この記事は、軽トラックや軽バンの多くに装着されている145R12 6pr(145/80R12)のスタッドレスタイヤを探している人向けの記事です。
一級自動車整備士が、経験をもとにおすすめスタッドレスタイヤをご紹介し、最後にはお得な購入方法を紹介します。
145R12 6prを標準で装着している主な軽トラック・バン
- スズキ・キャリィ
- スズキ・エブリイ
- スズキ・スーパーキャリィ
- ダイハツ・ハイゼットトラック
- ダイハツ・ハイゼットカーゴ
- スバル・サンバートラック
- スバル・サンバーバン
- スバル・サンバーディアス(4ナンバーのみ)
- 三菱・ミニキャブトラック
- 三菱・ミニキャブバン
- マツダ・スクラムトラック
- マツダ・スクラムバン
- 日産・NT100クリッパー
- 日産・NV100クリッパー
- ホンダ・アクティトラック
- ホンダ・アクティバン
- ホンダ・バモス(12インチ)
※ホンダ車は標準タイヤが145R12 8prの場合があるので中が必要です。タイヤを購入する場合には、実際に今装着しているタイヤを確認することをおすすめします。
この記事を書いた人:きりん
積雪地に住む元ディーラー整備士で一級整備士です。現在は自動車整備業界で仕事をしつつ、整備士ねっとを運営している業界人です。ツイッターでは、たくさんの整備士さんや経営者さんと繋がっています。良かったらツイッターに遊びに来てください!
軽トラ・軽バンにおすすめのスタッドレスタイヤ
- ヨコハマ・iceGUARD iG91 for VAN
- ブリジストン・ブリザックVL1
- ダンロップ・WINTER MAXX SV01
- トーヨー・OBSERVE GARIT GIZ
当然ですが、スタッドレスタイヤは、氷の上で効きの良いタイヤを選ぶべきです。いくら安いからと言っても、あまり効かないタイヤを装着してしまうのは本末転倒です。
特に軽トラや軽バンは仕事で使う人が多く、いろんな人が運転することもあるのでなおさら「よく効く」タイヤを選びたいですね。
今回紹介する4つのタイヤは、いずれも国産メーカーのスタッドレスタイヤで、海外製と比べれば価格は高いですが、一定の安心感があります。
ぜひこの中から、あなたに合うものを選んでください。
ヨコハマ・iceGUARD iG91 for VAN

国産タイヤメーカーの中でも、スタッドレスタイヤに定評のあるのがヨコハマタイヤです。
ブランド名の「アイスガード」の名前は聞いたことがある人が多いと思います。
iceGUARD iG91 for VAN(アイスガード・アイジー91・フォア・バン)は、軽トラや軽バン用にヨコハマが製造しているタイヤで、氷上性能、耐久性、経済性を両立しているスタットレスタイヤですね。
価格も、ブリジストンに比べて安価です。
性能と価格のバランスが取れたスタッドレスタイヤで、私の一番のおすすめです。
>>>アイスガード公式ページ
価格をチェック
ブリジストン・ブリザックVL1

タイヤシェアNO1のブリジストンが軽トラック用に製造するスタッドレスタイヤがブリザックVL1(ブイエルワン)。
王道・定番で価格が高い
というのが、ブリザックの特徴です。他のスタッドレスタイヤも基本的に同じですね。
氷上性能では、おそらく他のメーカーに比べて最も高く、信頼性も高いです。「値段に関係なく、最も効くタイヤが欲しい」という人にはベストです。
特に、運転に不慣れな人や、高齢者が運転する場合には、ブリザックVL1をおすすめします。
そもそも、軽トラ・軽バン用のスタッドレスタイヤは、乗用車のスタッドレスタイヤに比べると全体的に価格が安いので、最も高価なブリザックも購入しやすいと思います。
価格をチェック
ダンロップ・WINTER MAXX SV01

ダンロップは日本のタイヤシェア2位の大手タイヤメーカーです。
そのダンロップが、軽トラ・軽バン用に製造しているのが、WINTER MAXX SV01(ウィンターマックス・エスブイゼロワン)です。
ダンロップのスタッドレスタイヤは「長く効く」というのがキャッチフレーズで、耐久性・耐摩耗性に定評があります。
そして、今回紹介する4つのスタッドレスタイヤの中では価格が最も安く(2021年現在)、
ダンロップの信頼性から考えるととてもお得です。
価格をチェック
トーヨー・OBSERVE GARIT GIZ

