ディーラーのスタッドレス・タイヤとホイールの見積もりが高いので、他に安く購入するいい方法があれば知りたい
このことはディーラーで新車を購入しようとする多くの人が思うことです。一方で、「安心・安全に買いたい」「新車だしある程度良いスタドレスタイヤが欲しい」「面倒や手間をかけたくない」と思う人も多く、悩む人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ディーラー以外から新車の冬タイヤ・セットを安く購入するおすすめの方法や、ディーラーでスタッドレス・タイヤを買うことのデメリットについて、元ディーラー整備士の管理人が解説します。
タイヤを安く購入して、新車購入費用を抑えましょう。
この記事を書いた人:きりん
元ディーラーの一級整備士で整備士ねっと管理人です。自動車整備業界に長く携わり、現在は整備業界のコンサルなども行っています。twitterでたくさんの整備士さんや業界の人と繋がっています。(seibisi_net)
ネットで人気のタイヤフッド

タイヤフッドでは、購入手続きと同時に取付作業をする店舗予約もオンライン上で行えます。
購入したタイヤは予約した店舗に直送されるので、指定日にクルマで店舗に行くだけです。取付作業料金や交換したあとのタイヤ処分費なども、購入時に一括で支払いになるため現地での支払いはありません。
店舗への電話は不要で、取付作業日まで購入したタイヤを家に置いておく必要もなく、女性にも利用しやすいサービスです。
2つのおすすめ購入方法
2つとも良い方法ですが、それぞれにメリット・デメリットがありますので、良い方を選びましょう。
新車時はスタッドレスタイヤとホイールのセットが必要です。
新車購入時には、タイヤだけではなく、ホイールの購入も必要ですので、スタッドレスタイヤ・ホイールセットの購入方法を紹介します。
1.とにかく楽な「タイヤフッド」
タイヤフッドは購入と取付予約が同時にできるサービスです。
「安く買いたいけどよくわからない」「調べるのが面倒」など、車に詳しくない人が、ネットでタイヤを購入して、交換する整備工場を探すのは、相当な労力と時間を要します。タイヤフッドは、こんな人に最もおすすめの方法です。
タイヤフッドはカー用品店最大手のオートバックスセブンと三菱商事グループ企業のカーフロンティアの合弁会社「株式会社BEAD」が運営する安心できる通販サイトです。
タイヤフッド5つのメリット
- とにかく楽に購入できる
- 料金をコミコミにして総合的に安い、支払いは一箇所
- 全国に4,800店舗の取付店
- 買ったタイヤが家に来ない
- webサイトがシンプルでわかりやすく、選ぶのが簡単(間違えにくい)
1.とにかく楽に購入できる

- タイヤを決めて
- 取り付け店舗を決めて
- 予約日時を決めて
- 事前に一括決済する。
タイヤフッドの利用方法はインターネットサイトに従って上記4つを行うだけです。これらを一つのサイトで全て完了し、「あとは行くだけ」の楽な購入方法です。取り付け店舗に電話などで連絡する必要もなく、行くだけです。最近話題になっているあなたの貴重な時間を奪わないサービスです。
シンプルでスマートに購入したい人、忙しい人、面倒くさいことが嫌いな人、車に詳しくない人にとっては最適なサービスです。
2.料金をコミコミにして総合的に安い・支払いは一箇所
- タイヤを車体から脱着
- タイヤとホイールの組み換え
- バランス調整
- バルブ交換
- 廃タイヤ・廃ホイール処分
タイヤフッドでは、交換作業も依頼することで、上記の料金が全て含まれることになります。一見して、価格が他サイトより高いように見えますが、他とは一概に比較できません。
タイヤの交換工賃などを含んで一括決済で購入できる事は、とても安心感があり、なにより「楽」であることが大きなメリットです。
また、通常はタイヤ代とは別に、交換工賃を別のところに支払わなければなりませんが、タイヤフッドで購入する場合は、一箇所に一度の支払いで済む事も大きなメリットです。タイヤの料金と交換工賃など全て含んだ料金で一括決済しますので、企業の社用車のタイヤ交換のシーンでも経理処理上非常に有利です。忙しい会社の担当者や個人事業主さんにも向いているサービスです。

