【整備士の転職】民間の認証工場はどんなところ?ディーラーとの違いは?

整備士の転職
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「民間整備工場は給料が高い?仕事が楽?早く帰れる?」ディーラーメカニックが転職を考える際に、このような疑問を持つ人は実に多いですよね。

これまでディーラーという特殊な環境にしかいたことがない人にとって民間整備工場のことは良くわからないのは当たり前です。

そこで、この記事では民間整備工場とはどういうところなのか、特に指定を持たない認証工場について、ディーラーとの違いについて徹底解説します。

 

ディーラー以外の認証工場

 

それではディーラー以外の認証工場について説明しましょう。

もちろん認証工場と言っても、大きなところから家族経営の小さなところまで、いろんなところがあります。

ここでは、認証工場の割合で多い最も多いと思われる、従業員4人~10人程度の認証工場の例について説明します。

 

仕事内容は

 

民間認証工場で最も多い仕事は、ズバリ「車検整備」です。

もちろん車検はディーラーでも多いですが、車検以外の仕事がディーラーに比べて少ないので、割合的に車検が多いです。

認証工場とディーラーの仕事内容についての比較表をまとめてみました。

それぞれの仕事が全体に占める割合の目安です。あくまでもイメージですが参考にしてください。

 

民間認証工場 ディーラー
車検整備 80% 35%
一般整備 15% 20%
定期点検 4% 25%
部用品取り付け

(新車整備含む)

1%

(スズキ・ダイハツの代理店の場合、新車整備がある工場がある)

10%
保証整備 0%

(スズキ・ダイハツの代理店の場合、保証整備がある工場がある)

10%

 

ディーラーに比べると、定期点検・部用品取り付け・保証整備が圧倒的に少ない傾向にあります。

もしあなたが民間の認証整備工場に転職した場合、毎日の仕事は「車検整備」となる可能性が高くなるでしょう。

 

また、取扱車種が多岐にわたるという点が、民間認証工場の特徴です。

ディーラーでは、基本的に自社メーカーの自動車の入庫が圧倒的に多いはずです。

しかし、民間整備工場は全ての国産メーカーの車はもちろんのこと、輸入車からバイク、トラック・バスなどを取り扱う可能性があり、特に小型自動車系ディーラーからの転職の場合には、かなり戸惑うかもしれません。

しかし、取扱車種が増えたと言ってもそれほど心配いりません。ディーラーでの経験が必ず役に立ちます。慣れるのは時間の問題です。

 

さらに、板金工場を持っている工場もあり、その場合ボデーの磨き作業などの軽作業を手伝ったりする機会がありそうです。

 

車検整備や一般整備のやり方については、ディーラーでの仕事のやり方とさほど変わりません。

自動車メーカーからの情報はあまり期待できないので、汎用のスキャンツールとファイネスを使って故障修理などをします。

修理に困ってしまえば、ディーラーに外注するという方法がありますので、その点では、ディーラー整備士のように「修理できなくて眠れないほど精神的につらくなる」ようなことはそれほどありません。

 

それから、認証工場では、国の検査場で持ち込み検査を受けることとなります。

ディーラーの整備士の中には持ち込み検査をしたことがない人もたくさんいると思いますが、その点は2度3度持ち込み検査を受ければすぐ慣れてしまうので、まったく心配いりません。

 

また、検査場まで遠い地区の認証工場では、持ち込み検査を受けるための移動が負担になってくることもありますが、逆に整備士の休憩時間になっていることも多く、「持ち込み検査に行くための移動の時間で一息つけるので、今の仕事を続けられる」と言う整備士の人もたくさんいます。

 

ここまで簡単にまとめると、民間認証工場での仕事はディーラーでの仕事と比べて、次のようなことが言えるでしょう。

・車検整備が仕事の主体になる
・持ち込み検査がある
・取扱車種が多い

 

 

給与は

民間認証工場への転職を考えるうえで、最も気になるのはやはり給与でしょう。

しかし給与・収入についてはやはり会社によって大きく違います。

最近では「整備士に対する待遇の悪さ」がよくネットやメディアで取り立たされていますが、決してその報道が全てではありません。

また、整備士の人材不足が顕著になってきており、以前より整備士の待遇が良くなっていることと、将来的にも待遇改善の方向に向かっていくことは間違いないでしょう。

 

それでは、国土交通省が平成28年に取りまとめた、「自動車整備業及び自動車整備業以外の就労者アンケート調査結果 」から、ディーラー以外の整備士の給与などをご紹介します。

 

出展:国土交通省「1.自動車整備業労働環境アンケート【事業者用】」H28年4月

 

もっと詳しく知りたい方は出展元を参照してください。給与の他にも、労働環境など、自動車整備士のさまざま実態調査になっています。

 

ここに書かれている調査内容について、信用できそうなサイトから引用させていただきます。

このデータから言えることは

①全体的にディーラー整備士の給与がディーラー以外の整備士の給与より高い

35万円以上の割合は、ディーラーで約21%、ディーラー以外で約10%です。

ディーラー以外の工場では10%の人が35万円以上もらっていますが、その中には自ら整備を行う社長さんが入っていることが考えられ、ディーラー以外の整備工場で、従業員が35万円以上もらうのは、かなり厳しいかもしれません。

また、このデータに賞与が含まれておらず、わたしの知る限りでは、賞与はディーラーの方が高く、年収ではさらに給与の差が出ると思われます。

②整備士の一ヶ月の給与は、ディーラー、ディーラー以外共に20万円~25万円の割合が最も高い。

整備士の半数近くの人が20万円~25万円の給与です。地方ではここからさらに下がると思われます。(データは都市部と地方部が一緒になったデータです)

