この記事では、一本だけすぐ抜ける場合やゆっくり抜ける場合などの、タイヤの空気圧が下がる原因や対処法について、一級整備士の管理人が詳しく解説します。
この記事を書いた人:きりん
元ディーラーの一級整備士で整備士ねっと管理人です。自動車整備業界に長く携わり、現在は整備業界のコンサルなども行っています。X(旧twitter)でたくさんの整備士さんや業界の人と繋がっています。 (seibisi_net)
1.タイヤの空気が抜ける7つの原因
- タイヤに対するダメージ
- ホイールに対するダメージ
- タイヤやホイールの製品不良
- タイヤとホイール組付け時の不良
- バルブ周りの不良
- タイヤの老朽化
- 自然低下
タイヤの空気が抜ける原因には上記のようなものがあります。全て詳しく後述します。
いずれの場合でも「一本だけゆっくり減る」という症状が起こり得ます。「すぐ減る」だけがパンクの症状ではありません。
整備士は、これらの原因である可能性を頭に入れながら、目視点検、エア漏れの点検、タイヤとホイールを取り外しての点検を行い、原因を特定します。
しかし、「ゆっくり減る」という症状の場合、管理人の経験上、原因特定ができなかったり、組み替えたら直ってしまうこともあり、難しい故障診断になる場合があります。
特に「タイヤの空気がゆっくり抜ける」という症状の場合には、「そもそも異常かどうか」「自然低下ではないのか」を診断することが大事です。
異常かどうかの確認方法
同じタイミングで全てのタイヤの空気圧を調整し、数日~1ヶ月程度で1本だけが他のタイヤに比べて抜けていないかを確認する
一本だけ空気圧の低下が明らかであれば異常です。判断がつかない場合は、そのまましばらく待つか、もう一度全てのタイヤの空気圧を均等に調整して、確認してください。
スローパンク(チャー)とは
タイヤの空気がゆっくり抜ける症状を業界用語で「スローパンク(チャー)」と呼びます。
スローパンクした場合は走行可能ですが、放置するとパンクやバースト(爆発)等の重大事故につながりますので、早めに修理する必要があります。
1.タイヤに対するダメージ
走行中に、釘、何らかの破片、ガラスなど鋭利なものが刺さることがあり、その損傷した部分から空気が漏れます。
また、縁石にタイヤをぶつけるなどした場合に、タイヤの横の部分(サイドウォール)にダメージを与え、空気が漏れることがあります。サイドウォールは、路面との接地部(トレッド部)よりも薄く弱いため、比較的簡単に損傷します。
その他にも、道路の段差や異物を避けるための急な車両の操舵、ブレーキング、スピードの過剰な使用など、様々な理由でタイヤに傷や穴が生じることがありますが、いずれも、ただちに空気が全て抜けて、目視でわかるくらいのパンク状態になる場合もありますが、損傷具合によっては、ゆっくり抜けるような症状になることがあります。
車にタイヤが装着されている状態では目視確認が難しい場合があるので、わからない場合はタイヤを車から取り外して確認しましょう。
損傷箇所別の対処法
損傷箇所 | 対処法 |
---|---|
路面との接地部 (トレッド部)の損傷 | パンク修理 タイヤ交換 |
タイヤの横の部分 (サイドウォール)の損傷 | タイヤ交換 |
「釘が刺さった」等の小さい穴がトレッド部にある場合は、整備工場によるパンク修理で修理可能な場合がありますが、ダメージが大きい場合や、サイドウォール部に損傷があるなどの場合は基本的にタイヤの交換が必要です。
その場合、タイヤを1本だけ交換するのか、全部交換するのかの対応になります。詳しくこちらの記事をご覧ください。
タイヤのエア漏れの点検方法
ゆっくり空気圧が下がる場合のタイヤの点検方法は、空気圧ゲージによるものや、水を入れたタライの中に沈め、空気の気泡が発生しないかなどの方法で点検します。
ここに書いた6つの方法も、基本的にはこの方法で点検しますが、あまりにもゆっくり空気が抜ける場合には、この方法ではわからないことが多く、取り外して、タイヤとホイールとを外して、目視による点検をします。
なお、気泡の点検をするためには、車からタイヤを取り外す必要があります。
2.ホイールに対するダメージ
