初めて車のサブスクを考える人必見！おすすめサービスの特徴比較/軽や中古車サブスクも

維持費がかかる車の「所有」から、手軽に車を利用することができる「車のサブスクリプションサービス」が注目を集め、利用する人が増えています。しかし、新しく生まれたこのサービスにはまだまだ知られていない情報や注意点があります。

この記事では、車のサブスクの基礎知識から、加入する際の注意点、おすすめのサービスまで、整備士ねっとチームが徹底解説していきます。

車を所有することに迷いがある方、使い方に困っている方、車のサブスクに興味がある方は必見です。

※この記事は長文です。目次クリックで好きな場所に飛びます。

1.迷った時のおすすめ

おトクにマイカー定額カルモくんがおすすめ

現在、車のサブスク（カーリース）市場は日に日に大きくなり、自動車メーカーも次々と参入し、たくさんのサービスが乱立しています。

その中でもこちらのサービスは、利用料金、利便性、信頼性など総合的に品質の高いサービスとなっています。特に、初めて車のサブスクを考える場合には、最初に確認しておくと良いサービスです。

特に次のような人におすすめです。

おトクにマイカー定額カルモくんは、総合的に品質の高いサービスなので、特に初めてサブスクを利用する方は、ここを基準に比較して、自分にあった車のサブスク（カーリース）を選ぶことをおすすめします。

2.車のサブスク（カーリース）おすすめ10社比較

1.おトクにマイカー定額カルモくん

2007年に設立されたベンチャー企業ナイル株式会社が運営するサービスで、2016年からサービスを開始しています。ナイル株式会社はモビリティ業界のDXを牽引しています。

おトクにマイカー定額カルモくんの特徴は以下のとおりです。

利用料金、利便性、信頼性において、バランスの取れた車のサブスクサービスです。大きなデメリットがないことから、特にこだわりがなく低価格で利用したい人に向いています。

2.リースナブル

リースナブルは、㈱三和サービスが提供する車のサブスクサービスです。店舗を持たず、インターネット上だけでサービスを展開しています。 

リースナブルの特徴は以下のとおりです。

リースナブルも利用料金、利便性、信頼性において、バランスの取れた車のサブスクサービスで、個人の利用者が非常に多いサービスとなっています。

ただし、車種の制限や走行距離制限があることに注意が必要です。

3.KINTO（キント）

KINTOは、2019年1月に設立されたトヨタ自動車の100%子会社の法人（株式会社KINTO）が運営する車のサブスクサービスです。

KINTOの特徴は以下のとおりです。

KINTOは自動車メーカー大手のトヨタが提供するサービスなのでサポートやメンテナンスが安心できるというメリットがある一方で、月額料金が他のサブスクサービスより高めというデメリットがよく話題になります。

トヨタディーラーによる、質の高いメンテナンスやサービスを受けたい方はおすすめです。

KINTOは契約者を加速度的に増やしています。詳しくはこちらの記事に書きました。

>>>トヨタのサブスク「KINTO」/仕組みや特徴、よくある疑問を整備士ねっとが総まとめ

4.MOTA（モータ）カーリース

MOTA（モータ）カーリースは、中古車・新車、自動車買取サービスを中心に行っている㈱MOTAが運営する車のサブスクサービスです。

MOTA（モータ）カーリースの特徴は次のとおりです。

契約期間を修了した後には車が自分のものになるため、カーリースでありながら、カスタマイズすることができ、車を所有することと同様に愛着を持ったりすることができます。

5.コスモMYカーリース

コスモMYカーリースは、ガソリンスタンドを経営するコスモ石油マーケティング㈱です。コスモ石油によるガソリン代の割引サービス（最大5円/Lの割引）があることが、大きな特徴の一つになっています。

