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【一生使える工具セット】整備士がおすすめの工具を厳選/車載工具にも

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Car Ride
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  • DIYで一生使える工具セットが欲しい
  • プロの整備士おすすめの工具セットが知りたい
  • 工具セット購入で失敗したくない
  • 失敗する工具セット

車の整備やDIYをするようになって、工具に触れる機会が増えてくると、良い工具が欲しくなることは自然の流れです。工具によって仕事は楽しくなります。そして工具は愛着が湧くものです。

この記事では、日常生活で一生使えるような質の高いおすすめの工具セットを、タイプ別に紹介します。この記事を読んでプロが使うような素晴らしい工具を手に入れましょう。

この記事を書いた人:きりん

元ディーラーの一級整備士で整備士ねっと管理人です。自動車整備業界に長く携わり、現在は整備業界のコンサルなども行っています。twitterでたくさんの整備士さんや業界の人と繋がっています。(seibisi_net

工具のことなら自動車整備士

自動車整備士がすすめする工具セットは、自動車はもちろん、家電製品の修理や、DIY、園芸、趣味、日曜大工など様々な用途に使用できます。なぜなら、自動車はとても複雑な機械のかたまりであり、それを整備する工具は多種多彩で、様々なモノや状況に対応できるからです。

自動車整備士が使用するような、さらに本格的な工具セットを検討している人は、こちらの記事も参考にしてください。

目次

【用途別】工具セットを選ぶポイント

用途選ぶポイント
1.自動車
整備用
最も質の高い工具セット
工具の数や種類の豊富さ
少し大きめの工具セット
工具を守るハードケース
2.DIY用持ち運びのしやす
日常生活で使用頻度の高い工具
3.車載
工具用
必要最低限の種類と個数
コンパクト

工具セットの種類には、チェストタイプや両開き・片開きなど、ケースの種類があり、さらにセットされる工具の数や種類が大きく異なります。用途に合わせたものを購入することが非常に大事です。

1.自動車整備用工具セット

  1. KTC SK3650X→チェストタイプ66点(ハイスペック)
  2. KTC SK3561WZ→両開きタイプ56点(持ち運び可)
  3. トネ TSAT353→チェストタイプ69点(ハイスペック)
  4. SIGNET 800S→コスパが高い海外モデル58点

自動車整備用の工具セットは、質の高さはもちろんのこと、いつかは使う可能性の高いサイズや種類が入っているような種類の豊富さが大事です。自動車で使用しているボルトやナットは数多く有り、いざ必要なときに「このねじが外せない」という事態を防ぐことができます。

1.KTC SK3650X

KTC SK3650Xは日本を代表する工具メーカー「KTC(京都機械工具)」が自動車整備士に向けて高い自信を持って製造・販売する工具66点が収納された工具セットです。

このセットは、自動車のみならず、バイク・自転車、一般家庭で使う家具・機械類をほぼ整備できるセット内容になっていて、自動車のねじの定番サイズはもちろん自転車や機械類に使われている13ミリなども入っています。 また、組み立て家具などで使われている六角穴付きボルト(キャップボルト)用の六角棒レンチも入っているため、自動車から一般家庭でのDIYなどにもフルで対応する工具セットです。

KTC SK3650Xはプロも使用している、まさに一生使える工具セットで最もおすすめします。妥協しない人に向いています。

ただし、重くて大きいチェストタイプの工具セットなのでそのまま持ち運ぶのには適さず、自宅ガレージの机の上などに置いて、必要な工具を取り出しながら使います。また、価格が今回紹介する工具セットの中では最も高額となっています。

チェストタイプとは

ケース上部が開き、さらに2~3段の引き出しがあるタイプで最も収納量が多い工具セットです。基本的には置く場所を固定して使用しますが、ケース横のハンドルで両手で持つことができます。しかし、かなり重いことから、移動させて使用する場合にはチェストタイプは不向きです。

ただし、チェストタイプは自動車整備士の多くが使用し、上記のようなワゴンの上において移動しながら使用しています。

2.KTC SK3561WZ

KTC SK3561WZは、日本を代表する工具メーカー「KTC(京都機械工具)」の工具56点が、両開きメタルケースに収納された工具セットです。自動車整備士の専門学校の学生が、最初に購入する工具セットがこのタイプです。セット内容についても、プロの整備士でもない限り十分です。

チェストタイプより持ち運びしやすいよう両開きケースに収納し、工具の数量を押さえた工具セットで、一般家庭に向いている使いやすいタイプです。

チェストタイプのように引き出しはなく、ケースに余裕なスペースが無いので、自分で追加で購入した工具を入れることができないのが両開き・片開きタイプの難点です。

KTC(京都機械工具)とは

自動車整備士に知らない人はいない、機械工具専門の老舗工具メーカー

KTCの工具は抜群の信頼性を誇り、整備士の専門学校や各社ディーラーでは基本的な工具とされ、触ったことがない自動車整備士はまずいません。

トヨタ自動車をはじめとする国産自動車メーカーとも深い関係にあり、自動車メーカーに特注の工具(整備業界ではSST(特殊工具)と言います)を数多く送り出していることでも有名です。また、種類も豊富で自動車用工具ならどんなものでも手に入ります。間違いなく日本を代表する工具メーカーです。