右左折や駐車時に、縁石や石などにホイール部分をぶつけてしまうことによって、ホイールの一部に変形が生じ、損傷部分のタイヤとホイールに隙間がうまれ、そこから空気が抜けてしまうことがあります。
ホイールへのダメージの場合は、ホイールに明らかな変形が見られた場合に可能性が高く、簡単に確認できますが、ホイールの内側へのダメージの場合は車からタイヤを外して点検しなければわからない場合が多いです。
対処法
ホイール交換
ホイールへのダメージが原因で空気が抜ける場合は、基本的にホイールの交換が必要です。
ただし、業者によっては修理が可能な場合もあるので、整備工場に相談することをおすすめします。
また、ホイールを交換する場合、他のホイールと同じものでなければ違和感が出るなど、車の外観上の問題が出てくるので、同じ製品を選ぶのが一般的でベストですが、トヨタやホンダなど、メーカー純正品のホイールの場合、1本10万円以上する場合もあるので、タイヤの交換よりも修理費用が高額になります。
3.タイヤやホイールの製品不良
タイヤやホイールの製品不良により、空気が抜けることがあります。
かなりマレなことではありますが、タイヤのビード部(ホイールとの接地部分)が最初から不良である場合に起こり得ます。
品質の悪いタイヤやホイールの場合に起こる可能性があり、経験上、製品不良が原因の場合は整備士でも原因を特定することが難しい場合が多いです。見た目ではわからない場合が多いからです。もちろん、一般のユーザーがこれを確認することは難しいです。
タイヤやホイールを購入してから間もない場合は、可能性がありますので、購入したところに相談しましょう。
対処法
タイヤまたはホイールの交換
製品を購入したところに相談しましょう。
4.タイヤとホイール組み付け時の不良
こちらもマレなことですが、整備工場やタイヤショップなどで、タイヤとホイールを組み付ける時に、作業上のミスなどにより、主にタイヤのビード部に損傷を与えてしまった場合に、空気が抜けることがあります。
タイヤ交換作業は、大きいタイヤほど、扁平率の低い(真横から見たときにホイールが大きくタイヤが薄い)タイヤほど、作業の技術的な難易度があがります。また、その整備工場の設備(タイヤチェンジャー)によっても、難易度は変化します。
管理人の経験上、交換作業でタイヤにダメージを与えてしまった経験が何度かあり、おそらく多くの整備士が、新品のタイヤを壊した経験があると思います。こういった整備上の不具合で空気が抜けてしまうことがあります。
このような整備上の不具合が原因である場合は、一度タイヤとホイールを外して点検する必要があるので、一般のユーザーが確認することは難しいです。
タイヤやホイールを組み付けてから間もない場合は、可能性がありますので、組み付けたところに相談しましょう。
対処法
タイヤまたはホイールの交換
タイヤとホイールを組付けた工場やタイヤショップに相談しましょう。
5.バルブ周りの不良
タイヤのバルブは、タイヤに空気を補充するためのエア注入口です。バルブ周りには、ゴムのシールやバルブキャップなどがあり、これらが損傷を受けた場合、空気が漏れる原因となります。また、バルブ自体に欠陥がある場合や、内部のネジ部の締め付けが弱い場合などにも起こり得ます。
バルブの不良の場合には目視による点検では判断できないため、タイヤへのダメージと同じように水を入れたタライの中に沈め、空気の気泡が発生しないかなどの方法で点検します。
対処法
バルブの交換
大衆車用タイヤの一般的なバルブは、1個100~300円程度の部品で、簡単に手に入り、これを交換することで修理可能です。作業工賃を含めても、2,000~5,000円程度の料金であることが一般的です。
タイヤのバルブを交換するためには、車からタイヤを外し、タイヤとホイールを取り外して作業する必要があるので、一般のユーザーでは作業が難しいです。整備工場や、タイヤショップで交換してもらいましょう。
6.タイヤの老朽化
タイヤは、時間とともに劣化します。タイヤの素材は、太陽光線や雨、汚染物質などの影響を受けることで、硬くなり、走行距離によって、タイヤの表面がすり減り、空気漏れの原因になることがあります。
