なし申込時に月額5ヶ月分相当
契約期間3年、5年、7年から選択初回3年、その後7年まで再契約可能
ボーナス払い5.5万、11万、16.5万から選択可不可
中途解約金解約するタイミングにより月額料金の1~10ヶ月分の解約金が発生なし
契約満了時の選択返却のみ(新たな車の契約可)同じ車で再契約可

初期費用フリープラン

手持ちのお金が無い時に向いている

初期費用フリープランでは、頭金など一切支払う必要が無く、初月から一定額の月額料金を支払うことで、車に乗り始めることができます。

このプランは、完全なるサブスクリプションサービスで、スマホの支払いなどと同様です。

初めて車を購入する場合や、就職するタイミングなどで、手持ちのお金に余裕がない場合には初期費用フリープランが向いています。

初期費用(頭金など)を支払わない分、月額料金が高額になってしまいますが、ボーナス払いを選択することで、月額料金を引き下げることができます。

解約金フリープラン

現在の車の売却収入がある場合などに向いている

解約金フリープランは、申込時に5ヶ月分程度の申込金(頭金)を支払うことで、中途解約金を0円にし、いつでも解約できるようにするプランです。

現在の車の下取り収入などがある場合は、こちらのプランが向いています。

ただしボーナス払いが選択できないことには注意が必要です。

>>>【KINTO】公式ページ

KINTOの契約期間と途中解約

契約期間

KINTOの契約期間は3年、5年、7年のいずれか

KINTOの契約期間は最大でも7年契約で、その後も同じ車に乗り続けることはできません。たとえ、愛着が湧いて同じ車に乗りたいと思ったとしても、継続使用は不可能です。

初期費用フリープランでは、契約時に決定した3.5.7年の契約期間を、その後変更することはできません。また、中途解約では月額料金の1~10ヶ月分の解約金が発生するので注意が必要です。

解約金フリープランでは、最初は必然的に3年契約となり、満了後に最大7年まで延長することが可能です。いつ解約したとしても解約金は発生しません。

なお、車が全損となる事案が発生した場合には、強制的に中途解約となりますが、いずれのプランでも解約金や違約金、ペナルティの発生はありません。

みんなが選んでいる契約年数

公式サイトによると、KINTOの契約期間で最も多いのは「7年」で41.2%、続いて「5年」で35.3%、最も少ないのが「3年」で23.5%となっています。比較的長い契約年数が多くなっています。

KINTOの契約期間終了後

返却
  • 初期費用フリープランでは車を返却
  • 解約金フリープランでは7年までは継続可、その後車を返却

KINTOには「買い取り」という選択肢がないので注意が必要です。

なお、KINTOは返却された車を使って、今後「KINTO 中古車」を全国展開させる予定としています。(2023.4月現在、東京・愛知のみで展開)

KINTO契約で事故・故障した場合

事故・故障
  • 故障は修理費用負担0円
  • 分損事故は最大5万円の自己負担
  • 全損事故は自己負担0円で強制解約
  • 月額料金は変わらない(何度でも)
  • 代車費用負担0円(30日)

KINTOの契約者は、全員同じ補償内容の保険に加入することになり、取り扱いは上記のとおりとなります。

KINTOの保険(補償)の内容についてはこちらに書きました。

>>>車のサブスク「KINTO」の大きな特徴は任意保険の取り扱い/等級によって損得あり

KINTOの使用制限とペナルティ

  • 走行距離制限「1,500km/一ヶ月」
  • ペット乗車不可
  • 車内喫煙不可

KINTOには主に上記のような使用制限があります。それぞれペナルティがありますが、KINTOのデメリットも含めて、詳しくはこちらの記事で説明しています。

>>>車のサブスク「KINTO」が向いている人・向いていない人/メリットがマッチするかが最大の鍵

KINTOのサービス対象者(年齢制限)

年齢制限

18歳~90歳までの普通免許所持者

KINTOは18歳~90歳までの普通免許を所持している方なら契約可能です。

他のカーリースサービスでは、事故リスクなどを考慮し、20歳以上や70歳以下などの条件の場合があるので、KINTOは年齢制限の範囲が広いと言えます。

本契約には審査がありますが、学生さんや専業主婦さんでも契約できる可能性があります。

また、KINTOは契約者が誰であっても運転することができるので、もし審査に落ちてしまった場合でも、旦那さんや家族の契約で普段使いすることが可能です。

KINTOの月額料金の支払い方法

クレジットカード
  • 口座振替
  • クレジットカード払い

KINTOでの月額料金の支払い方法は口座振替またはクレジットカードが選べます。

いずれの支払い方法を選んでも、毎月一回の引き落としとなります。

クレジットカード払いができるカーリースは少ないので、普段からクレジットカードの利用が多い方には重宝します。

口座振替

  • クレジットカードを持っていない人でも利用できる
  • ほぼ全ての銀行口座の選択が可能
  • アプリなどで簡単に情報を確認できる

口座振替は最初の手続きが面倒ですが、特にメリットもデメリットもありません。

クレジットカード払い

  • 各カード会社のポイントが付く

クレジットカード払いの最大のメリットはポイントが付くことです。

例えば月額料金が5万円の契約の場合、年間60万円のカード払いになります。

仮に、0.5%のポイントが付くクレジットカードであれば、毎月250ポイント貯まることになり、年間では3,000ポイント、5年間では15,000ポイントになります。還元率が1%のクレジットカードであればその倍です。