3.全国に4,800店舗の取付店
タイヤフッドでタイヤを購入すると、全国4,800箇所の取り付け店舗で取り付け可能です。
また、取付店には全国のオートバックスが含まれるので、安心の技術とサービスでタイヤ交換サービスが受けられます。オートバックスは初めて利用する女性でも、普通の整備工場より入りやすいことがメリットです。
4.購入したタイヤが家に来ない
購入したタイヤは取付店舗に直接配送されます。
- 買ったタイヤが家に届く
- 買ったタイヤを車に積んで、整備工場にもって行く
インターネットでタイヤを購入すると、通常この作業が必要です。特にアパートやマンションに住む人は面倒が増えます。タイヤフッドを利用する場合、タイヤが家には届きません。
5.webサイトがわかりやすく、選ぶのが簡単(間違えにくい)
サイトはシンプルで非常にわかりやすく、女性や、車やタイヤに詳しくない人でも、間違えずに自分の車のタイヤを選部ことができます。
タイヤフッドのデメリット
アマゾンやオートウェイなどの通販サイトより、表示されているタイヤの価格が高い
タイヤの価格に関しては、後述するアマゾンやオートウェイの方が安い場合が多いです。限りなく安くタイヤを購入したいのであれば、タイヤフッドは向いていませんので、後述する方法で、もっと安く購入することを検討しましょう。
ただし、タイヤフッドの場合は取り付け工賃などがコミコミの料金(取付サービスを頼んだ場合)なので、そのままでは比較できません。タイヤフッドのメリットや取付工賃などを総合的に考えて検討してください。
タイヤフッドは「楽をして、ある程度安く購入したい人」向けです。最終的には、タイヤフッドのメリットがあなたに合うかどうかで判断してください。

2.とにかく安い「楽天市場」
楽天市場は「性能の良い国産スタッドレスタイヤを、かなり安く購入することができる」インターネットタイヤ販売サイトです。
楽天市場は性能の良い国産タイヤを購入できる

楽天市場ではたくさんのショップが数多くの種類・銘柄のスタッドレスタイヤ・ホイールセットを取り扱っていると同時に、ショップ間で価格競争をしているため、国産の最新スタッドレスタイヤも格安で販売されています。
スタッドレス・タイヤで最も人気の高いブリジストンのブリザック、ヨコハマタイヤのアイスガードなど、一般的なサイズであればなんでも手に入ります。
ディーラーではタイヤの銘柄を選べないことが多いですが、楽天市場では自分の好きなタイヤをたくさんの種類の中から選ぶことができて、嬉しい人も多いと思います。
特に新車購入のタイミングでは、いろいろと考えて自分に合う銘柄をチョイスしてみてはいかがでしょうか。
ディーラーのスタッドレスタイヤの銘柄
新車購入時にディーラーからスタッドレスタイヤ・ホイールセットを購入した場合の、スタッドレス・タイヤの銘柄は、ディーラー(販売会社)によって異なります。ブリジストンやヨコハマタイヤ、ダンロップなど国産タイヤですが、そのディーラーが推すタイヤ銘柄を買う感じになりますので、基本的に選ぶことはできません。
ただし、ディーラーで販売しているスタッドレス・タイヤは、基本的に性能の良いタイヤなので、安全面で心配することはないです。
楽天市場のタイヤはかなり安い