トーヨータイヤからはOBSERVE GARIT GIZ(オブザーブ・ガリット・ギズ)をおすすめします。
クルミの殻をコンパウンドに配合するなど特徴的な工夫で、高い氷上性能を実現しています。
OBSERVE GARIT GIZも性能と経済性を両立している、バランスの良いスタッドレスタイヤです。
3つのおすすめタイヤ購入方法
- タイヤフッド
- オートウェイ
- アマゾン
私がおすすめしたいタイヤ購入方法(サイト)は上記3つです。
御存知の通り、スタッドレスタイヤはネットで買うのがとてもお得です。軽トラック用のタイヤでも、店舗で購入するのに比べ、5,000円以上安く購入することができると思います。
ここで紹介する3つのサイトは、価格の安さ、便利さが特徴で、自信を持っておすすめできるサイトですね。
タイヤフッド

- 料金がコミコミで総合的に安い
- webサイトがシンプルでわかりやすく、選ぶのが簡単
- 全国4,800か所で取り付け可能
- 取り付けまでの料金が含まれている
- 購入したタイヤが家に来ない
タイヤフッドは購入から取り付けの申し込み、支払いまで、webサイトで一度に完了できるサイトです。
車に詳しくない人が、ネットでタイヤを購入して、安く交換してくれる整備工場を探すのは相当の労力と時間、そしてリスクがあります。そんなに簡単じゃないですね。不安もあると思いますし。
タイヤフッドは、整備工場でのタイヤ交換の予約まで行い、料金は、交換作業まですべて含まれています。
「安い」というネット通販の特徴と、「安心」というタイヤ専門店の特徴を両立させ、なおかつ、とても便利に利用できる点が人気の理由なんですね。
タイヤフッドの利用方法
タイヤを選んで→取付店舗を選んで→日時を決める
webサイトに従っていけば、5分くらいで交換の予約まで完了します。
そして、取付店舗はオートバックスをはじめ、全国に4,800か所の中から選ぶことができます。
かなり便利なサービスですので、一度サイトをのぞいてみるといいです。
タイヤフッド唯一のデメリットは、「そこまで安くない」ところです。
スタッドレスタイヤ単体の価格に関しては、後述するオートウェイの方が安いです。
タイヤフッドについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
>>>タイヤのネット購入で失敗しないコツと方法【プロの整備士が伝授します】
オートウェイ

- 格安
オートウェイは言わずと知れた、タイヤ通販サイトの最大手です。年間230万本のタイヤを販売している整備士の間でも有名なメガサイトですね。
オートウェイのwebサイトでは、タイヤフッドと同じように、車を選んで、タイヤを選んで購入します。とてもわかりやすく間違えにくいです。
ただし、オートウェイは、取り付け料金までは含まれていないので、家に届けてもらって自分で交換するか、提携している整備工場で交換してもらうことになります。
交換を依頼する場合の料金は別料金です。
タイヤの取り付けまではしてくれないので、タイヤフッドほどは便利ではありませんが、なにしろ値段がかなり安いので、一度は確認したほうが良いサイトです。私も実際に2度ほど購入したことがあります。
>>>オートウェイ
Amazon
意外に思うかも知れませんが、アマゾンはタイヤも安いです。アマゾン最強ですね。
Amazonでタイヤを購入する場合は、サイズを絶対に間違えないようにしてください。145R12 6pr(145/80R12)です。
>>>amazon タイヤ
関連記事>>>アマゾンからタイヤを買って交換する方法
まとめ
- ヨコハマ・iceGUARD iG91 for VAN
- ブリジストン・ブリザックVL1
- ダンロップ・WINTER MAXX SV01
- トーヨー・OBSERVE GARIT GIZ
軽トラック・軽バンおすすめスタッドレスタイヤは上記4つです。
いちばん重要なのは、価格の安さだけで選ばないことです。
特にスタッドレスタイヤの性能は、凍結路での事故に直結します。後で後悔しないようにしなければなりません。
仕事がら、効かないスタッドレスタイヤを装着していて、凍結路で事故を起こしてしまうお客さんを数多く見ています。本当に残念に思います。
大切な人の命を載せて走る車なので、慎重に選びましょうね。
そして、スタッドレスタイヤを購入するなら、まずはじめにタイヤフッドかオートウェイを検討してみて下さい。どちらも最近人気のタイヤ購入サイトです。
以上、軽トラ・軽バンのおすすめスタッドレスタイヤと購入方法でした。
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