車の修理代は値引き可能/嫌がられないコツと方法を元ディーラー整備士が解説

車の修理代金も普通に値引き交渉できます。ディーラーでも同じです

しかし、自動車の修理代金の値引き交渉には、やってはいけないことや成功のコツがあります。

この記事では、自動車の整備代金を値引き交渉するコツや方法について、元ディーラー整備士の管理人が整備工場側の視点で解説します。

成功するかどうかはあなた次第です。

この記事を書いた人：きりん

元ディーラーの一級整備士で整備士ねっと管理人です。自動車整備業界に長く携わり、現在は整備業界のコンサルなども行っています。twitterでたくさんの整備士さんや業界の人と繋がっているのでチェックしていただけるとうれしいです。（seibisi_net）

車の修理代で値引き交渉する人は多いのか

たくさんいます。ディーラーでも多いです。

整備士は値引き交渉されることに慣れていますし、珍しいことでもないのでぜひチャレンジしてみてください。

但し、次の人は少し注意が必要かもしれません。

「あんな高級車に乗ってて値切ってきたよ」「あの有名人が値切ってきたよ」みたいな事を言われたくない人は、考えたほうがいいかもしれません。

また、レクサスや輸入車などの高級車ディーラーでは、おそらく値引き交渉をするお客さんが多くありません。

値引き交渉のタイミング

修理前、見積もりが提示されたときが鉄則

値引き交渉のタイミングは「修理前」です。

逆に絶対やってはいけないのは、「修理後」の値引き交渉です。

家を建てた後に「値引きしてくれ」は常識的にありえないと思います。自動車の修理も同じです。

整備工場側からすると、修理の見積もり額を提示して、お互い納得したから整備したはずなのに、修理後に値引けと言われるのは、とても嫌なことです。

値引きが成功する確率も低くなるばかりか、かなりの確率で嫌な顔をされると思いますので、絶対に避けましょう。

値引き交渉のコツ

定番の値引きのコツ・言い方

個人的には一番上の「直球」が一番好ましく思います。言ってることがよくわかりますし、シンプルでわかりやすいです。

上記のようなことを言われたら、当然整備工場サイドも一考の価値あります。

感じの悪い値引き方・言い方

整備工場側は心理的に「他に行ってください」と思います。十分注意しましょう。

整備工場側の対応・提案

整備工場側もギリギリでご飯を食べている事をわかってもらうことと、簡単に値引きしたとなれば、次回はもっと値引けると思われないようにするためです。

これらの提案が合った場合、できる限り引き受けましょう。

整備料金も納得して修理するのが気持ちがいいものです。この値引き交渉でお客様と仲良くなったり、信頼関係が生まれたりするので不思議です。

追加して値引いて貰う方法

整備内容を追加して値引いて貰う方法はかなり有効です。

この値段でいいので、オイル交換サービスしてくれませんか？そしたら修理します。

整備工場側からすると、単価が下がらないので、かなり値引きしやすいです。これはうまいやりかたです。

値引き意外で安くする方法

中古品やリビルト品を使用する

例えば、中古部品を使ったり、見た目の問題なら修理しないなど、とにかく選択肢をたくさん出してもらって、その中からあなたが決めれば最善の選択ができます。

「もう少し安く済む方法はありませんか」と、必ず聞いてください。整備の方法はいつでも一つではありません。

また、よい整備工場ほど見積もり時に選択肢をたくさん出してくれます。選択肢を示さない工場はダメです。

修理方法はあなたが決めるもの

あなたの車の修理方法は、あなたが決めるものです。整備士は、様々な提案をして、選択肢を与えて、アドバイスして、あなたに最善の選択をしてもらうことが仕事です。

良い整備工場ほど、あなたに部品や修理方法の提案をし、多くの選択肢を出してくれます。時々そのあたりを勘違いし、「修理方法はこれしかない」「これで直します」というように、整備工場が全てを決めてしまうような整備士さんや整備工場があったりして残念に思いますが、そのような整備工場は良い工場とは呼べません。

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まとめ

以上、車の修理代は値引き可能/嫌がられないコツと方法についてでした。