楽天市場のスタッドレスタイヤ・ホイールセットは、他の商品と同じように、ショップ間で激しい価格競争をしているため、他の通販サイトよりも価格がかなり安いです。
同じスタッドレスタイヤ銘柄、同じようなホイールであれば、ディーラーの2割~5割引きで購入することができる可能性が高いです。
私はディーラー時代にスタッドレス・タイヤをお客様に販売する側でしたが、楽天市場の価格が自社の仕入れ価格より安いこともあり、とてもじゃないけど太刀打ちできないという現実がありました。
インターネット通販は、人件費を抑えて、大量仕入れを行い、薄利多売の販売戦略を行っていますので、ディーラーよりもかなり安く購入することができるのです。
楽天市場4つのメリット
- 安い
- メガ通販サイトの安心感
- 支払い方法が多い
- 楽天ポイントが貯まる
楽天市場でスタッドレスタイヤ・ホイールセットを購入する場合のメリットは上記のとおりです。
特に普段から楽天市場を多く利用する人にとっては、とても向いていると思います。個人的にも何度も利用しています。
楽天市場3つのデメリット
- 合わないタイヤ・ホイールを購入するリスク
- ホイールの種類は基本選べない
- 取り付けは別で考える必要がある
楽天市場はタイヤに特化した通販サイトではないので、「サイズを間違えて買う」「合わないホイールを買う」など、失敗するリスクが少し高いです。わかりやすく言うと全体的にわかりにくいです。特に「車に詳しくない人」は別のタイヤ専門サイトなどで情報を集め、しっかりと下調べをしてから、購入ボタンを押す必要があります。
ホイールの適合性を判断するには専門知識が必要です。十分注意してください。
また、先に紹介したタイヤフッドとは違い、ホイールについては、あまり選ぶことはできないので、デザインなどにこだわりたい人には向いていません。
さらに、購入したホイールセットの取り付けサービスはあまり期待できないです。(購入したショップごとに違う)自分で取り付けるか、ネットで購入したタイヤを取り付けてくれる整備工場を探しましょう。
ホイールは間違えて購入しやすいので注意

ホイールには、「ホイール穴数」、「P.C.D(穴と穴の距離)」、「リム幅」、「インセット」というタイヤよりも細かい規格があります。車種によって違い、同じ車でも年式によって違うことが珍しくありません。どれか一つでも数字の違う(規格の違う)ものを選んでしまうと、「装着できない」「安全に走行できない」「車検に通らない」といったトラブルに直結します。
そして、ホイールの規格は、その外見からは判断できないので、自動車メーカー発行のカタログ等で確認するのですが、それには多少の専門知識が必要で、車に詳しくない人や興味のない人にとっては少々難しいかもしれません。
楽天市場まとめ
楽天市場は「性能の良い国産スタッドレスタイヤを、かなり安く購入することができる」インターネットタイヤ販売サイトです。
性能の良いスタッドレス・タイヤ・ホイールセットを1円でも安く購入したいという人におすすめです。
特に車に詳しくない、シンプルでスマートに購入したい、忙しい、面倒くさいことが嫌い、それでもある程度安く買いたい、という人は前述したタイヤフッドの方が向いていますので、そちらを選びましょう。
楽天市場の特徴をよく考えて、あとはメリットがあなたに合うかどうかで判断してください。
>>> 楽天市場/スタッドレス・タイヤ・ホイールセットページ
タイヤ購入サイトの選び方・ポイント
- 信頼性・安心感
- 取り付けサービスの有無
- 楽に購入できるか
- 価格の安さ
インターネットでタイヤを購入する場合、価格の安さはわかりやすいメリットなので、多くの人が知っています。一方で、その分プロのアドバイスを受けられないというデメリットがあり、そのデメリットをどうおぎなうかがタイヤ購入サイトを選ぶポイントです。
特に車やタイヤに詳しくない人は、価格以外の部分で購入サイトを決めることも重要です。
今回は「タイヤフッド」と「楽天市場」をおすすめとして紹介しましたが、他にも「amazon」や「フジ・コーポレーション」、「オートウェイ」などの大規模なタイヤ通販サイトがあります。
他の通販サイトについては、こちらの記事で紹介しています。