クレジットカード払いのメリットは大きいです。

KINTOで利用可能なクレジットカード

  • VISA
  • MasterCard
  • JCB
  • AmericanExpress
  • DinersClub
  • トヨタのTS CUBIC CARD

中でもトヨタのTS CUBIC CARDはキャッシュバックがあるので最もお得です。

>>>【KINTO】公式ページ

KINTOで選べる車種

  • トヨタ・レクサス車以外は選べない
  • 乗用車(大衆車)はほぼ全ての車種が選べる
  • GRシリーズはGRヤリスのみ
  • レクサスはUX,NX,IS,RZのみ選べる
  • 軽自動車は選べない

2023.4月現在、世界情勢などの影響により、納期が遅れていたり、本来選べる車が限定されています。

KINTOの車種についてはこちらの記事に書きました。

>>>トヨタのサブスク「KINTO」の選べるおすすめの車種と価格/キント限定の車も存在

KINTOの選べる装備(グレードとオプション)

  • グレードは数種類から選ぶ
  • オプションは、パッケージ(セット)の中から選ぶ

KINTOでは、売れ筋のグレードを厳選して、ナビ、フロアマット、安全装備等の人気オプションを組み合わせて、パッケージ化しています。

新車購入時のように細かく選ぶことはできませんが、人気のグレードや装備を選ぶことができます。

KINTOの選べる装備についてもこちらの記事に書きました。

>>>トヨタのサブスク「KINTO」の選べるおすすめの車種と価格/キント限定の車も存在

KINTOの料金シミュレーション

KINTOのwebサイトでは、細部に渡って月額料金のシミュレーションができます

このシミュレーションをしている間、料金を常に表示してくれているので、追加した場合や削除した場合の料金の違いが非常にわかりやすく、大きな検討材料になります。

シミュレーションは次のようにどんどん選択していくだけです。

  1. 車を選ぶ
  2. プランを選ぶ(初期費用フリー or 解約金フリー)
  3. 契約期間を選ぶ(3 or 5 or 7)
  4. ボーナス払いを選ぶ(有り無し・金額)
  5. グレードを選ぶ
  6. ボディの色を選ぶ
  7. 内装の色を選ぶ
  8. パッケージ(オプション)を選ぶ
  9. 追加オプションを選ぶ
  10. 寒冷地仕様・冬タイヤを選ぶ
  11. 希望ナンバーを選ぶ

概ね上記のとおりです。

KINTOは全てwebで完結すると言っている通り、この優秀なシミュレーションで実現しています。

なお、不明な点がある場合は、チャットなどで問い合わせることが可能です。

>>>【KINTO】公式ページ

KINTOの魅力(メリット)とデメリット

KINTOには魅力(メリット)とデメリットがあり、向いている人・向いていない人がわかりやすく分かれるサービスです。

KINTOのメリット・デメリットを知ることはとても重要なことです。詳しくはこちらの記事で説明しています。

>>>車のサブスク「KINTO」が向いている人・向いていない人/メリットがマッチするかが最大の鍵

KINTOの魅力(メリット)

  • 頭金が不要で初月から毎月一定額
  • 任意保険(車両保険)がセット
  • Web上で手続き可能で即納車
  • ライフスタイルに柔軟に対応・乗り換え
  • 正規のメンテナンスを受けられる
  • トヨタグループの安心感
  • お得なポイントシステムやキャンペーン

KINTOのデメリット

  • 保険の等級を引き継げない
  • 契約期間に縛りがある
  • 中途解約時は解約金が必要
  • 走行距離に制限がある
  • 車を自由にカスタマイズできない
  • ペットと乗車できない
  • 喫煙ができない

KINTO契約から納車までの流れ

契約

KINTOの契約はwebと必要書類の提出(画像の送付・書類の郵送)で完了します。ただし、最後の納車の時だけは、車の説明などを受ける必要があるので、ディーラーに出向かなければなりません。

車選びと見積もり

KINTOのwebサイトのシミュレーションを使って、乗りたい車の見積もりをします。

このとき、web上の見積書をPDFにして印刷や保存することが可能なので、必ず保存しておきましょう。

トヨタ販売店の選択

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シミュレーションを使って車やプランを選んだあとは、トヨタの販売店(ディーラー)を選びます。

この時に選んだトヨタの販売店は、車の引き渡し(納車)や、その後のメンテナンスで何度も車を持ち込む店舗になるので、慎重に選ばなければなりません。

販売店を選ぶポイントは主に次のようなものです。

  • 自宅からの近さ
  • 店舗の入りやすさ
  • 店舗の規模
  • ショールームの快適さ・きれいさ

大前提に、トヨタ販売店にも良いところ、悪いところ、いろいろな店舗があります。

自宅からの近さや店舗の入りやすさは説明の必要がありませんが、店舗の規模やショールームの快適さはとても重要で、契約中の定期点検などのメンテナンス予約の取りやすさや、待ち時間の快適さなどに大きく影響します。