コスモMYカーリースの特徴は次のとおりです。

コスモ石油ならではの、全国のコスモ石油で使えるガソリン割引が最大の特徴です。ただし、専用のクレジットカードを使用する必要があることに注意です。

※2023.3月現在、新規契約者を対象に、ずっと最大10円/Lの割引キャンペーンが展開されています。

6.ホンダマンスリーオーナー

ホンダマンスリーオーナーは、自動車メーカーのホンダ公式の車のサブスクサービスです。2020年1月28日に中古車から開始され、2022年4月7日には、全国47都道府県、378拠点に拡大されています。

他の車のサブスクサービスとは違い、1ヶ月～11ヶ月までの短期契約であることが最大の特徴です。

ホンダマンスリーオーナーの特徴は次のとおりです。

他の車のサブスクサービスは数年単位の契約であるのに対して、１年未満の短期契約であるため気軽に利用でき、いつでも解約可能です。

１年以上先のご自分のライフスタイルが予測できない人には非常に向いているサービスです。

7.NOREL（ノレル）

NORELは、中古車のガリバーを運営する㈱IDOMの子会社である、㈱IDOM CaaS Technologyが提供する車のサブスクサービスです。

NORELは、高残価で支払額を抑えてクルマに乗れるという特徴があります。また、独自の審査基準を採用しているため、他で審査落ちしてしまった方にも利用できる可能性があることも特徴の一つです。

NORELの特徴は次のとおりです。

NORELは車の維持費を限界まで抑えたい人や、多くの車種に乗りたい人、新車にこだわらない人に向いています。また、車の購入や他の車のサブスクサービスの審査に落ちてしまった人にも一考の価値があります。

8.日産 Click Mobi

日産 Click Mobi は自動車メーカーの日産が2020年から提供しているクルマのサブスクサービスです。

日産 Click Mobi の特徴は次のとおりです。

日産が提供するサービスなので、サポートやメンテナンスが安心できるというメリットがある一方で、月額料金が他のサブスクサービスより高め、審査がきびしいという口コミが目立ちます。

日産ディーラーによる、質の高いメンテナンスやサービスを受けたい方はおすすめです。

9.ニコノリカーリース

ニコノリは、レンタカー事業を中心に自動車販売・整備・保険代理店業務などを展開している㈱MIC会社が提供しているサービスです。

ニコノリカーリースの特徴は次のとおりです。

ニコノリは、自動車メーカーが展開する車のサブスクよりも安価であり、車種や契約方法についても、自分のライフスタイルにあった契約を結ぶことができる柔軟なサービスです。

こちらも、大きなデメリットがないことから、特にこだわりがなく低価格で利用したい人に向いています。

10.オートフラット

オートフラットは、石油精製会社の出光興産が運営する車のサブスクサービスです。出光ステーションによるガソリン代の割引サービス（最大7円/Lの割引）があることが、大きな特徴の一つになっています。web以外でも全国約1,300箇所のステーションで契約可能

オートフラットの特徴は次のとおりです。

3.車のサブスクを比較する17のポイントと注意点

車のサブスクサービスを比較するには、下記のような数多くのポイントや注意点ががあります。

1.月額料金

車のサブスクサービスは毎月定額を支払うことが最大の特徴であるので、月額料金はもっとも重要なポイントです。

カーリースは、車両を購入するよりも手軽に車を利用することができますが、長期的に見るとコストがかかることがあります。そのため、長期的な視点で見た場合に、車を購入した場合とコスト比較を行うことが重要です。

また、車のサブスクサービスによって、料金が大きく違う為、月額料金でサービスの比較をすることは、とても大事です。

ただし、同じサービスでも、プラン（契約条件）や車種、契約期間などで料金が大きく変わるため、正確に比較したい場合には、すべてが同一条件で複数のサービスで見積もりを取ることが確実です。

2.契約期間

カーリースの契約期間は、車検のタイミングにあわせて3～7年くらいが一般的ですが、9年、11年という長期間のプランを設定しているサービスや、逆に１年未満の短い契約期間でレンタカーに近いような感覚で利用できるサービスもあります。

