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車のウォッシャー液の抜き方/3つの方法と注意点

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新しいウォッシャー液やガラコ用のウォッシャー液を車に入れたい場合など、車のウォッシャー液を全量入れ替えたい場合があります。そんな時には今現在車のウォッシャータンクに入っているウォッシャー液を抜く必要があります。

この記事では、一級整備士の管理人がウォッシャー液を全て抜く方法を3つ紹介します。

この記事を書いた人:きりん

元ディーラーの一級整備士で整備士ねっと管理人です。自動車整備業界に長く携わり、現在は整備業界のコンサルなども行っています。twitterでたくさんの整備士さんや業界の人と繋がっているのでチェックしていただけるとうれしいです。(seibisi_net

目次

ウィンドウ・ウォッシャー液を抜く3つの方法

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  1. ウォッシャータンクを外す方法→最も理想的に抜き取る方法
  2. ウォッシャー液を出しきる方法→最も簡単だが注意が必要
  3. 上からサイフォンの原理で抜く方法→ホース必要

車種による構造の違いや、状況によって最善の方法が異なりますので、3つの方法をよく確認してご検討ください。

1.ウォッシャータンクを外す方法

ボンネットを開け、ウォッシャータンクを外して、ひっくり返して抜く方法

これが最も理想的なウォッシャー液の抜き方です。

なぜなら、全量を完全に抜くことができることと、ウォッシャータンクを水や洗剤で洗うことが出来るからです。

問題はウォッシャータンクを簡単に外すことができるかどうかです。

外すのがとても簡単な車から難しい車まで、車種の構造によって大きく違います。ウォッシャータンクの位置を確認して、あなたが外す方法をイメージできなかった場合、整備工場に依頼するか、他の方法を考えた方が良いかもしれません。

ウォッシャータンクとは

washer tank

自動車にはウォッシャー液を貯めておく、樹脂製のタンクが装着されています。車種により異なりますが、容量は3~5リットル程度で、主にエンジンルームやフェンダーの中に装備されています。

乗用車の多くの場合、ウォッシャータンクは、フロント・フェンダーの中に搭載されていることが多いです。もし、この場所にウォッシャータンクがある場合は、一般の人には外すのは難しいでしょう。ちなみに、その場合の外し方は、タイヤを外してフェンダーライナーを外してタンクを外します。

2.ウォッシャー液を出しきる方法

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最も簡単にウォッシャー液の全量を抜く方法

エンジンを始動し、スイッチ操作によりウォッシャー液が出なくなるまで、出し続けてください。

但し、一つだけ注意点があります。

休み休みウォッシャー液を出すこと

その理由は、例えば1分間出し続ける(モーターを回し続けると)ことでモーターが過熱して壊れてしまうようなことも無いとは言えないからです。

ウォッシャー液を出すモーターは、それほど長い時間回すような想定をして設計されていない可能性があることや、経年劣化でそもそも壊れそうになっている場合もあるので、なるべくモーターにかかる負担を無くした方が無難です。

「20秒程度回して、10秒程度休む」を繰り返してゆっくりと出し切るのがいいでしょう。

よりきれいに入れ替えたい場合は、全量抜いた後に、さらに水を補充してまた抜くことで、ウォッシャータンク内をよりきれいにすることができます。

3.サイフォンの原理で抜く方法

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ホース1本だけを使って、上から吸い上げる方法

上記二つの方法で抜くことが出来ない・抜きたくない場合は、この方法が有力です。但し、この方法は3つの方法の中で、最もウォッシャー液をきれいに抜き取ることができない方法です。

この方法は、サイフォンの原理を利用します。

自動車の燃料タンクから燃料を抜く方法として、整備工場でよく使われており、東日本大震災の時にも被災地でよく使われていた方法です。サイフォンの原理というと難しく聞こえますが、誰でもできる簡単な方法です。

具体的な方法については、YouTube動画でわかりやすく公開されている方がいますので、そちらを参考にしてください。

まとめ

  1. ウォッシャータンクを外す方法→最も理想的に抜き取る方法
  2. ウォッシャー液を出しきる方法→最も簡単だが注意が必要
  3. 上からサイフォンの原理で抜く方法→ホース必要

以上、車のウォッシャータンクからウォッシャー液を抜きとる方法でした。

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