これは決して高くはないかもしれません。

③20万円未満の割合は25%程度で、他業種に比べて低い。

20万円以下の人の割合は他業種に比べてもそれほど多くありません。

つまり、「手取り12万円」のような、悲惨な整備士は実際にはあまりおらず、むしろ他業種に多くいる可能性があります。

 

出展:True-Auto

【これが真実】高い?安い!?自動車整備士の給料・年収の実態とは
「整備士の給料が安い!」「まるで奴隷!」「自動車ディーラーはブラック企業」などとインターネット上でも自動車整備士の待遇や給与の低さが問題になっています。実際に自動車整備士を目指す若者は減っており、待遇の悪さが原因の一つになっているようです。

 

このサイトでも紹介されていますが、このデータには賞与(ボーナス)が含まれていない、「一ヶ月の給与」となっていますので注意してください。

 

では実際に民間認証工場でボーナスがもらえるかについてですが、これについてもやはり出るとも出ないとも言えません。

おそらく多くのディーラーではボーナスが一年に2~3度支給されていると思いますが、民間の認証工場では、全く賞与が出ないところもあるようです。

いずれにしても、ディーラーの賞与(ボーナス)ほどは期待できないと思います。

 

それでは民間の認証工場の給与についてまとめます。

・ディーラーより低い可能性が高い

・20万円以下の薄給となる可能性はそれほど高くない

・ボーナスは期待できない可能性がある

しかしがっかりする必要はありません。

これらのデータに当てはまらない会社も数多くあります。

転職サイトなどで、実際に求人情報を検索して見ていただくとわかります。

現在よりも高い給与の求人情報が案外見つかるかもしれません。

 

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勤務時間は

 

8時30分くらいから5時までの会社が多いようです。

認証工場の出勤時間はディーラーよりも早い傾向にあります。

理由は国の検査場の開始時間が関係しています。

認証工場は持ち込み検査に行きますので、早い時間の検査に間に合うように出勤時間が早いのです。

 

一方で退社時間はディーラーよりも圧倒的に早い傾向にあります。

もちろん残業もありますが、連日の残業をしている工場は少ないです。

残業が少ない理由はいろんな要素がありますが、「客層」が大きく関係しているように思えます。

認証工場は地元密着型の会社が多く、そのお客様は

・社長、社員の友人知人

・昔からのお客様

・家が近くのお客様

が多く、ディーラーよりも人と人とのつながりで成り立っている傾向にあります。

地方の小さい整備工場ではこの傾向がより強くなってきます。

つまり、ある程度融通がきくお客様が多いのです。

「絶対に今日中に納車しなければならないお客様」や「無理をいうお客様」がディーラーに比べて少なく、無理して残業しなければならないケースが少ないのです。

さらに、ディーラー特有の「工場の仕事が終わってからの仕事」がほとんどないことや、「厳しい売上ノルマが無い」、「急なお客様が少ない」ことなども退社時間が早い理由になっています。

 

point民間の整備工場では「5時ぴったりで退社する」ことも夢ではありません。

この点はディーラーに比べて大きな魅力です。

 

休日は

 

日曜・祝日はほとんどの認証工場で休みです。

理由は明確、国の検査場が休みだからです。

つまり、国のカレンダーの通りに休日がある工場が多いと思います。

その他、土曜日も隔週で休みになる認証工場があり、おそらくほとんどのディーラーよりも休みは多い傾向にあると思います。

 

長期休暇は

 

基本的に国のカレンダーと同じになるのですが、お盆と正月についてはやはり数日間休みが多くなり、長期休暇となります。

お盆も正月も1週間程度休む工場が多いようです。

しかし長期休暇の長さについては、ディーラーの方が長いところが多いです。

一気にたくさん休むのがディーラー、公務員と同等に休むのが認証工場といったでしょうか。

 

まとめ

 

それでは、民間の認証工場とディーラーの違いについて表にまとめてみました。

 

民間認証工場 ディーラー
仕事内容 車検整備が主体、持ち込み検査 車検整備以外の仕事も多い
給与 ディーラーより低い会社が多い 民間より高め
勤務時間 8時30分~17時 9時30分~19時以降
休日 日曜日、祝日 + (土曜日) 月曜日、火曜日等の平日
長期休暇 公務員と同等 GW、夏季休暇長い

 

ディーラーに勤める整備士が辞めたいと思う大きな理由の一つとして、「ディーラーは土日が休めない事と、帰宅時間が遅い事」というのがあげられます。

特に30代になり、家庭や子供を持つと、やはり一般の人と同じように土日に休みたいものです。

子供の様々な行事に参加できないことは、やはり父親としてはとても辛く、20代後半から30代の父親整備士については、そこが原因で転職する人がもっとも多いと言われています。

しかし、民間の整備工場に転職し、給与が減ってしまう点については不安に思う人も多いため、ディーラーで給与を選ぶか、民間整備工場で休みを選ぶかのような構図となっているのかもしれません。

 

しかし、何度も言いますが、自動車整備業界全体では人手不足により、賃金は上がる傾向にあり、待遇改善の流れにあります。

また、転職サイトをひとたび開いて検索すると、自動車整備士の求人はとても多く、その中から自分に会う場所を探すことができます。完全なる売り手市場です。

 

少しでも転職について考えるのであれば、ぜひ転職サイトでどの程度の求人がどのようなところから出ているのかを検索してみてください。

登録無料で今すぐできることです。なんのリスクもありません。

ぜひはじめの一歩を踏んでいただきたいと思います。

 

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