カーリース会社は、契約期間満了時に見込めるリース車両の中古車価格を予想し、車両購入費用から差し引いて月額料金を決定する残価設定を行っています。

一般的に契約期間が長いほど月額料金が安くなる傾向があります。

一方で、中途解約をすると違約金が発生するケースがあるため、契約期間を決める際には慎重に考える必要があります。

3.含まれるサービス内容

カーリースに含まれるサービスはカーリース会社のサービスや、ユーザーが選ぶプラン、オプションによって変わります。

一般的に多くのカーリース会社では、以下のようなサービスが含まれ、一定額の月額料金としています。

その他に、契約期間中のガソリン代の割引や駐車場の提供、割引など、カーリース会社によって、特徴的なサービスを行う場合があります。

カーリース会社のサービスやユーザーが選ぶプランやオプション設定によって、含まれるものや含まれないものがあるため、契約時には確認が必要です。

4.選べる車種のラインナップ

車のサブスクで選べる車種は、カーリースの会社によって変わります。

例えば、おトクにマイカー定額カルモくんでは、、軽自動車を含む全ての車種から選択できますが、例えばKINTOでは、トヨタ車しか選択できず、なおかつ軽自動車は選ぶことができません。

また、NORELなど中古車を選ぶことができるサービスもあります。

車のサブスクを選ぶ場合は、自分の乗りたい車種が選択できるかどうかについて確認する必要があります。

5.納車時期

日本の自動車メーカーにおける新車の納車時期は、一般的に1ヶ月～３ヶ月ですが、現在、様々な経済状況を受けて大きく遅れている傾向にあります。

メーカーや車種によって、かなり遅れる場合や、１年以上納車時期が未定の車種も存在します。そして、車のサブスクにおいても、新車の納期が遅れていることは同じです。

カーリース会社によって、新車の在庫を抱えていたりする場合があり、納車時期が大きく違います。そのため、自分がリースしたい車の納車時期について、比較することが重要です。

なお、KINTOでは、トヨタの新車を購入するよりも、納期が圧倒的に早いとの情報があります（2023.3月の情報）。

6.契約満了後に車を返却か

カーリース契約期間が満了した場合、原則として車を返却することになりますが、カーリース会社によっては以下の方法があります。

例えば、ニコノリカーリースでは、契約満了後にそのまま車を貰えるサービスがあります。契約満了後に車がどうなるのかについては、月額料金にも大きく影響しますので、しっかりと確認する必要があります。

7.オプションサービスの充実度

一般的に、個人向けカーリースサービスには、以下のようなオプションがあります。

項目	サービス内容
1.保険サービス	自動車保険の加入や斡旋をしてくれます。
2.ドライブレコーダーサービス	車載カメラを設置し、事故やトラブルの際に映像記録を残すことができます。
3.ETCサービス	ETCカードを利用して高速道路を通行できるようになります。
4.車検・点検サービス	車検や点検の手続きを代行してくれるサービスです。
5.ドライバーサポートサービス	道に迷ったときやトラブル発生時に、24時間対応してくれるサポートがあります。
6.タイヤ交換サービス	車両のタイヤを季節ごとに交換してくれるサービスです。
7.ガソリン代割引サービス	契約期間中のガソリン代が特定のステーションで割引になります。

カーリース会社によって提供されているオプション内容や料金は大きく異なり、様々なオプションがあります。また、オプションではなく、標準で付帯される場合もあります。

必要なオプションを選択する際には、自分に必要なサービスを確認し、契約内容を十分に理解することが重要です。

8.ドライバーの年齢制限

車のサブスクでは、カーリース会社によって多少違いがあるものの、「20歳以上、75歳以下」という年齢制限を設けていることが多いようです。ただし、条件によっては未成年者や高齢者でも利用できる場合もあるので、該当する場合は確認が必要です。