かなり古いタイヤや、すり減ったタイヤの場合は、ダメージというより、タイヤの素材そのものの経年劣化により、空気が抜ける原因になってしまいます。
対処法
タイヤの交換
原因が老朽化である場合、他のタイヤも同様に不具合が起きる可能性が高いので、4本とも同時に交換することをおすすめします。
7.自然低下
自動車用ゴムタイヤ内の空気は時間経過により漏れます。
タイヤの内部構造には微細な穴があるため、空気が徐々に漏れ出ていきます。これは時間とともに起こる自然な現象であり、タイヤが使用されていないときでも発生します。
乗用車用タイヤでは、1ヶ月で約5~10%空気圧が低下するというデータがあるため、人の感覚によっては、「漏れている」と感じる人もいるかもしれません。
また、タイヤの空気圧は外気温の変化に影響を受けます。気温が高くなると、タイヤ内の空気が膨張して圧力が上昇し、逆に、気温が低くなると、タイヤ内の空気が収縮して圧力が低下します。
異常かどうかの判断は「他のタイヤに比べて1本だけ低下するかどうか」で判断しましょう。
関連記事>>>タイヤを一本だけ買って交換することは可能か/メリット・デメリットなどプロの解説
参考:パンク発生件数の増加
JAF(日本自動車連盟)が実施しているロードサービスの調査によると、タイヤのパンク発生件数は2007年度の約28万7000件に対し、2017年度は39万2000件と、この10年間で約10万5000件も増えていることがわかっています。そして、パンクの原因として最も多いのが空気圧不足によるものとされています。
2.タイヤの空気圧低下の見分け方
- 見た目の変化
- 空気圧警告灯の点灯
- 走行時の感覚
- タイヤゲージによる確認
タイヤの空気圧の変化は上記で確認できますが、最も確実なのは「4.タイヤゲージによる確認」です。それ以外の方法では確実性はなく、プロの整備士はタイヤゲージ(空気圧ゲージ)で測定し、数値で判断します。
1.見た目の変化
写真のように、あきらかにタイヤの空気が完全に抜けている状態、いわゆるパンク状態になると、誰でも見た目で判断できます。
しかし、空気がゆっくり抜けている症状で、「20%、30%抜けている」ような状態の場合は、プロの整備士でも目視で判断するのは難しい場合があります。
他のタイヤと比べてみるのが有効ですが、車種によって車の前後の重量バランスが違うため、大抵の車は、正常な状態でも前後でタイヤの潰れ方が違います。
また、駐車している場所に傾斜がある場合や、舗装路でない場合、ハンドルを切っている状態などでは判断が難しくなります。
タイヤの目視点検は以下のことに注意してください。
- 平滑に舗装された路面で傾斜のないところで見る
- 前後ではなく、左右のタイヤの潰れ方を比較する
- ハンドルをまっすぐにする
上記の状態で、見た目にあきらかな違いがある場合は、空気圧が低下している可能性があります。
ただし、直近で空気圧を調整したときに、もともと均等に調整していない可能性が残るので、「誰が見ても明らかな違い」でない場合は、やはり別の方法で確認する必要があります。
筆者の経験上も、お客さんが「空気が抜けている」と見た目で判断している場合で、点検した結果、異常ではなく、空気圧の自然低下だった場合が数多くあります。
2.空気圧警告灯の点灯
メーター内の空気圧警告灯が点灯している場合は、空気圧が低下している可能性が高いです。ただし、空気が抜けているとは限りません。
警告灯が点灯した場合、いずれかのタイヤの空気圧が低下したことを示していますが、メーター上では、どのタイヤかを特定することできないので、まずは目視で4輪を確認します。整備工場やタイヤショップに持ち込むことで、どのタイヤかを特定できます。
警告灯が点灯したら次の方法で、まずは該当するタイヤを特定してください。
- 目視により明らかなパンクの有無を4輪確認する
- スタンドなどのタイヤゲージで、全てのタイヤを測定する
- 測定値を比較し明らかな違いが無いかを確認する
他のタイヤと比較して、明らかな異常が判断できる場合は、そのタイヤの空気が抜けている可能性が高いですが、タイヤを特定できなかった場合は、自然低下である可能性が高くなるので、次の方法で経過をみることをおすすめします。
