プリウスにおすすめの夏タイヤ３種を一級整備士が厳選【50系モデル/現行モデル】

2020.4.242023.10.2

プリウスのタイヤ選びで失敗したくない
整備士がすすめるコスパの良いタイヤが知りたい

この記事では、50系（旧型2015モデル）プリウスと現行プリウスにおすすめの夏タイヤを一級整備士の管理人が３本に絞って紹介します。

この記事の内容

プリウスにおすすめの夏タイヤ
おすすめタイヤの値段比較
プリウスの純正タイヤサイズ

この記事を書いた人：きりん

元ディーラーの一級整備士で整備士ねっと管理人です。自動車整備業界に長く携わり、現在は整備業界のコンサルなども行っています。X（旧twitter）でたくさんの整備士さんや業界の人と繋がっています。（seibisi_net）

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プリウスにおすすめの夏タイヤ【ニーズ別３種類】

ヨコハマ・ブルーアースワン
【プリウス専用・最高級】
ブリヂストン・ニューノ
【ベーシック・無難】
ダンロップ・エナセーブEC204
【コスパ最強】

製品の詳細についてはリンクをクリックしてください。公式HPに飛びます。

銘柄	転がり抵抗係数	ウェットグリップ性能
1.ブルーアースワン	AAA	a
2.ニューノ	A	b
3.エナセーブEC204	AA	c

定義	転がり抵抗係数
低燃費タイヤ（抵抗係数低い）	AAA
AA
A
低燃費以外（抵抗係数高い）	B
C

濡れた乾燥路面性能	ウェットグリップ性能
高い	a
↑	b
↓	c
低い	d

1.ヨコハマ・ブルーアースワンの特徴

50系プリウスのために作られた高性能タイヤ

※サイズは50系プリウス用（195/65R15 91H）しかありませんので、現行プリウスには装着できません。

ヨコハマ・ブルーアースワンは、転がり抵抗係数「AAA」とウェットグリップ性能「a」を両立した、最高峰の安全性と低燃費を実現した50系プリウス専用タイヤです。静粛性も非常に高く、快適なドライブを実現します。性能やコスパを考慮すると、プリウスに最適なタイヤの一つです。

ただし、さらにコスパの良いものがありますので、より価格を重視する人は下部におすすめする2つのタイヤをご確認ください。

ヨコハマ・ブルーアースワンはこんな人におすすめ

価格よりも性能を重視し、安全で快適なタイヤを装着したい人

転がり抵抗係数「AAA」

ブルーアースワンの「AAA」は、低燃費タイヤとして最高の基準を満たしています。「AAA」を達成したタイヤは、転がり抵抗係数「B」を達成したタイヤと比較して、燃費を大幅に向上させることができます。

ウェットグリップ性能「a」

ブルーアースワンのウェットグリップ性能「a」は雨天時などに最も高い安全性があることを証明しています。

サイレントリングで静粛性を向上

サイレントリングは、タイヤ内部に響く空洞共鳴音を低減する技術です。ブルーアースワンには、独自開発した吸音材をリング状にしてタイヤ内部に組み込んでおり、優れた静粛性を実現しています。

なお、ヨコハマタイヤが実施した静粛性試験によると、ブルーアースワンは、従来モデルと比較して、ロードノイズを約10％低減しています。

ディンプルサイドデザインとフラットロゴデザインで空気抵抗を低減

ディンプルサイドデザインは、ゴルフボールのディンプルのような凹凸をサイドウォールに施すことで、気流の乱れを抑制します。また、フラットロゴデザインは、ロゴの凹凸を最小限に抑えることで、空気の流れを阻害しない構造になっています。

ヨコハマ・ブルーアースワンの特徴をまとめると次のとおりです。

転がり抵抗係数「AAA」で燃費性能が最上級の高さ
ウェットグリップ性能「a」で、ウェット路面でも安全性が高い
サイレントリングを搭載し、静粛性に優れている
ディンプルサイドデザインと、フラットロゴデザインの採用で空気抵抗が低く燃費が向上する