公式サイト>>>KTC

ただしKTCの工具は決して安くありません。趣味や、DIYのために買う工具としては、高いと感じる人が多いと思いますが、品質は確かで一生使える工具ばかりです。KTCのツールセットを持っていたら、あなたはもう整備士の仲間入りかもしません。管理人が家庭用として工具セットを買うなら、やはりKTCの工具セットを選びます。

3.トネ TSAT353

トネ TSAT353は、日本の工具メーカーTONEの工具69点が収納されたチェストタイプの工具セットです。

こちらもプロの自動車整備士が仕事にそのまま使えるような工具セットで、KTCに次いで、使用している整備士が多い工具セットかもしれません。

世間での認知度がKTCよりも低いので3番目のおすすめにしましたが、工具の質やセット内容は、最もおすすめできると言ってもいいほど良い工具セットです。 トネは世間ではあまり知られていない工具メーカーですが、KTCと同じく自動車整備士では知らない人がいない有名な国産工具メーカーで、人気のある工具メーカーです。

4.SIGNET 800S

SIGNET 800Sはカナダの工具メーカーシグネットの工具58点が収納されたチェストタイプの工具セットです。

管理人も自動車整備の仕事で何度も使用したことがある工具セットで、収納される工具はKTCに近いほどの十分な質の高さがあり、

いずれにしてもDIYではもったいないほどの、プロの自動車整備士が普通に仕事で使えるものです。KTCほどの高価な工具セットがいらない人にはおすすめです。

2.DIY用工具セット

  1. ホーザン S-10→DIY用20点セット
  2. KTC SK3561WZ→両開きタイプ56点
  3. KTC SK3434S→片開きイプ43点
  4. トネ K600→持ち運び性に優れる63点

DIY用の工具セットは、持ち運びのしやすさと、日常生活で使用頻度の高い工具がセットされていることが重要です。

1.ホーザン S-10

ホーザン S-10はDIY用の工具20点が収納された工具セットで、DIY用として最適です。

HOZANは電気工事系の工具に強い品質の良い日本のメーカーで、工具の質は文句なしで高いです。

車載工具として車の中に一つ置いておくのにもちょうどいいですが、このセットは中身を見ていただければわかるとおり、コマとラチェットが入っていません。なので自動車整備には向きません。

DIYのための工具セットが欲しいのであれば、家庭用としては十分の工具セットです。自動車整備もしたいのであればやっぱりKTCをおすすめします。

管理人はホーザンの電工ペンチを長く愛用していて、とても大好きなメーカーの一つです。

2.KTC SK3561WZ

KTC SK3561WZは上述の自動車整備向けでも紹介した56点工具セットです。持ち運びしやすく万能なため、一般家庭のDIYにも向いています。DIY用にこのセットがあれば、車やバイク、自転車でも使用することができ、まさしく一生使える家庭用の工具セットと言えます。

3.KTC SK3434S

KTC SK3434SはKTCが家庭向けとして43点を収納した工具セットです。

セット内容を確認すると、なるほど自動車整備にしか使わないような工具よりも、家庭で使用する頻度が高いものが優先的に入っていて、よく考えられた工具セットです。工具は43点に抑えられていて軽量で持ち運びに便利です。 コスパ、セット内容などを考慮すると、家庭のDIY用ではベストチョイスかもしれません。

4.トネ K600

トネ K600は持ち運びしやすい工具セットとして販売している63点の工具セットです。

入っている工具の種類や数が多いものの、プラスチックケースで持ち運びのしやすさや、収納のしやすさが優れています。キャンプや出張での作業にも対応しやすく便利な工具セットです。

中身はもちろんトネの工具ですので一生使えるような質の高い工具です。

3.車載工具用工具セット

  1. KTC SK3241S→片開き簡易セット24点

車載工具用の工具セットは、コンパクト・軽量で必要最低限の工具セットが向いています。

1.KTC SK3241S

KTC SK3241Sは、工具を24点に厳選し簡易的な工具セットとして販売している工具セットです。車載工具としては十分であることが多く、管理人が車に積んでおきたい工具セットです。

車が変わっても、ずっと載せておける車載用工具セットと言えます。

失敗する可能性が高い工具セット

  1. 規格が合わない工具セット
  2. 全体的に大きな工具セット
  3. 重要な工具がない工具セット
  4. 精度が著しく低い工具セット

安い工具は質が悪く、全く使えない工具や長く使えない工具があります。使えない工具は買う意味がありません。「使えないものは、いくら安くても買うな」です。

しかし、工具を買って失敗することは整備士でも以外に多く、気をつけなければなりません。

1.規格が合わない工具セット

inch(インチ)規格の工具は使用できない

日本車の部品のボルトは全てmm(ミリメートル)の規格でできていますので、基本的にインチなどの単位でできた工具は合わないので、使用できません。

自動車用の部品でなくても、日本で使用されているボルトやナットは全てミリの規格です。使用できないというのは、締めたり緩めたりできないということです。

工具には規格があります。間違えて購入しないように注意してください。

規格外の工具販売

コストコなど、輸入品を扱う店舗で、inch(インチ)規格の工具セットやツールボックス(タイヤ付きキャディ型)が売られているのを見ることがあります。こういう場所で工具を買うプロの整備士はいませんので、一般の人をターゲットに陳列していると思われます。

