タント・エコアイドルランプ点滅!なぜ?ミラもムーヴも同じ原因

ダイハツエコアイドルランプの点滅の原因と対処法 車を知る
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ダイハツ車のエコアイドルランプが点滅

・原因が知りたい

・対応方法が知りたい

エコアイドルランプが点滅する不具合は、ダイハツのアイドリングストップ車にとても多い不具合です。

この記事では、一級整備士で元ディーラー整備士の管理人が、実際に修理した事例を元に原因や対応方法を解説します。

 

この記事の内容

メーター内の「エコアイドルランプ」が点滅した、ダイハツ車の原因や対応方法の解説

 

エコアイドルランプ点滅の原因

結論:バッテリーの劣化

点検したところ、この車の場合はバッテリーの劣化が原因でエコアイドルランプが点滅していました。修理するためにはバッテリーの交換が必要です。

注意

エコアイドルランプの点滅=バッテリーの劣化ではありません。

近年のダイハツ車のエコアイドルランプが点滅する原因で、最も多いのはバッテリーの劣化で間違いありませんが、あなたの車が必ずそうとは言い切れません。

今回の診断は、プロの整備士が確実な診断を実施した結果、バッテリーの劣化と判定しました。

正しい診断を実施しなければ「バッテリーを交換しても直らなかった」ということになりかねないので、プロの整備士に点検してもらうことが最も大事です。

 

実施した点検

ここからは、私が実際に実施した点検を詳しく説明します。プロの整備士さんも参考にしてください。

エコアイドルランプ点滅の症状

ある寒い日の朝に、同僚からダイハツ・タントの修理を頼まれました。点検する前に、状況を詳しく聞いたところ次の事がわかりました。

・エンジンを始動すると、メーター内の「eco IDLE 」と書いたランプがオレンジ色に点滅することがある

・最近頻度が増している

・ランプ点滅中アイドリングストップはしないが、それ以外の不具合は感じない

・2年前に新車で購入したダイハツ・タント(H26年式)

・事故・修復歴、改造等なし

この記事にたどり着いたみなさんも、似たような状況の人がいるのではないでしょうか。

車に乗り込んでエンジンを始動してみると、相談者が言っていた通り、メーター内のにある「eco IDLE OFF」というランプが、オレンジ色に点滅しています(写真)。

補足
比較的新しい車両は、「eco IDLE OFF」の文字ではなく、下の絵のようなランプが点滅しますが、全く同じ意味です

 

そしてランプは点灯ではなく点滅です。

このような場合はすみやかに整備工場で点検してもらうべきです。

自分では不具合が無いと思っていても「突然エンジンが掛からなくなった」「いつのまにか燃費が悪くなっていた」などとならないように、必ず点検してもらいましょう。何よりインジケータがカチカチ点滅したまま走り続けるのは気分が悪いですよね。

この記事を読んだ後に、ぜひ整備工場に修理依頼をしてください。

チェック

ダイハツ車の場合、エコアイドルランプ点滅で、アイドリングストップの機能を停止します。

修理を行わなければ、ずっとアイドリングストップすることはなく、燃費に大きく影響します。

 

関連記事>>>車のメーターのランプがついた!点灯・点滅・色の意味を解説

 

スキャンツールで診断(DTC:P1602)

写真は「スキャンツール」とよばれる自動車整備専用のコンピュータです。

自動車のメーターのランプに異常があった場合は、このスキャンツールを使用して原因を特定します。

メモ

スキャンツールがなければ、1級整備士の私でも、正確に診断することは難しいです。現在の自動車整備には必ず必要な設備です。現在はディーラーでも小さな整備工場でも、スキャンツールを使用して自動車の故障診断を行っています。

 

写真は、スキャンツールを使用して診断した、診断結果です。

よく見ると、「P1602:始動時電源電圧低下異常」という故障を表すコード(DTC)が表示されています。

このP1602という故障コードが、どのような故障で、どのような原因で発生し、どうすれば修理できるのかについては、自動車メーカー発行の修理書を見なければなりません。

今回の場合は、ダイハツ工業が発行している、正式な修理書を参考にP1602という故障を修理しなければなりません。

補足
自動車メーカー発行の修理書は現在一般に公開されておらず、基本的には、国の認証を受けた整備工場でしか閲覧することができません。

 

さて、修理書を参考にしながら、さらに診断していった結果、この車のバッテリーに不具合がある(弱い)可能性が高いことがわかりました。

P1602という故障コードはバッテリーに不具合がある場合に出力する故障コードだったということです。

 

次に、本当にバッテリーが弱いかどうかをバッテリーテスターで点検してみます(写真)。

 

写真の白いプリント用紙がバッテリーのテスト結果です。

・充電量(SOC):74%

・健全性(SOH):55%

充電量、健全性が共に低い値になっています。

バッテリーの容量が少なくなった為に起きた不具合であることがわかったところで診断終了です。

 

原因はバッテリー。でもなぜ!?