例えば、おトクにマイカー定額カルモくんでは、契約時の年齢が18～75歳であれば申込みが可能です。

9.走行距離制限

多くのカーリース会社では、ひと月あたり1,000～2,000kmに設定されており、その走行距離を超えてしまった場合、契約満了時などに、超えてしまった距離に応じて、超過分を請求されるなどのペナルティが発生します。

なお、多くの場合で、月単位で走行距離制限をオーバーしても、契約期間中の総走行距離が制限を超えなければ問題ありません。

10.契約解除時の違約金

契約期間中に何らかの事情で車を使用しなくなったなど、契約を解除したい場合があります。その場合、カーリース会社から違約金の請求がある場合が多いです。

基本的には残期間分のリース料や事務手数料、残存価格を中心とした費用から、控除される費用を差し引いた金額が請求されることになりますが、「解約したくても多額の費用が必要でできなかった」といった口コミも見受けられますので注意が必要です。

途中解約の可能性がある場合はもちろんのこと、現在は考えられないとしても、念のため、契約解除時の取り扱いに関することについて、確認しておくことが必要です。

11.サポート体制

車検や点検時に連絡が来ない、事故や故障した時に対応してくれない、など車のサブスクによっては、サポートが良くない場合があるようです。

上記のようなサポートについて、迅速で適切な対応をしてくれる体制が、しっかりと整っているかを確認する必要があります。

12.カーリース会社の信頼性・経営状態

万が一契約期間中にカーリース会社が倒産してしまうようなことがあると、返却や修理ができなくなる可能性や、契約期間中の支払いを全額支払う必要があるなどの可能性があります。

そうならないためにも、信頼性が高く、経営状態が良いカーリース会社を選ぶことが重要です。

一般的には大手と呼ばれる会社を選ぶことでリスクを低減できる可能性が高く、サービスを始めたばかりの小資本のベンチャー企業などはリスクが増えると言えます。

13.車の引き渡し方法

カーリース会社や契約内容によって大きく異なります。一般的には、契約者が指定した場所に車両が配送されます。

KINTOなどの自動車メーカー系のサブスクでは、ディーラーに来店し、店舗スタッフにより新車の購入時と変わらない説明を受けながらの納車となります。

一方、特に店舗を持たないサービスにおいては、車に対する説明が納車時にどの程度行われるかについて確認しておく必要があります。

14.メンテナンスを受ける整備工場

点検や車検などのメンテナンスを実施する整備工場は、カーリース会社によって、指定される場合と、自分で選べる場合があります。

その他にも、カーリース会社が提携している整備工場の中から選択する必要がある場合や、特定のメンテナンス業務については、指定された整備工場でしか受けられない場合があります。

車のサブスクでは、車検や点検などのメンテナンスの際には、整備工場と連絡を取り車を持ち込んだり、車を預けて店内で待つ場面が出てきます。（場合によっては引取などもしてくれる）

これまで、付き合いのない整備工場だったり、遠くの整備工場だったりする可能性がありますので、とても重要な要素です。

KINTOなどの自動車メーカー系のサブスクでは、ディーラーでのメンテナンスが基本となりますので、安心できる人も多いかもしれません。

メンテナンスを行う整備工場について気になる人、こだわる人は、事前に確認するか、自動車メーカー系のサブスクを選ぶことをおすすめします。

15.自動車保険料（任意保険）と内容

車のサブスクの月額料金には、自賠責保険料のみ含まれていて、任意の自動車保険は含まれていないことが一般的ですが、含まれているサービスもあります。

含まれている場合には、月額料金を大きく左右するので、補償の内容などをしっかりと確認・比較する必要があります。

特に、車両保険の有無・内容や、盗難・災害時の補償の有無はとても重要です。

16.キャンペーン内容

個人向けカーリースの市場規模は右肩上がりに成長し、現在も多くの企業が参入しています。

そのため、各社カーリース会社は様々なキャンペーンを打ち出し、新規顧客を獲得しようとしています。

車のサブスクを始める場合には、各社のキャンペーンの内容や時期について、しっかりと比較することをおすすめします。

17.口コミの確認

カーリース契約をする前に口コミを確認することで、以下のようなメリットがあります。

口コミは、実際に車のサブスクを利用した人たちの生の声を聞けるため、その会社のサービスや車両状態、対応などがわかります。ウェブサイトなどで公開されている情報よりも詳細で、様々な角度からの情報が得られます。