- 全てのタイヤを基準値に調整する
- 走行後数分後に警告灯が消灯するかを確認する
- 経過を観察する
空気圧警告灯が点灯しているのに、全てのタイヤの空気圧が正常の場合、空気圧センサーの不具合の可能性があるので、その場合は整備工場やタイヤショップで点検・修理が必要です。
空気圧センサー搭載車
空気圧センサーは、フォルクスワーゲンなどの輸入車や、高級国産車に搭載されていますが、一般的な大衆車には搭載されていません。
3.走行時の感覚
- ステアリング操作が重くなる
- コーナリング時に車体がロールする
- ブレーキング時に制動距離が伸びる
- 燃費が悪化する
タイヤの空気圧が低下すると、走行時に上記のような変化が起きます。
ただし、極端である場合を除いて、プロのレーシングドライバーでも無い限り、この変化に気づくことはかなり難しいです。
4.タイヤゲージによる確認
最も確実に空気圧の低下が分かる方法はタイヤゲージ(空気圧ゲージ)で確認する方法です。4輪全てが同じ圧力であるかを確認し、比較して明らかな違いがある場合には空気が抜けている可能性が高くなります。
一般的にタイヤゲージはガソリンスタンドに置いてありますので、最寄りのスタンドで比較的簡単に確認できます。
3.空気圧低下による4つのリスク
- タイヤの破裂・パンクによる事故
- 車の走行性能の低下
- 車の燃費の低下
- タイヤ寿命の短縮
日本自動車タイヤ協会(JATMA)が行った2019年度の調査では、乗用車の空気圧が適正でない車の割合は約60%という結果が出ています。
多くの車が、空気圧が適正でない状態で道路を走行していることになりますが、空気が抜けた状態の車には、上記のような軽視できないリスクがあります。
1.パンク・破裂による事故リスク増
事故に直結する
タイヤの空気圧が不足している場合、タイヤにかかる負荷が増加し、タイヤが過熱しやすくなります。この状態で長時間運転を続けると、タイヤが損傷しやすくなり、最終的にはタイヤがパンクや、バースト(破裂)する可能性が高まります。
走行中にパンクやバースト(破裂)が起こった場合は、車のコントロールが難しくなり事故に直結する場合があります。
特に、高速道路など高速走行時にパンクやバーストが発生すると、人の命に関わる重大な交通事故の原因になる可能性があり大変危険です。
また、トラックやバスなどの大型車両の場合は、車両の横転や、周囲の車両や歩行者にタイヤが衝突したりする可能性があります。
スローパンクによる事故
2018年5月16日、首都高速道路で乗用車の左前輪がスローパンクしている状態で約30km走行。運転者は左前輪から白煙が出ていることに気づき高架下で停止した。その後、消防署員が駆けつけ、タイヤからの出火であることを確認し消火活動を行った。消化中には大きな爆発音もあったが、幸い人的被害はなかった。
2.車の走行性能の低下
制動性能(ブレーキ性能)、操縦性能が低下する
タイヤの空気圧が不足している場合、タイヤのグリップ力が低下するため、制動性能(ブレーキ性能)が悪化します。
また、急カーブなどの旋回時にも、グリップ力の低下により本来の性能が発揮できなくなります。
3.燃費の低下
車の燃費が悪くなる
タイヤの空気圧が不足している場合、転がり抵抗が増加するため、燃費が悪くなります。
空気圧不足によるタイヤの変形や接地面積の変化により、タイヤがスムーズに転がらなくなり、タイヤの回転に費やされるエネルギーが増えるためです。パンクした自転車に乗ると疲れるのと同じことです。
大手タイヤメーカーのブリヂストンによると、タイヤの空気圧が20%低下すると、燃費が約4%低下するとされています。
4.寿命の短縮
タイヤの寿命が短くなる
タイヤの空気圧が低下すると、タイヤ表面の温度が上昇してゴムの劣化を早めます。また、タイヤ内部の構造も変形しやすくなります。これによって、タイヤ表面や側面の摩耗や亀裂等が発生しやすくなります。
こちらも、大手タイヤメーカーのブリヂストンによると、タイヤの空気圧が20%低下すると、寿命が約25%短くなるとされています。
