当サイトは広告を掲載しています。

車のメーターのランプがついた!点灯・点滅・色の意味を解説

meter
Car Ride
広告募集バナー

自動車のメーター付近にはいろんなランプが搭載されています。近年はその数も増え続け、一般の方には理解しにくくなっています。突然ランプが点灯すれば誰でも驚くことでしょう。

そんな時は、わからなくても絶対に放置してはいけません。ある程度の意味を理解して手遅れにならないように対策しましょう。

この記事では、メーターの中に点灯するランプの意味について一級整備士の管理人が正しく説明します。

この記事の内容
  • メーター付近ランプの”点灯・点滅”の意味
  • 点灯時にはどうしたらいいか
  • ランプの”色”の意味

この記事を書いた人:きりん

元ディーラーの一級整備士で整備士ねっと管理人です。自動車整備業界に長く携わり、現在は整備業界のコンサルなども行っています。twitterでたくさんの整備士さんや業界の人と繋がっています。(seibisi_net

目次

ランプ点灯の意味は車の異常を知らせること

車のメーター内にあるさまざまなランプを「インジケータ、もしくは警告灯」と呼びます。

このインジケータの役目は車の異常を知らせることです。

現在の自動車は常に自らの状態をチェックしており、なんらかの異常を感じ取った時には、メーター内のインジケータを点灯させることで、ドライバーに車の異常や整備工場への入庫をうったえます。場合によっては危険を回避するように車両を制御します。(勝手にエンジンを停止してしまうなど)

これは、家庭用のファンヒーターに足をぶつけると、その衝撃で停止してしまうのと同じようなシステムの制御です。

決してファンヒーターが壊れたわけではなく、ある一定以上の衝撃があると、「自分が地震などで倒れてしまったのかもしれない」「このまま運転するのは危険だ」と自ら判断して停止してしまうのです。この制御のことを「自己診断機能」と言います。

自己診断機能は車だけでなく、電化製品などにもたくさん搭載されています。

自動車では自己診断機能を利用して、ドライバーの安全を確保するとともに、整備士の故障診断・修理に利用しているのです。

メーターにランプが点灯した場合には、すぐに整備工場に連絡することをおすすめします。

さまざまなランプの意味

たくさんあるランプ(インジケータ)にはそれぞれ次のような意味があります。

  • エンジンチェックランプ→エンジン系統に異常がある
  • ABSランプ→ブレーキ系統に異常がある
  • エアバックランプ→エアバック系統に異常がある
  • エコアイドルランプ→アイドリングストップ系統に異常がある

自動車の高度化(進歩)に伴い、このインジケータの種類は増え続け、今では少ない車でも10~20個はついています。あまりの数の多さに、整備士でもどれがなんのインジケータなのかが、わからなくなるくらいです。

自動車にはたくさんの機能があります。単純に「車に異常がある」といっても、それがエンジンなのかエアコンなのかハンドルなのか、もっと限定する必要があり、そのためにインジケータはたくさんついています。新しい車や高級車になればなるほど、インジケータが多くなります。

点灯したランプの色の意味

さて、自動車のメーター内にあるインジケータの色には次のような意味があります。

  • 赤色の点灯→ただちに走行を止め、整備工場へ連絡してください
  • オレンジ色の点灯→すみやかに整備工場で点検してください
  • 青や緑色の点灯→異常ではありません(なんらかの機能の状態を示している場合が多い)

「安全に支障をきたすような非常に重要な不具合」には赤色のインジケータ。

「赤までには及ばないが重要な不具合」にはオレンジ色のインジケータを設定しています。

サッカーの「レッドカード」「イエローカード」のように考えると、わかりやすいです。

また、最近では「○○に異常があります。最寄りの整備工場へ入庫してください」などと、ナビ画面や液晶パネルを使って表示するものや、メーター内のインジケータを「点滅」させたり「高速点滅」させるなど、さまざまな形でドライバーに知らせています。

このように、ドライバーはメーター内に点灯するランプの意味を正しく理解し、異常がある場合には事故回避やメンテナンスすることが重要です。

まとめ

  • 赤色の点灯→ただちに走行を止め、整備工場へ連絡してください
  • オレンジ色の点灯→すみやかに整備工場で点検してください
  • 青や緑色の点灯→異常ではありません(なんらかの機能の状態を示している場合が多い)

もし、何かのランプが点灯した場合には、いつ、どんなときに、どのランプが点灯したのかを覚えておき、自動車整備工場に連絡してください。修理がスムーズになります。

ランプが点灯している状態で乗り続けると、2次的な故障や事故、燃費悪化などに繋がりますので、直ちに対応するようにしてください。

特に赤色のランプが点灯している場合には、あなたの身に危険が伴う可能性が高いので、ただちに走行をやめてください。

以上、メーターに点灯するランプの意味でした。

目次