問診や診断結果から今回の不具合を説明します。

1.冬になりバッテリー容量が低下しました

2.自動車は、バッテリーが弱くなっていると判断しました

3.自動車は、アイドリングストップを実施しないことにしました

(アイドリングストップ後のクランキング(エンジン始動)が、さらにバッテリーに負担をかけると判断したため)

4.自動車(タント)は、メータ内の「eco IDLE OFF インジケータ」を点滅させることで、ドライバーに修理(バッテリー交換)をうながしました

これが、一連のストーリーです。

つまり、原因はバッテリーの劣化です。

 

今回の診断結果からすると、バッテリーを交換すれば間違いなく直ります。

実際に相談者はバッテリーを新しいものに交換し、それ以降不具合は出ていません。

補足

「新車で買ってから2年しか経っていないので、保証で直せるんじゃないの?」と、思う方がいるかもしれませんが、残念ながらバッテリーの容量低下は保証の対象になりません。

1年以内でも対象になりません。ここは少々高価なアイドリングストップ専用のバッテリーを購入するしかなさそうです。

関連記事>>>車の保証と保証継承

 

注意

大事なことですが、今回はしっかりと診断した結果「バッテリーの劣化」と判断しました。

「エコアイドルランプが点滅したら、必ずバッテリーの劣化」ということではありません。それぞれの車に正しい診断が必要です。

実際にはエコアイドルランプ点滅する場合は、記事の通りのバッテリの容量低下が多いです。でも、診断しなければ、必ずそうとは言えないのです。

 

バッテリーの寿命

整備士は「バッテリーは何年くらい使えるか」と、お客さんから聞かれることが多くあります。

その答えについては、2〜3年などと答える整備士さんもいますが、私の場合は

「車種と使用環境によって大きく違うのでなんとも言えませんが・・・」

と、前置きをしてから答えます。

 

バッテリーの寿命は、お客さんの使用環境によって大きく変わります。

実際、使用している環境によっては、1年でダメになる場合も、5年以上使用できる場合も普通にあります。

ここは理解して欲しいところです。

今回診断した車は、新車で買ってから2年で、ダメになりました。

もし、あなたの車にも似たような不具合が出ていて「納得いかない!」と思う方は、ページ下の「さらに解説」に、私個人の感想を書きましたのでご覧ください。

 

アイドリングストップ車はバッテリーに要注意

これ、いろんなサイトに書かれています。でも違います。

注意すること→ありません

あなたが注意しなければならないことは何もありません。普通に乗るだけです。

バッテリーのことを注意しながら乗らなければならない車なんて、商品性が悪いとしか言えません。

詳しくはこちらに書きました。

>>>バッテリーに要注意!?アイドリングストップ車で気をつけること

 

まとめ

整備工場で診てもらいましょう。

アイドリングストップランプが点滅した場合は、早めに整備工場に持ち込み、しっかり点検・修理してもらいましょう。

そのまま乗り続けると、急にエンジンが指導しなくなる可能性があります。また、ランプ点滅時はアイドリングストップしないため、燃費の悪化に繋がります。

バッテリーに原因がある可能性が高いですが

3年以上、バッテリーを交換していなければ、バッテリーが原因である可能性はかなり高くなりますが、それでもやっぱり原因特定にはプロの診断技術が必要です。

エコアイドルのランプが付いたからと言って、必ずしもバッテリーの劣化が原因とは限りません。

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さらに解説

今回の診断では、新車で購入してからたった2年での「バッテリー劣化」となりました。

相談者の話をよく聞きましたが、毎日通勤で5km以上の距離を運転しており、それほどバッテリーにとって厳しい条件ではないように思いました。

もし、この先も全く同じ環境で使用すれば、10年乗り続けるのにバッテリーが5個必要です。さらに、バッテリーはアイドリングストップ専用なので、通常のタイプのバッテリーより高価です。

「アイドリングストップ機構付きの車だから、バッテリーの寿命が短いのはしょうがない」とディーラーさんあたりで言われそうですが、私が診断して感じるのは、「バッテリーの劣化が早いのではなくて、コンピュータがバッテリーの劣化判断する条件(しきい値)が厳しすぎるのでは」ということです。

つまり、バッテリーはまだ交換が必要なほど弱くなってないのに、限界の判定をしているのではないかということです。

最後の写真のバッテリーテスター結果もプリント用紙をよく見てください。実は、バッテリーテスターは容量が低下しているとしながらも、結果は良好と判断しています。

私が使用している写真のバッテリーテスターは実は辛口(ちょっとだけ弱いバッテリーをダメと判断する)として有名なテスターですが、それよりもダイハツの条件が厳しいことになります。(つまり、ダイハツはすぐバッテリーが弱いと判断するという意味)

さらに、このようにバッテリー劣化を判断した場合、車はメーターのインジケータを点滅させます。

ランプが点灯するくらいであれば、「見て見ぬふりをしてもうしばらく乗ろうかな」などと思うのですが、点滅はわずらわしいこと、この上ないです。

メーカーはアイドリングストップ車の共通の心配事である「走行中のバッテリ上がり」が起きてしまうことを恐れるがあまり、「念のため・・・念のため・・・」と言いながら、バッテリーの劣化判定をだいぶ厳しい値にしてしまったのではないか・・・。

というのがわたしの今回の診断における率直な感想です。

しかし、こんな話をディーラーさんや整備工場にしても不毛ですのであしからず・・・。あくまでも個人的な見解です。

 

以上、ダイハツ・エコアイドルランプの点滅についてでした。

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