4.空気の入れすぎによる3つのリスク
- 走行性能の低下
- 偏摩耗・異常摩耗(寿命の短縮)
- 燃費の悪化
タイヤの空気圧が高すぎる(空気の入れすぎの)場合には上記のようなリスクがあります。
1.走行性能の低下
タイヤの接地面積が減少するため、グリップ力が低下し、制動距離が長くなる、コーリング性能が悪化するなどの不具合が起きます。
また、ウェット路面での排水性能が悪化するため、雨天時にスリップしやすくなるので大変危険です。
2.偏摩耗・異常摩耗(寿命の短縮)
タイヤの側面部分が摩耗しやすくなる傾向になります。また、車種によって様々な異常摩耗が起こります。
いずれも、タイヤの一部が部分的に極端にすり減ってしまう不具合であるため、結果的にタイヤの寿命を短くしてしまいます。
3.燃費の悪化
タイヤの空気圧が過剰に高いと、車両の転がり抵抗が増加し、燃費が悪化する可能性があります。
5.タイヤの適正な空気圧
乗用車の場合240~280kPa(キロパスカル)程度。自動車メーカーが指定した値に従うことが最適。
自動車メーカーは、その車種のタイヤサイズや車重、使用環境などを考慮して、最適な空気圧を決定しています。
自動車メーカーが指定した適切な空気圧を保つことで、安全面、タイヤの寿命、燃費において性能を最大限に発揮することができるので、必ず自動車メーカー指定の空気圧に調整しましょう。。
適正空気圧の確認法は、車両の取扱説明書やドアの内側に貼られたタイヤ空気圧のラベルで確認できます。
なお、車種によっては前後の適正空気圧が異なる場合があるので注意してください。
6.適正な空気圧調整時期・間隔
1ヶ月に一度程度の点検・調整が必要
タイヤの空気圧は、時間とともに自然に低下します。低下する速度は、外部の気温や湿度、タイヤの種類や材質、使用状況によって異なりますが、一般的には、1か月程度でタイヤの空気圧が約0.69~1.03kPa(0.1~0.15psi)低下すると言われています。
また、温度変化によっても空気圧は変化するので、季節によっても変化してしまいます。
いずれにしても、定期的な点検をすることが重要です。
例えば、大手タイヤメーカーのブリヂストンは、タイヤの空気圧を1か月に1回チェックすることを推奨し、自動車メーカーも同様に、適正なタイヤ空気圧の重要性を認識しており、定期的なチェックを推奨しています。
自動車用タイヤの空気圧に関するよくある質問と回答
- 空気圧はどのタイミングで点検すればよいですか?
-
月に1回程度が理想です。また、長距離運転の前や高速道路の走行前なども点検することをおすすめします。
- 空気圧を点検するときは、何が必要ですか?
-
タイヤゲージ(空気圧ゲージ)が必要です。エアゲージは、ガソリンスタンドにあります。また、カー用品店などでも購入できます。
- タイヤの空気圧はどのくらいが適正ですか?
-
車種によって異なります。適正な空気圧は、運転席ドアや給油口の裏などに貼付されているタイヤ空気圧表示シールに記載されています。
- 空気圧が低過ぎても、高すぎても危険性がありますか?
-
いずれもタイヤの異常摩耗や、バーストしたりする危険性があります。
- タイヤの空気圧が低下する原因は何ですか?
-
下記によります詳しくはこちらをご確認ください。
- タイヤに対するダメージ
- ホイールに対するダメージ
- タイヤやホイールの製品不良
- タイヤとホイール組付け時の不良
- バルブ周りの不良
- タイヤの老朽化
- 自然低下
まとめ
自動車用タイヤの空気が抜ける原因は以下の7つです。
- タイヤに対するダメージ
- ホイールに対するダメージ
- タイヤやホイールの製品不良
- タイヤとホイール組付け時の不良
- バルブ周りの不良
- タイヤの老朽化
- 自然低下
いずれの場合でも「ゆっくり抜ける」「徐々に抜ける」「すぐに抜ける」など症状は様々あるため、症状だけで、原因を特定することはできません。
特に「ゆっくり抜ける」場合には、一般の方が原因を究明することが難しい場合が多いので、整備工場やタイヤショップで点検してもらうことをおすすめします。
以上、車のタイヤの空気が抜ける原因についてでした。