【整備士がおすすめする工具を厳選】失敗しない工具セットの選び方|車・DIY・自転車

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家庭で使う工具セットが欲しいけど、どんなものを購入すれば良いのかわからない

プロの整備士がすすめする工具セットが知りたい

変な工具セットを購入して失敗したくない

日常的に工具を取り扱う人でなければ、このような疑問を持つのは当然だと思います。この記事では、1級自動車整備士として約10年間自動車ディーラーで働き、工具を取り扱っていた私の経験から、おすすめの工具セットを紹介します。

工具によって仕事は楽しくなります。工具セットが欲しい人は必見です。

 

この記事の内容

プロがすすめる工具セット

失敗しない工具セットの選び方

 

チェック

自動車整備士である私がすすめする工具セットは、自動車はもちろん、家電製品の修理や、DIY、園芸、趣味、日曜大工など様々な用途に使用できます。

なぜなら、自動車はとても複雑な機械のかたまりであり、それを整備する工具は多種多彩で、様々なモノや状況に対応できるからです。

またこの記事は一般の人向けです。プロの整備士さんはこちらの記事をご覧ください。

「失敗しない!」新人整備士が選びたいプロの工具セット5選
新人整備士が最初に購入する工具セットが知りたい こんな人向け。 1級整備士として国産車ディーラーで10年間働いた経験から、自動車整備士の工具セットについて、本当に使える工具セット、失敗しない工具セット、プロの先輩整備士も認める工具セットをあなたのために本気で選び、紹介します。

 

プロも愛用する妥協しない人向け工具セット

まずは、プロの整備士が愛用するKTCの工具セットからご紹介します。

わたしも欲しいくらいの工具セットです。要するにプロが持っているようなものです。

 

KTCは正式には京都機械工具という工具メーカーであり、自動車整備士であれば知らないものはいない老舗工具メーカーです。KTCの工具は抜群の信頼性を誇り、整備士の専門学校や各社ディーラーでは基本的な工具とされ、触ったことがない自動車整備士はまずいません。

トヨタ自動車をはじめとする国産自動車メーカーと、とても深い関係にあり、自動車メーカーに特注の工具(整備業界ではSST(特殊工具)と言います)を数多く送り出していることでも有名です。

間違いなく日本を代表する工具メーカーです。品質はもう説明の必要が無いでしょう。

KTC 公式HP

 

さて値段については、上記のリンクをクリックしていただければわかりますが、このKTCの工具は決して安くありません。趣味や、DIYのために買う工具としては、高いと感じる人が多いと思いますが、品質は確かです。

良いものを、大事に長く使いたい人には最もおすすめの工具です。一生使えます。

 

さて、その中でもおすすめのなのが、上記のリンクのもの(SK3650EZ)で、66点もの工具が入っています。間違いないものです。

しかし、そこまでは必要ないと感じる人も多いと思いますので、もう少しお手頃なおすすめ工具セットを2点ご紹介します。

 

 

KTCのツールセットを持っていたら、あなたはもう整備士の仲間入りかもしません。私が家庭用として工具セットを買うとしても、間違いなくKTCの工具セットを選びます。

値段が多少高いので、予算が無い場合は次のおすすめを参考に。

 

コスパに優れた工具セット

 

シグネットという工具メーカーの工具セット。

シグネットはカナダの工具メーカーです。何度も使用したことがあります。デザインも悪くないので、KTCほどのものがいらない人にはちょうどいいかもしれません。

DIYではもったいないほどの、プロの自動車整備士が普通に仕事で使えるものです。

ねだんは、KTCより圧倒的に安いです。

 

DIY向きの工具セット

今度はDYI向きの工具としてHOZANの工具セットを紹介します。

 

電気工事系に強い日本の工具メーカーHOZANの工具セットです。車の中に一つ置いておくのにはちょうどいいと私は思います。品質の良い日本のメーカーです。私はこのメーカーの電工ペンチを長く愛用しており大好きです。

 

ただし、このセットは中身を見ていただければわかるのですが、コマとラチェットが入っていません。自動車整備には向きません。

しかしそこが問題なければ、家庭用としては十分の工具セットだと思います。これは私が今欲しい工具セットです。

 

ここから失敗する工具セットを紹介しますので、参考にしてください。

失敗する工具セット

ありがちな失敗する工具セットを紹介します。

基本的に安い工具は使えない

「使えないものは、いくら安くても買うな」です。

あたりまえですが、使えなければ買う意味がありません。でも、意外とあります。

 

使えない工具セット

1.規格が合わない工具セット

2.全体的に大きな工具セット

3.重要なものが入っていない工具セット

4.精度が著しく低い工具セット

これらについて説明します。

 