また、複数のカーリース会社のサービスや評判を比較することができ、自分にとって最適なカーリース会社を見つけるために、口コミを参考にすることは非常に有効です。

口コミを確認する際は、公式のwebサイトの口コミではなく、別のサイトの口コミがおすすめです。公式のwebサイトの口コミでは、印象操作されている可能性が高いです。

4.車のサブスクとは？

車のサブスクの概要や仕組み

車のサブスクリプション（サブスク）とは、車を所有する代わりに、一定期間車を使用することができるサービスです。通常、月額料金を支払うことで、車の利用やメンテナンス代、自動車税などが含まれます。

サブスクリプションの車は、所有する必要がなく、必要に応じて複数の車種を使用できるため、所有コストやメンテナンスコストを抑えることができます。また、保険や税金、車検などの手続きも、業者が代行してくれるため、利用者は車を使いたいときに乗るだけでOKなので、利便性も高いとされています。

車のサブスクリプションは、車を所有することに抵抗がある人や、短期間の利用に適した人、新しい車種を試したい人などにとって、魅力的なサービスとなっています。

具体的なサービスとしては、トヨタなどの自動車メーカーが運営する車のサブスク、その他カーリース、カーシェア、など月額固定料金で車を提供するサービスがあります。

車のサブスクが注目される理由

車のサブスクが注目される理由は、特に比較的若い世代のニーズの変化です。

都市化の進展や交通手段の多様化に伴い、車の所有意識が低下する中、車を所有することに伴う初期費用や維持費、車検、メンテナンス、保険などのコストや手間に対して、マイナスイメージを持つ人が、若者を中心に多くなっています。

具体的には、以下の要因があります。

車の「サブスク」「カーリース」「カーシェア」の違いは？

車を所有しない点では３つとも同じです。

一般的に、トヨタ自動車など自動車メーカー系の車のサブスクを「車のサブスク」と言うことが多く、リース会社などが運営するサブスクはカーリースと言う場合が多いです。

自動車メーカーが運営する車のサブスクもカーリースも、サービスを提供する企業の呼び名であり、契約期間や車種、料金が違うだけでシステムは非常に似ています。月額料金を支払っていくという点ではどちらもサブスクと言えます。

カーシェアは、基本料金に使った分の料金が加算されるため、日常的に車を使わない人向けです。

自動車メーカー系車のサブスクが向いている方

自動車メーカーが運営する車のサブスクは、最寄りのディーラー店舗で納車や点検整備などのアフターサービスを受けられることが最大の特徴です。

車のサブスクでありながら、ディーラーで新車を購入した場合と同じようなサービスを受けられるため、月額料金の安さよりも、サービスの充実を重視したい人に向いています。

また、3～5年程度の比較的短い期間での契約になることが多いです。

代表的なサービスとしては、トヨタのKINTOなどがあります。

カーリースが向いている方

カーリースは、自分のライフスタイルに合わせて、契約内容を柔軟に設定することができる点が特徴です。また、自動車メーカー系の車のサブスクよりも、月額料金が安いことが多いため、コスト重視の人に向いています。

月額料金を抑えるため、7～11年間など、自動車メーカー系のサブスクよりも比較的長い期間の契約になることが多く、代表的なサービスとしては、おトクにマイカー定額カルモくんなどがあります。

カーシェアが向いている方

カーシェアは、時間単位や、一日単位で使いたいときだけ借りる人に向いています。1ヶ月間、一年間ずっと借りるような場合には、自動車メーカー系の車のサブスクやカーリースが向いています。レンタカーに近いイメージです。