また、小さい店舗の場合、今後、店舗の統廃合などにより無くなる可能性もあります。

近隣のトヨタ販売店の情報が全くわからない場合でも、地図や地名検索で選ぶことができますが、店舗の外観だけでも確認することを強くおすすめします。

トヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店

トヨタには4つのチャネルがあります。東京や神奈川では統合している場合もありますが、その他の地方では〇〇トヨタ、トヨタカローラ〇〇など(〇〇は都道府県名が多い)4つのチャネルの名前がついた販売店があり、会社(経営者)が違うことが多いです。

以前はチャネルごとに販売車両(取扱車両)が異なりましたが、近年統一され、どのチャネルでも、全車両が販売されるようになりました。

ただし、クラウンはトヨタ店、ハリアーはトヨペット店など、以前の名残で整備技術やノウハウに差がある場合があるので、特に高級車の場合は以前の販売店(取扱店)を考慮しても良いかもしれません。車両に対する整備スタッフの慣れが違います。

なお、ヤリスやアクアなどの小型・大衆車はどこでも差はありません。

審査申込・契約

トヨタ販売店の選択が終わると、そのまま以下の流れに移っていきます。

  • 利用規約の確認
  • お客様情報の入力
  • 勤務先情報の入力
  • 入力情報の確認
  • 申込み確認メール(URLをクリック)
  • 申込み完了

特に迷うことはありません。

申込みが完了すると、登録したメールアドレスに「KINTO申込み手続き完了のお知らせ」というメールが届きます。この自動メールが届くと審査が開始されたことになります。

その後、「KINTO審査承認・契約お手続きのご案内」というメールが届くと審査が承認されたことになり、契約できる状態になります。審査結果は「通常3営業日以内」とアナウンスされています。

届いた承認メールに従い、「マイページ」にログインし、口座振替またはクレジットカードのいずれかの支払い方法を選び、設定することで、契約の完了となります。

必要書類の提出

契約完了後、KINTOから必要書類を求める封書が届きますので、書類を揃えてKINTOに郵送します。販売店などに足を運ぶ必要はありません。

なお、必要書類は次のようなものです。

  • 自動車保管場所使用承諾証明書
  • 保管場所地図
  • 委任状
  • 印鑑証明書等
  • その他、いくつかの書類にサイン

販売店で車の受け取り

KINTOに提出した必要書類や情報は、あなたが選択したトヨタ販売店にも届きますので、販売店から納車の日程に関しての連絡があります。

担当するトヨタ販売店と納車の打ち合わせを行い、指定日に車の受け取りに行けばあとは自由に乗り始めることが可能です。

KINTOの審査

審査

KINTOの審査は一般的なカーリースと同水準との口コミが多いです。

審査の基準が公表されることはないので、実際に申し込みをしてみないとわかりませんが、特に厳しいといった口コミは多くありません。

また、KINTOは「旦那さんが契約して奥さんが乗る」「親が契約して、別居の子供が乗る」など、契約者が誰であっても、誰が乗っても良いシステムになっているので、不安があるかたは契約者を別の人にすると良いでしょう。

なお、収入がない・少ない人は連帯保証などで可能になることもあります。

>>>【KINTO】公式ページ

KINTOの口コミ・評判

良い口コミ

悪い口コミ

KINTO以外のおすすめカーリース

  1. おトクにマイカー定額カルモくん
  2. リースナブル
  3. KINTO(キント)
  4. MOTA(モータ)
  5. コスモMYカーリース
  6. ホンダマンスリーオーナー
  7. ノレル(NOREL)
  8. 日産 Click Mobi
  9. ニコノリ
  10. オートフラット

現在、車のサブスク(カーリース)市場は日に日に大きくなっているため、KINTOも含めてたくさんのサービスが乱立し、競争が激化しています。

その中でもトヨタの「車のサブスク KINTO」は他のカーリースと比べて、料金や保険の仕組みなど大きく異なる特徴を持っています。

もし、KINTOがあなたに合わないとしても、他のカーリースはまた異なる特徴を持っているため、あらためて他のサービスを検討してみましょう。

上記の10個のサービスは、利用料金、利便性、信頼性など総合的に品質の高いサービスとなっており、現在加入者を増やしているサービスばかりですので、ぜひ参考にしてください。

また、おすすめのカーリースについては、こちらの記事で詳細に説明しています。

>>>初めて車のサブスクを考える人必見!おすすめサービスの特徴比較/軽や中古車サブスクも

まとめ

KINTOはまだ新しくできたばかりの車のサブスクサービスで、トヨタグループが力をいれて事業展開しているカーリースサービスです。特に若者を中心に契約者数を順調に増やしており、今後も伸びることが予測されます。

一方で、人によって向き不向きがあるサービスですので、慎重に検討しなければなりません。

この記事が誰かの役に立てば幸いです。以上、トヨタの車のサブスク「KINTO」の仕組みや特徴についてでした。

>>>【KINTO】公式ページ

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