タイヤはインターネット(通販)で購入すると、店舗での価格より非常に安く手に入ります。サイズによっては、4本で5万円以上安くすむケースもあるので驚きです。
しかし、インターネットのタイヤが安いことは知っていても、なかなか購入するのを躊躇される人も多いのではないでしょうか。
たくさんの人がインターネットでタイヤを購入するのを躊躇しているのには、次のような理由があります。
・インターネットでタイヤを買っても、どこに交換作業を頼めばいいのかわからない
・交換作業の料金がかかるので、結局店舗で買ったほうが安く済むのではないかと思う
・インターネットの取引に不安がある
この記事は、そのような不安を持つ人のために、インターネットでタイヤを安く購入する場合の重要なコツを元ディーラー整備士が解説します。
5分読めば、だいぶ得します。
・インターネットでタイヤを購入する前に考えなければならないこと→【取り付け】
・おすすめのタイヤ購入方法
ネットでタイヤ購入のコツ・注意点
インターネットで安くタイヤを購入しても、交換方法によっては高くついてしまったり、ものすごく手間が掛かって失敗する人がいます。
それではせっかくネットで調べて買った苦労が報われませんね。
交換方法として、あなたが真っ先に思いつくのは、普段お世話になっている整備工場に持ち込む方法だと思いますが、これはおすすめしません。
なぜかというと、逆に高くついてしまったり、嫌がられることが多いからです。詳しい理由については、ページ下部で説明しています。
そうならないために、私がおすすめするインターネットでタイヤを購入する方法を3つ紹介します。
おすすめタイヤ購入方法3つ
・全てコミコミのサイトで購入する>>>タイヤフッド
・工賃が安い整備工場を探してから購入する>>>グーピット検索
・取り付け提携工場があるサイトで購入する>>>Amazon、AUTOWAY(オートウェイ)
交換料金など全てコミコミのサイトで購入する方法
タイヤ選びも、交換場所も、予約も、支払いも、全て1つのサイトで完了する方法で、これからのタイヤの買い方です。
この方法では大手サイトの「タイヤフッド」を説明します。
TIREHOOD(タイヤフッド)
TIREHOOD(タイヤフッド)は比較的新しいタイヤ通販サイトで、購入から取り付けの申込まで一度に完了できます。
とういう人には最も良い方法です。
そもそも、世の中のほとんどの人が、タイヤ交換についての知識なんてありませんよね。
注文方法は、インターネットサイトに従ってたったこれだけ。
取り付け店舗に電話などで連絡する必要もなく、あとは行くだけです。
サイトも非常にわかりやすく、女性や、車やタイヤに詳しくない人でも、間違えずに自分の車のタイヤを選べます。単純にとても楽です。
・総合的に安い
・料金が明確
・選ぶのが簡単
・全額一気にカード決済できる
・買ったタイヤが家に来ない
・古いタイヤを持って来なくていい
タイヤフッドは、車やタイヤに詳しくない人に特におすすめです。
詳しくない人が、タイヤのことでそんなに悩む時間ももったいないですし、あと、カードで一括で最初に決済なので、ある意味安心。ポイントもたまる。
タイヤフッドをもう少し詳しく知りたい方はこちら
関連記事>>>タイヤフッドの評判・口コミから人気の理由に迫る【送料/キャンセル】
古いタイヤを新しくする場合、実は全体的に見ると次のような種類の作業があります。
①タイヤを車体から脱着
②タイヤとホイールの組み換え
③バランス調整
④バルブ交換
⑤廃タイヤ・廃ホイール処分
一般的に「タイヤ交換料金」と表記されている場合、「②タイヤとホイールの組み換え」だけを指し、他は別料金になります。
「安いと思って頼んだら、その他いろいろすすめられたり、頼んだりして結局20000円になった!」なんてことが本当に多い失敗例です。①〜⑤まで、全て料金を確認した方が良いです。
だからこそ、料金がコミコミで確定していて、カード払いのタイヤフッドは詳しくない人にもってこいですね。
工賃が安い整備工場を探してから購入する方法
次におすすめする方法は、インターネットで安く取り付けできる整備工場を探す方法です。
おすすめの検索サイトは、今のところグーピット一択ですね。
グーピットはインターネットで簡単に見積もりを取れるので、近くて安いところを探せる便利なサイトで利用者が急増しています。
グーピットで取り付け工場を探す場合は、タイヤだけを安いところや普段利用しているサイトから買うのがおすすめ。タイヤは高価な買い物なのでポイント獲得も重要ですね。
例えば、Amazonでタイヤを買って、取り付け先をグーピットで探す。
少し面倒かもしれませんが、こんな感じで、安くタイヤを購入・取付ができます。
関連記事>>>タイヤ通販サイトを徹底比較
関連記事>>>冬タイヤのおすすめは?【プロの整備士厳選スタッドレス】

取り付け提携工場があるサイトで購入する方法
最後に紹介するのが、提携工場を持つサイトで購入する方法です。
インターネットタイヤ通販サイトの中には「サイト提携整備工場」がある場合が有ります。
購入したタイヤが届いた後に、「購入したサイトの提携整備工場」で比較的安い料金で交換ができるサービスです。
最初に紹介したタイヤフッドに似ているサービスですが、インターネットだけでは完結しないので、タイヤフッドより少し手間が掛かります。
また、実際に提携している整備工場に持ち込むと、追加整備をすすめられることがあるので注意が必要です。
amazon(アマゾン)