以上のように、車のサブスク、カーリース、カーシェアにはそれぞれ異なる特徴があります。 自分に合ったサービスを選ぶ際には、それぞれの特徴をよく理解して比較することが重要です。

5.車のサブスク７つのメリット

1.手軽で手間がかからない

車のサブスクを利用すると、「所有しない」ということから、車検・メンテナンス、保険、車の売買、乗り換えの手続きなどに関する、様々な手続きを自分で実施する必要が無くなります。また、カーリース会社からの様々なサポートを受けられるため、自分の車を管理する手間も省けます。

さらに、定期的な点検を実施することで、車の維持管理が行き届き、修理や故障が発生する確率が低くなり、より安心して車を利用することも大きなメリットになります。

2.初期費用なしで新車に乗れる

カーリースでは車を購入する場合に必要となる諸費用（自動車税、自動車重量税、登録費用、自動車保険の初期費用など）がカーリース契約に含まれ、月額で請求されることになるため、通常、新車や中古車の購入時に発生する頭金や手数料などのまとまった金額を用意することがありません。

また、車の使用期間や走行距離、リース期間終了時の残価を契約時に設定し、残価設定型リース契約を結びます。残価設定型リース契約では、残価分を分割して支払うため、ローンよりもお得に新車に乗ることができます。

3.車検費用やメンテナンス費用も定額化できる

本来は一定期間ごとにくる車検・点検や故障などによって突然くるメンテナンス費用を、車のサブスクでは予め定められた定額料金で支払うことになります。そのため、車にかかる出費を一定にすることができ、予期せぬ出費もなくなります。

それでいて、車のメンテナンスに必要な部品やオイル交換なども、定期的に実施されるため、車両が常に最適な状態で使用できることもメリットです。

また、カーリースによる車両の定額化は、車両を所有する場合に比べて、車両のリース期間中に車両をアップグレードすることができる可能性が高くなります。定額化された車両を使用することで、車両の交換に伴うコストが減り、より新しい車両を使用できる可能性が高くなります。

以上のように、カーリースによる車両の定額化は、予期せぬ費用を回避することができ、車両のメンテナンスやアップグレードが簡単になり、より安心して車両を利用できるメリットがあります。

4.新車購入時と同じように車が選べる

多くのカーリース業者は利用者が自分の希望に合った車種を選べるように、複数の自動車メーカーや車種を取り扱っていることが多いです。

また、カーリース契約においても、車両の装備品やカラー、オプションの選択が可能であり、自分に合ったカスタマイズができます。

ただし、KINTOなど自動車メーカー系の車のサブスクは車種がかなり限定されます。

5.利用期間中ずっとサポートを受けられる

カーリースの契約期間中は、カーリース会社の様々なサポートが受けられるため、車の維持に関することについての心配が無くなります。

事故や、トラブルなど車についての困りごとは、特に車について詳しくないユーザーにとっては、精神的にも大きな負担になることが多く、そういった理由で車を所持したくないという人が、若者を中心に多いようです。

カーリース会社によるサポートは、大きな安心感があることも大きなメリットの一つです。

6.新しい車種に乗れる

例えば、３年間のリース契約を結び、３年ごとに新たな車で契約を更新していくと、常に新しい車に乗り続けることができます。

新しい車に乗ることは、喜びなど精神的なメリットだけでなく、燃費、快適性、環境性能、安全性能など、多くのメリットがあります。

7.自由に使える

車のサブスクは、車を共同使用するカーシェアとは違い、自分の家の車庫に駐車し、自分が所有している場合と同様に自由に使用できます。

走行距離による制限やペナルティはあるものの、いつでも何時でもどこでも使用できる点は、カーシェアには無い大きなメリットです。

また、メーカーオプションを選ぶなど、自由にカスタマイズすることが可能なカーリースも多いです。

6.車のサブスク４つのデメリット

1.長期的な費用が高くなる可能性

車のサブスクは、契約期間中、毎月定額料金を支払って乗り続けます。何年契約だとしても、何年たったとしても、契約期間中は毎月同じ料金を支払い続けます。

一部の契約満了後に車がもらえる車のサブスクをのぞいて、車のサブスクは、あくまで車を借りることになるため、リース契約期間が終了した後は、その車を返却することになります。