ディーラーでタイヤを購入する4つのメリット

- 楽
- 安心感・信頼感
- 新車と一緒にローンを組める
- 新車と一緒に値引き交渉ができる
「楽」や「安心感や信頼感」は容易に想像できると思いますが、もう一つ忘れてはならない大きなメリットが、「新車と一緒にローンを組める」ことです。タイヤ以外にも、ナビやETCなどのオプションを新車の見積もりに入れることで、基本的には銀行やクレジット会社でも総額でローンを組むことができます。
例えば10万円のスタッドレス・タイヤ・ホイールセットをディーラーから購入し、60回払のローンを組めば、単純計算で一ヶ月1700円の支払いが上乗せになる計算です。手元に現金がない場合にはとても便利です。
さらに新車購入時は、オプションをたくさん追加すればするほど、値引きしやすくなりますので、交渉次第ではわざわざネットでタイヤを買わなくても、ディーラーから買ったほうが安くなる場合も有り得ます。
しかし2023年現在、新車の値引きはとても厳しいのでそれほど期待できないかもしれません。
気になる場合は担当セールスに対して、「スタッドレス・タイヤ・ホイールセットも買ったら、もっと値引きできますか?」とストレートに聞くのが一番です。
ディーラーでタイヤを購入する2つのデメリット
- 価格が高い
- タイヤ・ホイール銘柄があまり選べない
タイヤの価格、ホイールの価格ともにディーラーは高い傾向にあります。タイヤやホイールでも大きな利益を取ろうとするからという理由もありますが、それ以上に、ディーラーの仕入れの能力が大規模通販サイトに勝てないという大きな理由もあります。
そこで、ディーラーでも安く仕入れるために、タイヤメーカーからタイヤやホイールの大量仕入れを行うのですが、そのために同じメーカーのタイヤやホイールしか選べないというデメリットも発生します。
ディーラーで買ったホイールはみんな同じ!?
ディーラーでスタッドレス・タイヤ・ホイールセットを買うと「隣の車のホイールと自分の車のホイールが全く同じ」のようなことが結構起きます。車種が同じであれば、純正のホイールが全く同じなのは当たり前ですが、本来たくさんの種類があるはずの社外品アルミホイールでも起きることがあります。
これは「〇〇ダイハツ」(○○は都道府県名)などの同じディーラーでホイールセットを買った人は、みんな同じホイールを装着されるから起きることで、見る人が見ると、「ディーラーの安いホイールつけてるな」と思われる可能性があります。
これは、「スポーツショップのゼビオで、スキーやスノーボードを買った人は、靴の入れ物がみんなゼビオの袋になる」みたいなイメージです。
気にしない人は全く問題無いですが、「この人は、車にこだわりがないな」と思われたりするため、それが嫌な人は考えたほうが良いかもしれません。特に軽自動車でよく起こります。(軽自動車のタイヤサイズは車種が違っても同じ場合が多いため)
納車時期が冬季の場合の対応

ディーラーで冬タイヤを購入した場合、納車時期が冬季であれば、通常は冬タイヤを装着した状態で納車になります。しかし、ディーラーから冬タイヤを購入しなかった場合はどうなるでしょうか?
答えは簡単、ネットで買ったタイヤをディーラーに装着してもらいましょう。
無料で交換してくれると思って良いです。但し、次の2つのことに注意してください。
- 新車契約時にその旨をお願いすること
- 納車日の1週間以上前に準備してディーラーに届けること
これさえ守れば問題ありません。快く引き受けてくれると思います。
その場合は、タイヤフッドの取付サービスは必要ないので、冬タイヤセットを自宅に送ってもらいましょう。
まとめ
新車購入時におすすめの、スタッドレス・タイヤ・ホイールセットの購入方法を2つ紹介しました。
タイヤフッドを使えば国産の冬タイヤとホイールセットを安く購入出来るので、新しい車でも安心です。そしてとても楽な購入方法です。
楽天市場を使えば、とにかく安く購入できます。ただし、間違えるリスクやデメリットも多いので、細心の注意を払って下さい。
どちらのサイトもディーラーより安く購入できますのでご検討下ください。以上、新車購入時におすすめのスタッドレスタイヤ購入方法についてでした。

ネットで人気のタイヤフッド

タイヤフッドでは、購入手続きと同時に取付作業をする店舗予約もオンライン上で行えます。
購入したタイヤは予約した店舗に直送されるので、指定日にクルマで店舗に行くだけです。取付作業料金や交換したあとのタイヤ処分費なども、購入時に一括で支払いになるため現地での支払いはありません。
店舗への電話は不要で、取付作業日まで購入したタイヤを家に置いておく必要もなく、女性にも利用しやすいサービスです。