意外と知られていないのですが、実はアマゾンのタイヤはやなり安いです。
そして、提携整備工場があります。
タイヤを選んだ後に、下部にこのような表示がありあります。(赤枠等は私が書きました)赤枠の「交換・取付」をクリックすると、2つの選択肢が出てきます。
アマゾンでは2つの交換方法を提案しています。
①タイヤを購入する前に取付・交換サービスチケットも購入してサービスを受ける方法
②外部のタイヤ取付・タイヤ交換サービス提携工場に申し込む方法
普段からアマゾンを利用している人にとっては、よい選択かもしれませんね。
関連記事>>>アマゾンからタイヤを買って取り付ける方法・手順
オートウェイ
オートウェイは言わずと知れた、タイヤ通販サイトの最王手であり、年間230万本のタイヤを販売している、自動車整備士の間でも有名なサイトです。
楽天・ヤフーのタイヤ販売ランキングを常に独占するメガストアであり、タイヤの種類や在庫が圧倒的に多く、 激安アジアンタイヤが手に入ります。
「1本分の値段で4本買えた」と言う人がいるくらい驚きの安さといいます。送料は沖縄以外の地域は無料(沖縄は1本550円)。
ここで購入したタイヤは全国のタイヤ取付協力店(タイヤピット)3300店で取り付け対応し、タイヤの直送が可能です。
取り付け協力店の取り付け料金は全国一律で、次のとおりです。
気になる点は、取り付け料金です。取り付け料金に関しては、決して安くは無いように思います。
ここで購入するなら、タイヤの購入だけにして、交換する整備工場は自分で探してもいいかもしれません。アジアンタイヤは激安です。
私も二度ほど利用したことがあります。
まとめ
タイヤは非常に高価です。思い切ってインターネット通販で安く購入することをおすすめします。
ここが最も重要で、失敗する人が多いところです。
3つの方法から、よく考えて選ぶようにしましょう。
・全てコミコミサイトで購入する>>>タイヤフッド
・安く取り付け可能な整備工場を探してから購入する>>>グーピット検索
・取り付け提携工場があるサイトで購入する>>>Amazon、AUTOWAY(オートウェイ)
私の一番のおすすめはやはりタイヤフッド。確実に安いタイヤが手に入り、面倒なことが無く安心です。
あとはあなたに合うかどうかですね。

以上、通販でタイヤを購入する場合のコツと方法でした。自分にあった購入方法を選びましょう。
この後、整備工場にネットで買ったタイヤを持ち込むとどうなるかについての記事が続きます。読みたい人だけどうぞ。
整備工場にネットで購入したタイヤを持ち込むとどうなるか
と、あなたが整備工場に持ち込んだ場合、次のようなケースが考えられます。
・ケース1 整備工場に嫌がられる・断られる
・ケース2 高額な割り増し料金になる
ケース1 整備工場に嫌がられる・断られる
・ほとんどの整備工場側から、嫌がられます。
・場合によっては断られます。
私も整備士の頃、実際にこのような依頼を受けると「嫌だな」と思っていました。なぜ嫌なのかを説明すると、タイヤを交換しても整備工場側が「あまり儲からない」からです。
もう少し詳しく説明します。
よく、テレビ等で「雪の降り始めで、タイヤ交換が大忙しの整備工場」なんていうニュースが流れて、「儲かりますね」なんてコメントをするレポーターがいますが、これ、とんでもない話です。
ぜんぜん儲かりません。工賃が安すぎるのです。その忙しさから、従業員に残業なんてさせてしまったら、赤字となりえるくらいです。
ではなぜ多くの整備工場がタイヤ交換の工賃を安い金額に設定しているのか。
その理由は「タイヤが売れると儲かるから」です。
整備工場ではタイヤ交換のタイミングで、交換をすすめると買ってもらえるケースが結構あります。実はタイヤの利幅はとても大きく、お客様からタイヤ4本購入してもらえば、整備工場にとって相当額の部品代の利益がでます。
タイヤ販売 → 儲かる
タイヤ組み付け・交換 → 儲からない
つまり、
タイヤ交換はあんまり儲からないけど、時々新品のタイヤが売れれば良い
タイヤ買ってもらえば、工賃は無料でも良い
というような感覚が、昔から整備工場に根付いています。
タイヤをネットで購入して取り付けを依頼した場合、整備工場側ではこんな事を思っている可能性があります。
・「タイヤの取り付けだけの依頼なんて、むしが良すぎるずうずうしい」
・「一番儲かるタイヤの部品代の利益は他でもっていって、うちでは交換作業だけのビンボークジか・・・」
・「この依頼を安く請け負ってしまえば、今後うちの整備工場ではタイヤは売れないだろう」
・「相談してくれれば、少し安い価格でタイヤを販売したのに・・・」
あなたに悪気がなくとも、嫌われてしまうんですね。これはしかたないことです。
特に友人の整備工場や、馴染みの整備工場に依頼する場合は、少し考えてみた方が良いかもしれません。
持ち込みタイヤの交換の依頼は、旅館に飲食物を持ち込むのと似ています。
ケース2 高額な割り増し料金になる
持ち込み交換は受入れてくれるが、店舗で買ったときの倍くらいの交換料金を掲示される場合があります。私が以前にいたディーラーはこのケースです。
このような会社では交換工賃、タイヤバランス料などを含め10000円~20000円くらいはかかってしまうことが多いようです。
ケース1と2をよく考えて、インターネットでタイヤを購入する場合は、必ず「どこで交換するのか」を、購入する前に考えることが最も重要なことです。
以上、タイヤのネット購入で失敗しないコツと方法でした。
コメント