契約満了時には、新たに車を買うなり、その車を買い取るなり、契約を更新してまた月額料金を支払い続けるなど、基本的に車のリース代や車両代をまた払い続けることになります。

一方、新車をローンで購入して自分で所有した場合には、例えば3年、5年のローンの返済期間を過ぎ、完済した後は完全に自分の所有物になり、返済を終えた後は車にかかるコストが極端に減ることになります。

そのままコストが減った状態でその車を長く乗れば乗るほど、車を所有した場合の１ヶ月当たりにかかった費用は安くなっていきます。

一般的に、同じ車であれば、長く乗れば乗るほど、車のサブスクよりも新車を購入した場合のコストが有利になっていきます。

このように、車のサブスクは長期的に見ると、車を所有する場合に比べて、支払いがずっと継続することになり、支払総額が高くなる可能性があるデメリットがあります。

現在は、車の性能が格段と上がり、車の平均使用年数が年々高くなっています。10年程度で車の寿命という時代は昔の話です。

2.契約満了時に追加料金が発生する可能性

下記のような理由で追加料金が発生する場合があり、最終的な支払総額が多くなってしまう可能性があるというデメリットがあります。

追加料金が発生するかどうかは、契約の条件や車の状態などによって異なります。契約する前に、契約内容や注意事項をよく確認し、追加料金が発生しないように注意することが重要です。

3.途中解約する場合、違約金が発生する

車のサブスクにおける契約は、３年５年などの決められた期間について、車を借りて、毎月支払いを続けるという契約になりますので、借りて側の都合などにより、それより短い期間で契約を打ち切りたい場合は、違約金が発生します。

車を自分で所有している場合は、車をいつ手放しても良いですので、この点はカーリースのデメリットになります。

4.自由にカスタマイズできない

車のサブスクでは、借りる車に、好きなメーカーオプションがつけられない、好きなナビをつけられないなど、自分が好きなようにカスタマイズできない可能性があり、デメリットになります。

ただし、自由にカスタマイズできるプランや、サービスも増えていますので、確認が必要です。

以上のように、車のサブスクにはメリットがあるため、自分のライフスタイルや用途に合わせて利用を検討することが大切です。

7.車のサブスク契約に必要なもの

車のサブスクでは一般にこれらのものが必要です。

運転免許証を持たない人は契約できないことや、20歳以下や75歳以上の方は契約できないなどの条件があるので、運転免許証によって本人確認と年齢を同時に確認しています。

クレジットカードによる支払いについては、対応可能なサービスと、口座振替のみの対応するサービスがあります。

例えばKINTOではクレジットカードで毎月の月額料金を支払うことができますが、おトクにマイカー定額カルモくんではクレジットカードで毎月の支払いをすることはできません。

その他、住民票や印鑑証明などの法的手続きに必要な書類や現在の自動車保険（任意保険）の情報などの提示が求められることがあります。

8.車のサブスクを申し込む（登録）手順

車のサブスクの申込み方法は一般的に上記のようになり、多くの場合でweb上で全て完了します。

9.車のサブスクの審査について

カーリースの審査とは、車をリースする場合において、個人や法人が契約をするための審査のことで、具体的には以下のものが審査の対象になります。

一般的に、カーリース会社は契約者が貸し借りする車の管理やリスク管理を行うために、契約者の信用度や経済状況、運転経歴などを調査して審査を行います。

1.信用情報

クレジットカード会社や信用情報機関を通じて、契約者の信用情報を確認します。過去の返済履歴や債務不履行情報などが審査のポイントとなります。

2.収入・職業

契約者の収入や職業が審査の対象となります。安定した収入があるか、職業が安定しているかどうかなどを確認します。

審査の結果、契約者がカーリース会社の基準に合致する場合、契約が成立します。しかし、審査に通過しない場合もあります。この場合は、契約が成立しないか、または、契約条件が変更されることがあります。