1.規格が合わない工具セット

日本車の部品のボルトは全てmm(ミリメートル)の規格でできていますので、基本的にインチなどの単位でできた工具は合わないので、使用できません。

自動車用の部品でなくても、日本で使用されているボルトやナットは全てミリの規格です。使用できないというのは、締めたり緩めたりできないということです。

工具には規格があります。間違えて購入しないでください。

 

実際にあった話

先日行ったコストコで、5万円くらいのツールボックス(タイヤ付きキャディ型)が売られているのを見ました。こういう場所で工具を買うプロの整備士はいませんので、一般の人をターゲットに陳列していると思われます。

「一般の人に向けて5万円の工具はちょっと高いな」と思いながらも、気になってよく見ていると、かなりたくさんの工具が入っているようです。おそらく100点以上の工具が入っており、外国製です。

「これでものが良ければ、高くないかな・・・」と思いながらさらに物色すると、なんと、すべてインチ規格の工具でした。”inch.”

このインチ工具はアメリカを中心とした輸入車で使われるタイプですので、この5万円の工具セットは、全て輸入車等の海外製品の工具セットということになります。特に輸入車を所有していない人にはなんの役にも立ちません。

しかしそのような注意書きも無いようなので、「まちがって買う人がいなければいいな」と思いながら通り過ぎたのでした。

 

2.全体的に大きな工具セット

自動車用工具には、大型車整備用などに使用するために、強く頑丈にできた、大きめな工具と、割と小さな乗用車整備用などに使用するために、強度は弱くとも、使いやすいように小さく、小回りが効くようにできた小さめの工具があります。

一般の人が趣味等で必要なのは、ほとんどの場合で後者の小さめの工具です。

大きめセットを購入すると、「大きすぎて緩めたい場所に工具が入って行かない」「重くて大きくてとても使いにくい」などの不具合がおきます。

 

さて、それを区別する方法は「工具の差し込み角」です。購入する前にその工具セットの「差し込み角」を必ずチェックしてください。ちょっと難しくなってきたと思うかもしれませんが、迷うことはありません。

選ぶのは「3/8 インチ(8分の3インチ)または 9.5 mm」という表記があるものです。

記事の前の方で「インチは合わない」と記述しましたが、この差し込み角についてはこれを選んでください。ちなみにこの差し込み角は3種類ほどありあます。

大きい方から 1/2 3/8 1/4 です。

選ぶのは 3/8 です。

これが本当にベストがどうかは工具の用途によって違うので、絶対にこの差し込み角がいいとは言い切れませんが、自動車整備や家電、DIYをするのであれば、とりあえず3/8だと思います。

そして、自動車整備士が一番初めに購入する工具も、差し込み角が3/8の工具セットです。

ただし、主に農業や漁業で使用したい工具セットであれば、もしかしたら1/2のほうが合うかもしれません。

詳しくは「工具 差し込み角」で検索してください。

 

3.重要なものが入ってない工具セット

これは海外製の安い工具セットに多いです。

何に使うのかわからないようなものが入っていて、逆に必要なものが全然ない工具セットです。

具体的には、プライヤー、ニッパー、ペンチなどの日常生活や簡単なDIYでも出番の多いこれらの工具が入ってないものです。

なんというか、使う人や用途のことを全く考えないで、なんの知識も持たない営業マンが適当に詰め込んだ工具セットのように思います。このようなものをよく見かけるので注意してください。

4.精度が著しく低い工具セット

これも極端に安い海外製の工具や100円均一の工具に多いです。使うとガタガタしてうまく回せなかったり、刃物部分が全く切れなかったり、とんでもなく使いにくいものです。

意外と夜の中にはかなり出回っています。

一般的にドライバーや、つかむ系の工具は、安くてもある程度使えますが、刃物が付いている工具、コマ(ソケット)、メガネレンチ等の精度が重要な工具については、なるべく安いものは避けたほうが良いです。

全く工具として機能しないようなものが存在します。

そういった工具は使えないばかりか、怪我をしてしまうことがありますので、十分気をつけてください。使用してみなければわからないと思いますが、とりあえず安すぎる工具は買わないほうが良いでしょう。

安すぎる工具セットは買わない。

 

チェック

みなさんもよくTVなどで日本の工具職人や刃物職人の仕事ぶりを見たことがあると思います。

工具メーカーは長年の経験やノウハウを駆使して、一つの工具を作り上げます。特に日本の職人や工具メーカーの技術はすばらしいものがあり、それだけ工具は奥の深いものです。

そういった優れた工具を一度使用すると、海外の(主にアジアの)メーカーが極端に安く製作している工具は、お粗末なものが多いことが私には良くわかります。

日常生活にそれほど高価な工具は必要ありませんが、ちょっと考えれば、安いだけが決して良いことではないことがわかるのではないでしょうか。

以上、1級整備士オススメの工具セットでした。

工具は使っているうちに愛着が湧き、自分の手足となってくれます。

この記事を参考に、あなたが一生付き合えるよい工具に出会えるといいと思います。

 

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