※ヨコハマ・ブルーアースワンは50系プリウス専用タイヤです。

2.ブリヂストン・ニューノの特徴

コスパに優れたブリヂストンの「新」定番タイヤ

ブリヂストン・ニューノは、転がり抵抗係数「A」とウェットグリップ性能「ｂ」を両立しています。また、新品時から摩耗時まで高いウェット性能を実現しているのが大きな特徴となっています。1つ目のおすすめのブルーアースワンと比べると、性能は大きく劣りますが、価格がかなり抑えられています。

ブリヂストン・ニューノはこんな人におすすめ

それほど高いものはいらないが無難なタイヤを選びたい人

ブリヂストン・ニューノは、転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「ｂ」です。

これらの性能はそれほど高いものではないですが、ブリヂストン・ニューノは、溝に頼らないウェット性能強化設計を採用することで、新品時から摩耗時まで高いウェット性能を実現できるとしています。また、ブリヂストンの独自技術である「ULTIMAT EYE」を駆使した接地形状の最適化により、新品時から摩耗時まで高い排水性を確保するとともに、新品時から摩耗時まで高いウェット性能を実現するシリカ配合ウェット重視ゴムを採用しています。

ブリヂストン・ニューノの特徴をまとめると次のとおりです。

転がり抵抗係数「A」で燃費性能が高い
ウェットグリップ性能「b」で、ウェット路面でも安全性が高い
新品時から摩耗時まで高いウェット性能で、安全性が長持ちする

また、ブリヂストン・ニューノは幅広いサイズラインアップを展開しており、さまざまな車種に適しています。

3.ダンロップ・エナセーブEC204の特徴

コスパ最強で安定の性能

ダンロップ・エナセーブEC204は、転がり抵抗係数「AA」とウェットグリップ性能「c」のタイヤです。また、耐摩耗性能を向上し、長寿命を実現しています。

エナセーブEC204はこんな人におすすめ

価格重視で、より長持ちして欲しい人

ダンロップ・エナセーブEC204は、転がり抵抗係数「AA」、ウェットグリップ性能「c」です。

転がり抵抗「AA」ははじめに紹介したブルーアースワンの「AAA」に次いで高い燃費性能ですが、ウェットグリップ性能「c」については、今回紹介するタイヤの中では最低の評価です。ただし、タイヤの価格がかなり安いため、ウェット性能が低いことを許容できる人にはおすすめできます。

また、エナセーブEC204は、従来モデルと比較して、耐摩耗性能を向上させています。タイヤの摩耗が進むと、転がり抵抗係数が高くなり、燃費性能が低下します。エナセーブEC204は、耐摩耗性能を向上させることで、長寿命を実現し、燃費性能の低下を抑えています。

ダンロップ・エナセーブEC204の特徴をまとめると次のとおりです。

転がり抵抗係数「AA」で燃費性能が高い
耐摩耗性能が高い
ウェットグリップ性能「c」でウェット路面での安全性に不安

また、ダンロップ・エナセーブEC204は幅広いサイズラインアップを展開しており、さまざまな車種に適しています。

銘柄	価格
1.ヨコハマ・ブルーアースワン	18,180 円
2.ブリヂストン・ニューノ	10,530 円
3.ダンロップ・エナセーブEC204	9,480 円

プリウスの純正タイヤサイズ

※購入時は必ず実際のタイヤサイズを確認してください。

【2015年モデル（ZVW50系.１つ前のモデル）】

HVモデル	E	15インチ (195/65R15)
	S
	A
	Aプレミアム
	S セーフティプラス
	S セーフティプラス2
	Sツーリングセレクション	17インチ (215/45R17)
	Aツーリングセレクション
	Aプレミアムツーリングセレクション
	Sツーリングセレクションブラックエディション
	Aツーリングセレクションブラックエディション
	Sセーフティプラスツートーン
PHVモデル	S	15インチ (195/65R15)
	A
	Aプレミアム
	S ナビパッケージ
	A ナビパッケージ
	Aプレミアムナビパッケージ
	S セーフティパッケージ
	A ユーティリティプラス
	A レザーパッケージ
	S GR スポーツ	18インチ (225/40R18)