3.運転歴

運転歴も審査のポイントとなります。事故歴や違反歴がある場合は、審査に不利になることがあります。

4.保険加入状況

車両保険に加入しているかどうかも審査のポイントとなります。保険未加入の場合は、審査に不利になることがあります。

5.契約条件

契約する車両や契約期間、支払い条件なども審査のポイントとなります。

10.車のサブスクのよくある質問と回答【FAQ】

車のサブスクはどのくらいの期間の契約が設定できますか？

車のサブスクは、1ヶ月から11年程度の期間で契約することができます。自動車メーカーが提供するスブスクでは、車検時期に合わせた3～5年程度が一般的ですが、カーリース会社のサービスでは5年以上の契約が選べる場合も多いです。なお、契約期間がながければ長いほど、月額料金が安くなる傾向にあります。

車のサブスクの解約はできますか？解約金はかかりますか？

車のサブスクは、契約期間途中でも解約することができます。ただし、契約解除の手続きに応じて解約金が発生することがあります。解約金の額は、契約期間や解約時期によって異なります。

車のサブスクに加入するには、どのような条件が必要ですか？

車のサブスクに加入するためには、カーリース会社の審査にとおること、普通自動車免許を持っていることが必要です。また、年齢制限や運転経験年数の制限がある場合もあります。詳細は、各サービスのWebサイトやお問い合わせ窓口で確認することができます。

車のサブスクのメリットは何ですか？デメリットはありますか？

車のサブスクのメリットとしては、毎月の支払い額が定額で予算が立てやすく、車の維持費や修理費などが含まれているため、トラブル時の手間や費用がかからない点が挙げられます。一方、デメリットとしては、長期間の契約では総額が高くなってしまう可能性があることや、自分の所有物ではないため、使用に際して走行距離などに制限があることが挙げられます。

車のサブスクの保険について教えてください。

車のサブスクには、車両保険や自賠責保険が含まれていることが一般的です。ただし、自己負担金や保険金額の上限などは契約内容によって異なるため、契約前に確認することが重要です。

車のサブスクはどのような車種が選べますか？

各サービスによって大きく異なりますが、現在は中古車から軽自動車まで多くの車種から選べることが一般的です。ただし、KINTOなど自動車メーカーが提供するサービスでは、同一のメーカーの車種からしか選べません。

車のサブスクに加入する際に必要な費用はどのくらいですか？

初期費用はほとんどかからないサービスが多いです。最初の月から一定の月額費用を支払っていくことがサブスクの大きな魅力です。

車のサブスクの利用期間中に車に問題が起こった場合、修理はどうすればいいですか？

純粋な故障による修理では、通常、カーリース会社が修理を行います。自損事故等の場合は、自身が加入している自動車保険の内容や、契約内容によってことなります。

サブスクの支払い方法は何がありますか？

サブスクの支払い方法は、銀行口座引き落としが一般的ですが、一部のカーリース会社ではクレジットカード払いが可能です。

まとめ

車のサブスクは、コロナ禍において、認知度が急速に広まったこともあり、若い世代を中心にニーズが増え、この新しいカーライフを検討する人が非常に増えています。

それを証明するように、市場は年々規模が大きくなり、2025年度には500億円となる見込みとなっており、自動車メーカーを含め、近年急速に多くの企業が新規参入してきています。

しかし、その利用にあたっては、自分のライフスタイルに合わせて、自分に合ったサービスを選ぶことが非常に大事であり、いくつかのポイントに注意する必要があります。

この記事では、おすすめの車のサブスクサービスを紹介し、サブスクに対する多くの疑問についても詳しく説明しました。この記事が車のサブスクを検討する人に少しでも役に立てれば幸いです。

以上、おすすめの車のサブスクについてでした。