しかし、このインチ工具はアメリカを中心とした輸入車で使われるタイプですので、工具セットは、全て輸入車等の海外製品のための工具セットということになります。特に輸入車を所有していない人にはなんの役にも立ちません。

しかしそのような注意書きも無いことも多く十分注意してください。

2.全体的に大きな工具のセット

一般の自動車整備やDIYで使用する工具は、差込角 3/8(9.5mm)を選ぶ

自動車用工具には、大型車整備用などに使用するために、強く頑丈にできた、大きめな工具と、割と小さな乗用車整備用などに使用するために、強度は弱くとも、使いやすいように小さく、小回りが効くようにできた小さめの工具があります。

一般の人のDIYや趣味で必要なのは、ほとんどの場合で後者の小さめの工具です。大きめの工具セットを購入すると、「大きすぎて緩めたい場所に工具が入って行かない」「重くて大きくてとても使いにくい」などの不具合がおきます。

それを区別する方法は「工具の差し込み角」です。購入する前にその工具セットの「差し込み角」を必ずチェックしてください。迷うことはありません。選ぶ差し込み角は「3/8 インチ(8分の3インチ)または 9.5 mm」という表記がある工具セットです。

自動車整備士が一番初めに購入する工具も、差し込み角が3/8の工具セットです。

ただし、主に農業や漁業で使用したい工具セットであれば、もしかしたら1/2のほうが合うかもしれません。詳しくは「工具 差し込み角」で検索してください。

差込角

  • 1/2→大きい、大型車、産業機械、漁業、農業
  • 3/8→中間、小型自動車整備、DIY
  • 1/4→DIY、家電、家具

3.重要な工具がない工具セット

何に使うのかわからないような工具が入っていて、逆に必要なものが入っていない工具セット

具体的には、プライヤー、ニッパー、ペンチなどの日常生活や簡単なDIYでも出番の多いこれらの工具が入ってないものです。使う人や用途のことを全く考えず、適当に詰め込んだ工具セットです。

これは海外製の安い工具セットなど、工具の数が多いのが売りの工具セットに多いです。

判断がつかない人は、やはりKTCやトネなどの国産大手工具メーカーの「よく考えられた工具セット」を選ぶことをおすすめします。

4.精度が著しく低い工具セット

極端に安い海外製の工具や100円均一の工具は精度が低い

使うとガタガタしてうまく回せなかったり、刃物部分が全く切れなかったり、とんでもなく使いにくいものがあり、意外と世の中に多く出回っています。

一般的にドライバーや、つかむ系の工具は、安くてもある程度使えますが、刃物が付いている工具、コマ(ソケット)、メガネレンチ等の精度が重要な工具については、なるべく安いものは避けたほうが良いです。

全く工具として機能しないようなものが存在します。

そういった工具は使えないばかりか、怪我をしてしまうことがありますので、十分気をつけてください。使用してみなければわからないと思いますが、安すぎる工具は買わないのが無難です。

工具の精度

TVなどで日本の工具職人や刃物職人の仕事ぶりを見たことがある人も多いと思います。工具メーカーは長年の経験やノウハウを駆使して、一つの工具を作り上げます。特に日本の職人や工具メーカーの技術はすばらしいものがあり、それだけ工具は奥の深いものです。

工具を毎日使用する整備士には、海外の(主にアジアの)メーカーが極端に安く製作している工具は、お粗末なものが多いことがよくわかります。日常生活にそれほど高価な工具は必要ありませんが、安い工具で一生使えるような良い工具に出会えることはありません。

まとめ

おすすめの自動車整備用工具セット
  1. KTC SK3650X→チェストタイプ(ハイスペック)
  2. KTC SK3561WZ→両開きタイプ(持ち運び可)
  3. トネ TSAT353→チェストタイプ(ハイスペック)
  4. SIGNET 800S→コスパが高い海外モデル
おすすめのDIY用工具セット
  1. ホーザン S-10→DIY用20点セット
  2. KTC SK3561WZ→両開きタイプ
  3. KTC SK3434S→片開きイプ
  4. トネ K600→持ち運び性に優れる
おすすめの車載工具用工具セット
  1. KTC SK3241S→片開き簡易セット

以上、用途別の一級整備士おすすめ工具セットと、失敗する工具セットについてでした。

工具は使っているうちに愛着が湧き、自分の手足となってくれます。この記事を参考に、あなたが一生付き合えるよい工具に出会えることを願います。

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